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Altria1123さん

死者からのメール

737 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/11/16 14:52
死者からメール貰ったことがあります。

もう7年も前の話です。
当時私はまだインターネットを知らず、パソコン通信をやってました。
気のあった者どうしが書き込むクローズドの掲示板みたいのがあって、
そこで仲良くなった人たちとオフでも会ったりして、楽しく付き合っていました。

そういう仲間の一人が突然亡くなりました。
最初に情報が入ったときには、タチの悪い冗談だと思ったのですが、
ご家族の方と直に連絡を取ることができて、本当だということが分かりました。
突然の事故で、葬儀は内輪で済ませた。
両親はまだパニック状態なので、焼香も遠慮して欲しいということでした。
私たちは、「落ち着いた頃に仲間で偲ぶ会でもしよう」ということで、それぞれが悲しみをこらえました。

数日後、亡くなったはずの彼からメールが届きました。
『元気?俺は今、あの世にいるよ。
 ここも案外いいところだよ。だから当分帰らない。
 世話になったな。本当にありがとう。』

738 :737 :02/11/16 15:08
びっくりして他の仲間にも確認したところ、
彼と親しくしていた人みんなにメールが送られていることが分かりました。
もちろん、全員がすぐに気が付きました。
プロバイダがやっていた、希望する日にメールが送られるサービスを利用したものだと。
そしてそれは、彼が不慮の事故などではなく、自らの意志で死を選んだことを意味するものでした。
そうでなければ、死後のメールなど送れるわけないですものね。

私はびっくりしたとか怒るとかよりも、むしろ悲しく虚しい気持ちになって、彼を許せない気持ちになって、
そういう自分が嫌でだんだん仲間から遠ざかりました。
何人かとは今でも仲良く付き合っていますが。
そのうちインターネットをやるようになって、パソ通は殆どしなくなりましたが、退会するまでには2年くらいかかりました。
ID(メールアドレス)を残しておきたかったのです。
なんだか、また彼からメールが来るのではないかという気がして。
当然ながら、そんな事はありませんでしたが。

某キャンプ場

358: 本当にあった怖い名無し 2006/07/16(日) 03:57:07 ID:7GmFvdr10

クライマーがよく集まる某キャンプ場での事。
俺ら2人が行ったのは冬季休業間近の12月上旬でした。
さすがに真冬にキャンプする物好きは少なく、俺ら以外は遥か遠くに
3~4張のテントがあるのみ。
雪もちらつく寒さの中、夕食と焚火を楽しみ、テントの中へ。
夜中に寒さで目を覚ますと、ガスバーナーに1分程火を付け、テント内を
暖め、また寝袋にもぐり込む。
深夜3時頃、連れの女が人声で目を覚ましたらしい。
テントの外で数人がずっと会話をしているらしく、恐怖を感じた彼女は
熟睡している俺を起こそうとしたが起きなかったと言う。
朝になって俺は初めてこの話を聞いた。

俺らがテントを張った場所はちょっと隔離された土地で、俺らがそこを
確保した以上、普通は他者が通り抜けたり入り込んだりしない(と思われる)
にもかかわらず、真冬の深夜3時頃に他人のテント脇で誰かが会話をすると
いうのも不可解だと思った。外はマイナス10度以下。
本当かよ?などと言いながら、まあ何かを盗まれたわけでもなく、俺自身は
あまり気にもせず、予定通り帰りの支度を始めた。

キャンプ場自体は近くの山荘が管理しており、連れが清算をしに行った。
管理人は連れに「夜は寒かったでしょう?」などと言葉を交わし、もちろん
深夜の出来事など話さなかったらしいが、管理人が突然言った。

「この前、男女2人がテントの中で死んだんですよ、ガス中毒で」
「器具の扱いには気をつけて下さいね」と。
死んだ場所ははっきりと言わなかったらしい。
清算から戻り青ざめた顔の彼女にこの話を聞かされた時、深夜の出来事を
想像すると、俺もさすがに気味の悪さを感じた。
テント場に残り酒を撒き、キャンプ場を後にした。

