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まさに生きる指針!ゴルゴ13の名言の数々

名作には名言が多いと言いますが、ハードボイルド漫画の傑作であるゴルゴ13には、数多くの名言があり、社会やビジネスにおいての指針とさえなるほど深い意味が込められています。特に主人公のゴルゴ13があまりしゃべらないキャラクタ-だからこそ、その言葉の持つ意味の重みで感嘆させられるわけです。

更新日: 2019年03月17日

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egawomsieteさん

・「仕事(ビジネス)だ」

◆SPコミックス第19巻所収/第77話「ジェット・ストリーム」より
ゴルゴがハイジャックに遭遇したが、じっと動かず、成り行きを静観していた。しかし、ゴルゴが機内にいる事を知ったイギリス情報部が暗号文で、事件の解決をゴルゴに依頼するや否や、たちまち4人の犯人たちを始末した。

事件解決後、政府関係者から賞賛されたゴルゴは、ただ「仕事(ビジネス)だ」とつぶやいて立ち去る。仕事なのだから完璧にやって当たり前、賞賛など無用、ビジネスマンなら一度は言ってみたいセリフである。

・「その"正義"とやらはお前たちだけの正義じゃないのか?」

ベトナム戦争以来アメリカ国民に蔓延している、地上戦に対するアレルギーを払拭するため、アメリカのとある軍需産業の会社が開発した戦闘用装甲兵ロボットSDR2。

そのデモンストレーションとして計画を指揮したペンタゴンの幹部は、世界中のテロリストを集めて小島で殺し合いをさせ、その中にSDR2を送り込みました。生き残ったテロリストとSDR2の戦いがくり広げられるなか、不幸にもゴルゴはこの島に飛行機で不時着してしまいます。

SDR2に次々と始末されるテロリスト、そのなかで最後まで残ったSDR2の操縦者が、戦闘による心的障害を起こしたと判断した幹部は引きあげを命じますが、そこでゴルゴが発見されてしまいます。幹部はただちにゴルゴの始末を命じるのです。

しかしSDR2とゴルゴの勝負はゴルゴの勝利に終わり、ロボットは大破。それに驚愕した幹部はすかさずゴルゴを呼びつけ、どんな状況下でも戦えるような兵士を養成するため、アメリカ軍の軍事顧問になるように命令をします。

ゴルゴは断りますが、その際になぜ装甲兵ロボットの実戦デモにテロリストを選んだのかと問いました。彼らの答えは、幾百万というアメリカ兵の犠牲のうえに築きあげた秩序や正義を、テロリストたちは簡単に崩壊させる、いわば許さざる者だからということでした。

そのときのゴルゴは次のように答えます。

「その"正義"とやらはお前たちだけの正義じゃないのか?」(『ゴルゴ13』148巻より引用)

正義ほど定義のあいまいな、そして身勝手なものはないということをひと言で表現した名言です。

・「思い出は懐かしむだけにしておく事だ……」

かつて毛沢東とともに激動の時代を歩んだ老将軍が、毛沢東の細胞を手に入れ、彼のクローンを大量に作り出し、そのなかでもっとも優秀な「クローン毛沢東」とともに、中国の中央政府に謀反を起こそうと企んでいました。その情報を察知した中央政府はゴルゴに、首謀者である老将軍の抹殺を依頼します。

ゴルゴはクローンの毛沢東が育てられている複数の実験場を短時間で制圧し、最後に首謀者である老将軍と対峙しました。

その時老将軍は、腐敗した中央政府を立て直すためにはもう1度毛沢東が立たないといけないと言いますが、ゴルゴは、中国人民が欲していないからそのような人物は現れないのだと言います。

そして、毛沢東と過ごしたかつての栄光を再び味わおうと企てるなんて、最後の革命戦士も老いたものだと言い、老将軍を撃つのです。

絶命していく老将軍に向かって、ゴルゴはこう言います。

「思い出は懐かしむだけにしておく事だ……」(『ゴルゴ13』第143巻より引用)

ゴルゴは決して過去の栄光に囚われることはありません。彼が見ているのは目の前の現実だからです。この生き方を私たちも学んでいくべきではないでしょうか。

・『10%の才能と20%の努力 そして30%の臆病さ。残る40%は 運だろう・・・な』

運命は性格の中に在る・・・と言ったのは芥川龍之介ですが50年も修羅場を生きて来たゴルゴの凄さに納得の名言ではないでしょうか

・「プロの掟を知っているな? プロは二重に仕事をひきうけないことだ」

「二兎を追う者一兎をも得ず」のゴルゴ13的表現といえばいいでしょうか。二重取りをしないのはゴルゴさんの鉄則なのです。40巻に収録されている『蝶を射つ!!』に登場する名言です。

・「俺は犠牲になる気はない…自分が生き抜くために、やるのだ」

ハイジャック犯の搭乗した飛行機に乗り合わせたゴルゴ13が、ハイジャック犯の殲滅(せんめつ)と爆弾処理に乗り出すときのせりふです。サバイバルへの強い意志が感じられますね。134巻に収録された『高度7000メートル』に登場する名言です。

・俺がうさぎ(ラビット)の様に臆病だからだ

不良仲間に臆病者(ラビット)と呼ばれて馬鹿にされる少年に、ゴルゴ13が言った名言です。「だが臆病のせいでこうして生きている。虎(タイガー)のような男はその勇猛さのおかげで、早死にすることになりかねない。強すぎるのは弱すぎるのと同様に自分の命を縮めるものだ」とセリフが続きます。

虎のように大きく勇猛に見える、そしてその経歴もスナイパーとしてはスーパースター的存在である大人の男性が、少年に自分をウサギであると語ることに衝撃を受けます。自分の弱さを知り、臆病なほど慎重に動くことによって、裏の世界を生き抜いてきた彼だからこそ、重く響く名言です。

・善意に甘えるほど危険なものはない

ゴルゴ13が師事した師匠に、束脩(授業料)を渡そうとするのですが、(ゴルゴ13のデキが良すぎたため)師匠がそれを断ります。それに対して彼が言った名言です。

ゴルゴ13は、自分でできないことは信頼できる専門家に助力を依頼し、必ずそれに見合った報酬を渡します。それはお金であり、またいざという時の助力です。どのような形であれ、絶対的に借りをつくることを嫌うのです。それは相手から、予期せぬタイミングでとんでもない見返りを要求されることを防ぐためです。

彼自身の、プロとして中立を保つためであり、何者にも囚われずに生きていくために必要な心掛けです。これは普通の日常でも使うことができそうです。甘えさせてもらって、そのときは良くても、後々面倒な縁ができてしまった、などとと言うことがないように、付き合いが浅い人にはゴルゴ13風に線引きするといいでしょう。

・未熟な者に「いつか」は決して訪れない

自分が未熟であったことに、死ぬ寸前でようやく気が付いたウガンダの若い兵士に、ゴルゴ13が言ったセリフです。常に生きるか死ぬかのギリギリのラインにいるゴルゴ13が言うからこその重みのある名言ですが、社会で経験を積んだビジネスマンにも言える言葉です。

先述しましたが、臆病であるが故の用心深さ、慎重さが彼の生存率を上げているのです。何事にも妥協せず、一度の油断が命取りであるという覚悟を持って物事にあたると、出世するかもしれません。

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