15世紀を代表するフランドルの画家、ハンス・メムリンクの一作。
当時の北方絵画の特徴である、精密描写が持ち味。「受胎告知」は、旧約聖書の「イザヤ書」および新約聖書における、有名なエピソード。神意の啓示天使ガブリエル(左)によって、処女マリア(右)が懐胎したことを伝える場面。青いマントは、マリアを示す重要なモチーフ。
ちなみに画中には純潔を表す白百合や、精霊を表す白い鳩が描かれています。
二人の天使によってマリアが支えられている点が、他の受胎告知の作品と異なっている点でしょうか。空のキャンドルホルダーはキリストを支える、マリアの役割を表すとか……。
このように、描かれたモチーフ一つ一つが意味を持つのが、受胎告知。是非、なぞ解きを。

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