眠り稲

祖父が未だ子供の頃の話。


その頃の祖父は毎年夏休みになると、

祖父の兄と祖父の祖父母が暮らす、田園豊かな山麓の村に、両親と行っていたのだという。

その年も祖父は農村へ行き、遊びを良く知っている当時小学校高学年の兄と、

毎日毎日、朝から日が暮れるまで遊んでいた。


ある日、田んぼ沿いの道を、兄と虫網を持ちながら歩いていた。

幼かった祖父は、眼前に広がる見事な青々とした稲達に感動して、

思わず「すげえ。これ、全部が米になるんか」と声に出してしまったのだ。

すると「そうじゃ。この村の皆が一年間食べる分じゃ」と言いながら、祖父の麦わら帽子に手を置いた。

しばらく二人でその景観を見ていると、不意に兄が口を開いた。

「なあ、健次(祖父の名前)。『眠り稲を起こすな』って知っとるか?」

突然の質問に祖父は戸惑いながらも、首を左右に振った。

「『眠り稲』は、この村に伝わる合言葉みたいな物でな。

 『稲が眠ったみたく穂を垂れても、病気じゃないから変に心配はせんでいい』っちゅう意味らしいんじゃ」

「へえ」と、祖父は驚きと納得が混ざった様な返事をする。

この稲が全部眠る事があるのかと思うと、なんとも言えぬ不思議な気分になったという。


その夜、晩飯を食い終わり、祖父が縁側で心地よい満腹感を感じていた時、不意に兄から声がかかった。

「健次、花火せんか?」

振り向くと、大きな袋を掲げた兄が立っている。

祖父はすぐに「うん」と返事をした。

この年の子供達は、家の中では常に退屈している様な物である。

二人は履物をつっ掛け、「ぼちぼち暗なってきたから、気ぃ付けえや」の声を背に、外へ出て行った。


田んぼ沿いの道を、花火を持ちながら歩く。

赤や黄の火花に見とれながら、度々着火の為に止まる。


そのまま一帯を散歩しようかとなっていた時だった。

祖父が特別大きい花火を喜んで振り回していたら、近くの民家の窓が開き、祖父さんが怒鳴った。

「くらあ!餓鬼共!そないな物振り回して、稲が燃えて駄目になりでもしたらどないしてくれる!」

いきなり知らない大人に怒鳴られて、祖父は勿論、兄もびっくりし、涙目になって逃げだしたという。

祖父は今でも、家に帰り着いてから兄が、

「糞親父。今に見とき」と呟いたのを覚えているという。


――深夜、祖父は自分を呼ぶ声で目を覚ます。

目を開けると、徐々に輪郭を持ち始める闇の中に、兄の顔が見えたという。

「なあ、面白い事考えたんじゃ」

一体何をこんな夜中に思い付いたのだろう。

「今からあの糞親父の田んぼ行って、案山子を引っこ抜いたるんじゃ。健次も来るか?」

祖父は余りに驚き、必死で首を振って拒否した。

「そうか、行かんか。それでもええんじゃ。けだし、大人達には俺じゃって事、ばらしてくれるなよ?」

祖父は頷いた。

兄は一人で行って来るのだろうか?


兄が部屋を出て行く気配を感じたのを最後に、また祖父は深い眠りに落ちて行った。


――翌朝。

何か悪い夢を見た気がする。

祖父は目を擦りながら、家族が待つであろう一階へ降りた。

異様に静かだ。というより、誰もいない。

祖父は嫌な予感がした。

兄が取っ捕まったのじゃないだろうか?

寝間着のまま急いでわらじを履いて、外へ駆け出した。

田んぼ沿いの道を走る。


やがて例の農家が近付くと、異様な人だかりが見えた。

嫌な予感はますます強まり、人だかりを必死でかき分けて、祖父は田んぼを見たという。

――そこには、案山子があった。

いや、それは兄だった。

両足を田んぼの泥に突っ込み、両手をバランスでも取る様に水平にしている。

口からは涎が垂れ、目の焦点はあってない。

「兄やん……?」

祖父はそう言うのがやっとだった。


家族は兄を家に引きずる様にして連れ帰り、深刻な顔で話始めた。

「眠り稲を起こしよったな…」

「あれは気が触れてしまってるのう…」

幼い祖父には、なんの事か分からない。


結局祖父には何も分からないまま、その年は早く地元へ帰り、

もう毎年兄の住む農村に帰る事はなくなったという。

『眠り稲を起こすな』

この言葉の真意を祖父が知ったのは、兄の葬儀の為に最後に農村へ帰った時。

これが意味するのは、決して稲が穂を垂れても~という事じゃない。

『草木も眠る丑三つ時、田んぼに行ってはならない』という、村の暗黙の了解の様な物だったのだ。


丑三つ時の田んぼに行った兄。

タブーを犯してしまった兄に、あの夜何が起こったのかは分からない。

もしかすると、化け物に襲われたのかもしれない。


とにかく、人間には想像すらできない様な正体を持つ伝承は、

日本のあちこちに、ひっそりと息を潜めているのだという。

513 :30あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/20 01:09
建築の仕事に就いていたときの話。

