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【恐怖】日本の幽霊の定番は死装束を着て足がない...なぜでしょうか?【怪談】

日本の幽霊には足がない。海外では幽霊にちゃんと足があるんです。なぜ足がないんでしょうか。

更新日: 2018年12月04日

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日本人は幽霊好き

「妖怪ウォッチ」に「ゲゲゲの鬼太郎」、夏にはお化け屋敷が大繁盛と、日本人は世界に類を見ないお化け大好き民族

日本人は古代からずっと、幽霊・妖怪の話、怪談話が大好きなんですよ。とくに大流行するのは江戸時代

江戸時代の日本人にとって“怪異”は、娯楽のひとつともなったんです。怪異をひたすら信じていたというわけじゃないんですよ。怪異を怖がるだけじゃなくて楽しんでもいたんです

幽霊の絵

幽霊は女性が多いんですが、美しい幽霊と、極端に怖い幽霊のどちらかに分かれます。つまり美人か醜女。中間はいないんです

格好もだいたい決まっていて、髪は日本髪を解いた、さばき髪(いわゆる、ざんばら髪)。衣装は死装束の白帷子(しろかたびら)で、足がすうっと消えています。

幽霊の足がないのは・・・

足を描かなくなったのは、江戸中期くらいからで、それまでに描かれた幽霊画にはちゃんと足があります

幽霊という言葉が世間で認識され始めたのは室町時代、能が始まった頃。能では「我は・・・○○幽霊なり」と身元を名乗って登場し、寂しげでなく烏帽子を被ってピカピカの衣装で華やかに登場。昔は、あの世とこの世が行き来が出来るように繋がっていて、この世へ戻って来たときの幽霊は豪華で正装でいなきゃいけないと信じられていた。そして、足もあった

足のない幽霊の絵が売れたから定番になった

幽霊画を得意とした円山応挙が足のない幽霊を描いた。応挙が最初に足のない幽霊を描いたわけではないが、応挙の幽霊画の影響は大きく、弟子も多かったので、幽霊は足がないのが定番になっていったという説がある

幽霊画は顔の向きにも特徴があり、多くは斜めに構えていて、後ろ姿のものもあり、袖で顔を隠しているものも多いです。また、蚊帳や屏風の衝立の向こうに座っている姿が描かれることも多いです

幽霊は見てはいけない存在、あっち側の世界の住人。なかには、逆立ちしている幽霊もいます。逆立ちしているというのはこっち側と反対の世界にいることの象徴です。恨みを晴らすとまた、元の正しい向きに戻って成仏していきます

幽霊画をよく見ると、行灯(あんどん)とか灯籠(灯籠)が描かれています。明と暗が描かれることで、対象がはっきりする。明を描くことで闇の部分が目立つのです。

幽霊が描かれている背景をみると、水辺が多いんです。井戸だったり、川辺だったり。民俗学では水辺というのは境界です。出会っちゃいけないものが出会う場所です。幽霊はあっち側からこっち側に顔を出すものだから、境界となるものが背景に描かれることが多い

幽霊はあっち側からこっち側に顔を出すものだから、境界となるものが背景に描かれることが多い

江戸時代の三大幽霊

三大怪談話の主人公で、まず第一は「四谷怪談」の「お岩さん」、そして「番長皿屋敷」の「お菊さん」、さらに「牡丹灯籠」の「お露さん」です

そのほかに「真景累ヶ淵(かさねがふち)」の「お累(るい)さん」も挙げられる

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