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上司に言えずブラック企業勤務な方には朗報も…退職代行サービスの実態とは?

上司に言い出せなかったり、ブラック企業なだけにその恐怖心から退職を言い出せない人に代行するサービスが増加しているようです。会社を辞めるに辞められず、心身ともにすり減らす人たちにとっては救いのサービスと言えます。今後も増加しそうですが、利用者の辞め癖がついてしまわないかという懸念も残ります。

更新日: 2019年01月15日

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egawomsieteさん

■出社なしで辞められる「退職代行」話題に 何ができるの?

「EXIT」は退職時に必要な連絡を仲介するサービスだ。価格は会社員が税込5万円、アルバイトが同4万円。「ネクストサポート」と題し、2度目以降の利用は1万円の割引となるキャンペーンも実施している。

具体的に、退職代行では何をするのか。18年7月13日の取材に対し、新野氏は、

「こちらは『退職をしたい』という依頼者の意思や希望を、本人に代わって会社へ通知するだけです。逆に、会社からの連絡もこちらが間に入って本人へ伝えます。交渉事は一切しません」

と説明する。

退職が完了するまでの連絡の仲介は回数無制限。必要であれば、会社側に対して「本人には連絡をしないように」と伝えて貰うこともできる。退職届や保険証などのやり取りは郵送でも可能なため、依頼後に出社する必要もないわけだ。

新野氏によれば、依頼者の傾向は大きく2パターンに分けられる。まずは、本人が退職の意思を言い出せないケース。例えば、上司に恐怖心を抱いていたり、本人が入社直後だったりする場合だ。

もう1つが、本人が退職を申し出ているにもかかわらず、会社側から拒否されているケースだ。こうした場合での代行業務について新野氏は、「第三者が間に入ることでスムーズに話が進む場合が多いです」。その上で、

「依頼者に対しては退職を拒否するような強い態度が取れても、代行業者の我々に対して同じことを言うのは難しいのでしょう」

と話した。過去に、退職が成立しなかった依頼は1件もないという。

依頼の多い業界は「介護、建設、飲食」

代行作業にあたって、会社側とトラブルになることはないのだろうか。新野氏と共に代表を務める岡崎氏は、

「ごくたまに、ご理解を頂けない会社の担当者から責められることはあります。ですが、大きなトラブルに発展したことはありません。基本的に、こちらは本人の意思を代わりに伝えるだけですので」

とも話していた。

顧問弁護士と契約し、代行プロセスに法的な問題がないかどうかも確認済みだ。EXIT側で会社と交渉をしないルールも、弁護士の指導によるものだ。また、弁護士と契約することで、依頼者の信頼を得るための狙いもあるという。

なお、EXITがこれまでに代行した退職は約500件。依頼者は20代~40代が中心で、男女比は半々ほど。アルバイトよりも正社員からの依頼が多い。なかには、50代の依頼者もいたという。職種などの特徴について2人に聞くと、

「多いのは介護、建設、飲食。『ブラック』『人手不足』といったイメージも聞かれる業界ですが、依頼者の話を聞いていても、確かにそうした側面が強いように感じます。実際、『上司が怖いので言い出しづらい』『人手が足りないので辞めにくい』といった依頼も本当に多いですから」

という。

こうした現状があるだけに、代行作業にはスピード感を重視しているという。過去には、会社に向かう途中の社員から「もうギリギリの状態で出社ができないので、一刻も早く退職の連絡をして欲しい」との依頼を受けたこともあるそうだ。

退職代行を始めたきっかけは...

