ひっそりと佇むアンソールの作品。日本で恐らく最も有名な作品(個人的印象)をみれば、「ああこの人の作品ね」と気づくかと。
アンソールはベルギー出身の画家。学術に関心はなく、一度退学してから美術を学んで王立アカデミーに入学したようです。いいですね、こういう経歴。ちなみに初期作品は風景・静物画が中心でしたが、中期以降、突如として彼のモチーフともなる仮面が作品内に出現します。彼の母親が観光客相手の土産物屋を営んでおり、そこで販売されていたカーニバル用の仮面から影響を受けたとか。受けてないとか。

で、この作品なんですけど。
アンソール作品特有の不穏さとかはあまりなく、全体的に白を基調としているため、柔らかい印象です。左から2番目のマスクをつけた人(青い眼鏡装着)の方が目立っているのは気のせいでしょうか。

ちなみに先に挙げた有名な作品は「仮面に囲まれた自画像(Self-Portrait with Masks)」です。こちらは怖い。ガルシア=マルケスの傑作、「予告された殺人の記録」(新潮文庫)の扉絵に使用されています。こちらの「仮面に囲まれた自画像」ですが、なんと日本で見れます。メナード美術館(愛知県)所蔵! ありがとう!

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