台所を改装したいというお宅へ伺って、施主の奥さんと打ち合わせをしていました。
その時のご要望のひとつに、
いま嵌っている換気扇を取り払ったあと、そのまま穴が開いたままにしておいてほしい、
というのがありました。
妙な注文なので訳を聞くと、
そこを開けておくと「気の通りがいいから」だそうで。
なんでもその奥さんは、『気』でご主人がどこで何をしているのかわかるそうで、
しばしば「あれ?どこそこへ寄ったんじゃないの?」と言い当てて、ご主人を驚かせているらしい。
といっても一度だけ所在がわからなくなったことがあるらしく、
あとでご主人に聞くと、その時間「漆塗りの部屋で麻雀をしていた」とのこと。

一見、普通の奥さんが超能力者?でビックリしました。
あと、漆塗りは気を通さないってのも初耳で印象的でした。

クマ

180: 本当にあった怖い名無し 2006/07/09(日) 15:31:53 ID:PhpyNFif0
マタギは獲ったクマのいらない肉を、なるべく多くのカラスに
いきわたるよう細切れにして木に吊るし、
カラスたちに「クマのところに人間が来るとクマが死んで肉が食える」
と学習させることで、森に入るとカラスがクマの上空で騒ぐから
クマの場所まるわかりなんだって。
定期定にクマを狩り続けないと成立しないけど

池から伸びるヒモ

20年以上前、小学校低学年の頃の体験談。


両親の田舎が瀬戸内海にある島なんだけど、毎年夏休みになると帰省してた。

東京育ちの自分には、綺麗な海やら山やらで遊ぶのが物凄く楽しかった。

一番楽しみだったのは、東京ではデパートくらいでしかお目にかかれないカブトムシやらクワガタやらを、

近くの山でザクザク捕まえられる事。


その山には結構大きめの池があって、子供だけで行く事を禁止されてたんだけど、

貴重なお盆休みの、しかも早朝から虫取りなんかに付き合ってくれるような大人がいなかったんで、

その日も朝4時前から、一つ年上の従兄弟と一緒に山に突撃。


暫く二人で夢中になって虫取りしてたら、どこからかシュッシュッて感じの音が聞こえる。

最初はなんか虫とか鳥の声だろと気にしてなかったけど、よく聞いてみると、どうも子供のすすり泣きっぽい。

同じように虫取りにきた子供かな?まだ薄暗いから転んでケガでもしたのかな?

と思って、従兄弟と一緒に泣き声のする方向に向かっていったら、

池の淵で、3~4歳くらいの子供がシクシク泣いてる。

周りには誰もいない。流石にこんな小さい子が一人でいるっておかしいだろ?

と子供心に思ったんだけど、それより妙だったのが、

その子の腰の辺りに括られた帯みたいなヒモが、池の中にまで延びてる。

そのヒモを目で追ってみると、何かがプカプカ浮いてる。

そこからもヒモが延びてて、少し先に同じように浮いてる物に繋がってる。

そんな感じで、数珠繋ぎに1.5m間隔くらいで、合計6個の何だかわからん物が連なって池に浮いてる。

なんだこりゃ?と思ってたら、それまで弛んでたヒモがピン!と張って、子供が池に引っ張られてく。

あっ!と思ったその瞬間、体が動かなくなった。視界の端で、従兄弟も同じように固まってるのが分かる。

金縛りとかって概念がなかったから、軽くパニクってた。

やばいやばい、あの子何に引っ張られてんだ?もしかしてワニ?ワニって日本にいたっけ?

じゃ妖怪だ!助けて鬼太郎!(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

そんなアホな事考えてるうちにも、子供はどんどん池に向かってるんだけど、

その動き方に何か違和感を感じる。

人間が歩く時って当然足が動くはずなのに、その子は一切足を動かしてない。

氷の上を滑るように、ゆっくり池に向かってる。

アホな自分は、やっぱ妖怪パワーで引っ張られてる!という結論に達したんだけど、

流石に従兄弟は一つ年上だけあって、リアルでこの世の者じゃないと気付いたんだろう。

「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と唱え始めてた。

結局、子供が完全に池の中に消えたと同時に体が動くようになり、一目散に山を下りてった。

家に帰って、大人達にさっき見た光景を話したんだけど、興奮してるもんだから要領を得ない。

大人達も、最初はどっかの子供が溺れたんじゃないかと思って、慌てて消防団とかに連絡しかけたんだけど、

オレが「妖怪の仕業だ妖怪の仕業だ」って妙な事言うから、少し落ち着かせて、オレから細かい話を聞き出した。

そしたら信じられないって顔しながらも、何か思いあたる節があるのか、

オレと従兄弟を庭に連れ出して、塩を振りかけ始めた。


一応消防団には連絡して人を見に行かせたらしいけど、特に何もなかったらしい。

結局その後は、大人達にどうだったか聞いても、寝ぼけて夢でも見たんだろってはぐらかされるだけ。

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