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名作絵画と共に全世界を旅をする【メトロポリタン美術館短時間徹底攻略】

どう見るか迷うメトロポリタン美術館。今回は「絵画」「短時間」に絞った攻略法と傑作を、感想を交えて解説します! 広すぎるため、途中で休憩することも念頭に置きながら、鑑賞しましょう。

更新日: 2018年12月13日

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この記事は私がまとめました

米国三大美術館、世界四大美術館に数えられ、世界最大級の規模と最高クラスの傑作を所有するメトロポリタン美術館の「絵画に絞った」攻略法を、何度か訪問した視点から紹介します。もちろん作品の感想も! これで道に迷わない(はず)……。

kiofliesnyさん

メトロポリタン美術館とは?

詳細は割愛。ガイドブックで事足ります。
想像以上に広いことだけ念頭に置いてください。油断すると水も尽きて、都会の真ん中でしかも建物内なのに、喉からからで道に迷う可能性も十分あります。いや、ほんとに。

入場方法

ドネーションないので、下記の料金でチケットを購入します。

For visitors from outside New York State:

Adults$25
Seniors (65 and over)$17
Students$12
Members and PatronsFree
Children (under 12)Free

ちなみにこのチケット、購入から3日間であれば、分館のメットブロイヤーとクロイスターズにも入場できます! ということは、1館あたり8$前後ですね。太っ腹です。

どう攻略する? 短時間で世界をめぐる旅にでかけよう

他の美術館も行きたいので、メトロポリタン美術館で住むようにじっくり鑑賞する時間無いです、という方のためのコース。私も「初日」はこんな感じで回りました。

1、 Egyptian Artを通り抜け、古代を味わう

5番街入り口から入場して右手からエジプトエリアに向かいます。
メトロポリタン美術館の特徴的な展示が何点かありますので、絵画に絞るとはいえ、ここだけは是が非でも回ります。

考古学的な知識が豊富ならより楽しめます。私の目当ては下記だったので、このエリアはサクッと(2回道に迷いながら)通過しました。

・Temple of Dendur(デンドゥール神殿)
・Hippopotamus("William")(通称ウィリアム君)
・その他ミイラ 多数

ルートだけ紹介するのは面白くないので、作品解説感想入れます。

注目作品1 Temple of Dendur

エジプト政府から、米国へと寄贈された遺跡。太っ腹にもほどがある!
発見場所はアスワンから約50マイル南、ナイル川付近。1965年に米国にわたり、2年後にメトロポリタン美術館で展示が始まりました。

2個並んでますが、1個目はどうもファラオに祈りをささげるために作られていたようです。浮彫にはいろいろなモチーフが隠されているのでじっくり探すと面白いと思います。

ちなみにこちらの場所、今年リリース「オーシャンズ8」の舞台になりました! 周囲のプールも含めて見どころですな。ちなみにメットガラの晩餐会場で使用されました。プールに設置されているワニの彫像がいい味出してます。

確か記憶だと、この周囲のプールにオーシャン達が狙う宝石を一時的に隠してたはず……。

注目作品2 Hippopotamus ("William")

エジプトのアーティストが自然界に対して経緯と感謝を示していたことを表していると見れる。
カバの身体には川辺に生息していたと考えられる植物が記載されており、ここからカバの生息地も想像できる。
この作品は多面的でもある。というのも当時、体の大きな、ましてカバなどは危険な生物だったと考えられるし、死後の旅路の水辺でも遭遇するのではと考えられていました。
ウィリアム君は、1931年に英国のユーモア雑誌に掲載された記事に由来するそうです。

ちなみに、お土産になっているほど、知名度の高い作品ですが、あまり目立った形では設置されておりません。それどころか、他のカバや生物に混ざって(その大きさもあり)ひっそりとガラスケースの端で暮らしています。
なので、Don't miss it!

ミイラはやっぱり怖い

とにかくすごい数のミイラが展示されています。大小様々。あまりじっくり見ていると何かが起きそうな気がしたので、すーっと通り過ぎながらみてました。迫力満点です。
やっぱり怖いです。

アメリカンウイングは一旦通り抜ける

エジプトエリアを突破したら、一旦、左に曲がって、アメリカンウイングの中庭を抜けて、中央部へ向かいます。もちろん重要な作品ばかりです。なんていってもアメリカウイングですので。しかし、広すぎるメトロポリタン美術館は時間との勝負なので、先に西洋絵画を。
中庭にはティファニーのステンドグラスがあります。通り抜けるときに見えます。

Medieval Sculpture Hall でクリスマスツリーを見る

11月中旬頃から、ツリーが中世美術エリアのホールに設置されます。さすがはメット(メトロポリタン美術館略称)! ツリーを軸に展開される物語に注目!
はい、次。

ロバート・レイマン・コレクションを見る

いよいよ、ここから絵画作品の紹介(途中、彫刻も挟みます)です! 時間も場所も越えて、名作が集結したメトロポリタン美術館のコレクションの数々、ご堪能あれ。

注目作品1 Hans Memling The Annunciation

15世紀を代表するフランドルの画家、ハンス・メムリンクの一作。
当時の北方絵画の特徴である、精密描写が持ち味。「受胎告知」は、旧約聖書の「イザヤ書」および新約聖書における、有名なエピソード。神意の啓示天使ガブリエル(左)によって、処女マリア(右)が懐胎したことを伝える場面。青いマントは、マリアを示す重要なモチーフ。
ちなみに画中には純潔を表す白百合や、精霊を表す白い鳩が描かれています。
二人の天使によってマリアが支えられている点が、他の受胎告知の作品と異なっている点でしょうか。空のキャンドルホルダーはキリストを支える、マリアの役割を表すとか……。
このように、描かれたモチーフ一つ一つが意味を持つのが、受胎告知。是非、なぞ解きを。

注目作品2 Botticelli The Annunciation

今、「また受胎告知?!」って思った人結構いると思います。でも、重要で素晴らしい絵画なので、感想述べます。
一点透視図法で描かれた作品。15世紀初頭で生まれた手法があますことなく、発揮されています。ちなみにこの図法はより深みのある錯覚を生み出すために考案されたとか。モチーフの解説はしません。(面倒とかではないです)。ガブリエルはお辞儀をし、マリアは跪いていることで、より敬虔な印象を受けます。ロバート・レイマン・コレクションの核となる作品の一つ。

ちなみにボッティチェリはルネサンス期イタリアはフィレンツェ生まれの画家(1445ー1510)。メディチ家の保護を受けながら、宗教画・神話画を作成。ロレンツォ・デ・メディチの死後はサヴォナローラのフィレンツェ腐敗批判を受け、神秘的な作品を作成。ギリシャ文化の影響を受けて、「春」「ヴィーナスの誕生」などを制作したことで有名。

注目作品3 Dominique Ingres  Princesse de Broglie

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