ところでなぜ、退職代行サービスを始めようと考えたのか。新野氏は「私自身もこれまでに3社を退職していまして、その度に実は...『本当に面倒くさいなあ』と感じてしまったんです」として、次のように話す。

「最初に辞めたのはソフトバンクという会社でしたが、退職が決まるまでに人事、課長、部長、統括部長、本部長との面談があって、かなりのエネルギーが必要だったんです。正直、『辞めるだけなのに、なんでこんなに大変なんだ!』と思いました。

また、同世代の社会人と話していても、『会社は辞められない』と勘違いをしている人が多いように感じます。退職は『裏切り』というイメージも未だにあるでしょう。だから、もっと退職を身近で手軽なものにできないかと考えて、このサービスを始めたんです」

こうした立ち上げの狙いを語ったうえで、新野氏は「もう1点、サービス開始後に強く感じていることがあります」と付け加える。退職の代行を利用する人に対して、「そんなことも自分で言えないのか」と否定的に感じる人もいるはずだとして、

「『そんなこと』すら言えない状況にしてしまっているのは、会社にも責任があります。部下と良好な関係を築くことは、上司の仕事ですよね。いわゆるブラック企業に入ってしまって、本人は辞めたいと悩んでいるのに、周囲の問題でそれができない。そういった若者を救うお手伝いができれば、とも考えているんですよ」

と話していた。

なお、「EXIT」がネット上で注目を集めたのは、サービスの利用者が18年7月上旬にツイッターへ体験談を投稿したことがきっかけ。一連の投稿が、「5万で全部やってくれるんなら確かに楽かも」「これ流行るんじゃない?」と大きな話題を集めたのだ。

こうした反響について岡崎氏は、「本当にSNSで話題になった影響は大きくて、今はほとんど一日中電話が鳴りやまないような状況です」と嬉しい悲鳴を上げていた。

■正社員5万円 アルバイト4万円

「退職代行」がネット上で話題になっていると知ったのは8月下旬のこと。

ツイッターには驚きの声に加え、知人などが体験したという声も相次いでいました。

「すげえ!退職代行なんてあるのか!」
「会社で退職代行使った人がいて そのおかげでパワハラ上司が今、気持ち悪いくらい優しいらしいよ」
「それだけ皆さん退職するのに苦労してるってことだよね」

話題になっていたのは退職代行サービス「EXIT」で、サイトに書かれた手続きはいたって簡単でした。いつ退職したいかなど希望を伝えたうえで、正社員なら5万円、アルバイトなら4万円の費用を振り込みます。

すると退職する意思の連絡を代行してもらえ、上司と話さなくても辞められるというのです。

■評価は賛否両論

「いざ自分が辞めるってなったら使いたい」、「言い出せない人にとってはいいサービスだ」という肯定的な声もありますが、「最初と最後をきっちりするのは一番大事なところだ」と終わりを人任せにするのはよくないと否定する声もあります。

ツイッター上の、利用するのはおかしい、悲しい、利用者の経歴にキズがつくという声の背景には、退職の意思を代行してもらうのはだらしない人間のすることだという考えがあるのだと思います。アメリカと日本の働く環境や仕事に対する考え方の違いによるものですが、雇用契約の範疇を超えた上司からの圧力を受けて辞める権利が奪われ、他人に頼るしかない状況というのは日本人からしても異様だと思うのに、外国人からすれば理解できないことでしょう。

・辞め癖がついてしまう可能性も

そもそも圧力の強い上司に意思をきちんと伝えられず、サービスに頼るというのは、コミュニケーション不足によるものでしょう。どうしても辞めたいなら、粘り強く食らいついて自分の意思を貫き通せばいいと思います。いくら上司から恨まれても、周りから嫌な奴だと思われても、その職場の人間関係が一生続くものではありません。死にたいと嘆く余力があるなら退職願を叩きつけてでも辞めるアクションを起こせばいいと思います。

そうできない人のための代行サービスなのでしょうが、気軽に利用できるために、利用する際は本当に自分に必要なことなのか考えないと、辞め癖がついてコミュニケーション力も忍耐力も養われないまま定職に着けずに年を取ることも考えられます。極端すぎるかもしれませんが、

 このような精神的な面での気軽に使えるサービスほど熟考して利用してもらいたいものです。

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