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新人賞4賞受賞の快挙!真藤順丈のおすすめ小説7選

第160回直木賞の候補作品として「宝島」が選出された真藤順丈さん。幅広いジャンルを手がける真藤順丈さんのおすすめ小説をまとめました。(宝島、地図男、庵堂三兄弟の聖職、墓頭、畦と銃、バイブルDX、RANK)

更新日: 2019年01月09日

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sryamaさん

★『宝島』

英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。

「宝島」真藤順丈(講談社)読了。 この沸き上がる気持ちをどう表現したら良いのか分からない。とても熱い物語だった。 私は沖縄を知らない。知らなさすぎる。 もう戦後ではないと言われて久しいが、沖縄の立ち位置はそれほど変わっていない。 本土にいる人間として、意識を向けて考えようと思う。

真藤順丈さん「宝島」(講談社)読了。 戦後間もなくから返還までの沖縄での物語。1人の英雄の3人の幼馴染のあまりにも熱いドラマ。 面白い。物凄く面白い。熱量凄い。 ラスト付近はずっと全力疾走しているようだった。 まさに超弩級のエンタテインメント小説。 もう次の本屋大賞これでいい。 pic.twitter.com/5PRctnczJU

真藤順丈『宝島』(講談社)、読了。想像以上に圧倒的かつ濃密な読書になった。沖縄戦後史を踏まえた物語なので、当然のことながらヘビーなエピソードもたくさん出てくるのだが、それでも「おもしろい」としかいいようがない。この読後感、しばらく他の物語が読めないかも……それくらい圧倒された。

★『地図男』

仕事中の〈俺〉は、ある日、大判の関東地域地図帖を小脇に抱えた奇妙な漂浪者に遭遇する。地図帖にはびっしりと、男の紡ぎだした土地ごとの物語が書き込まれていた。

真藤順丈『地図男』読了。土地にまつわる物語を地図帳に書きこむ男と、その物語の読者となった男の話。夜ごと繰り広げられる東京23区の区章争奪戦とか、たぎるわ…!!文体のグルーヴ感もすごかった。

『地図男』読了。日本地図を抱え物語を紡ぎながら彷徨する男と、その読者の物語。妄想と記録と、その正体を探すミステリー的な展開でありながら、地図男が語り書きとめるエピソードも小気味よく、それでいてせつない。もっと長編で読みたかった、と思うシューサク。

「地図男」読了。こういうぐちゃぐちゃして見える中に一本伏線がちらちら見えてそこに収束して行くのはすきだなぁ。

★『庵堂三兄弟の聖職』

遺体から様々な製品を作り出す「遺工」を家業とする庵堂家。父の七回忌を期に、当代の遺工師である長男・正太郎のもと久々に三兄弟が集まるが、かつてない難しい依頼が舞い込んで!?

真藤順丈「庵堂三兄弟の聖職」を読了。 第15回日本ホラー小説大賞受賞作であるが、個人的にはこれをホラー小説だとは思わない。これは、「遺工師」という架空の職業を軸に描かれた人間ドラマだ。 上手く言えないが、ジャンルの枠組みを超えた「物語」としての小説を久しぶりに読んだ気がした。

『庵堂三兄弟の聖職』読了。面白かった。あまりホラー小説を読まない人に対するとっかかりやすさとホラー小説に欲しい重さを兼ね備えている感じ。個人的な好みもあるけれど男性的な文章がある程度情緒をカットしていて読みやすかったかと。

「庵堂三兄弟の聖職」読了。突拍子がなくて勢いがあって読後感が悪くてよかった。

★『墓頭』

双子の片割れの死体が埋まったこぶを頭に持ち、周りの人間を死に追いやる宿命を背負った男―ボズ。香港九龍城、カンボジア内戦など、戦後アジアを生きた男の壮大な一代記。

真藤順丈『墓頭』を読了。生まれながらに彼は墓だった。頭の中に死体を持つ数奇な宿命の男ボズの、激動と狂乱のアジアを舞台にした一代記。失踪した父の行方を捜す青年が、南洋の島で謎多き男「墓頭ーボズ」の人生の聞き手になるという濃密なハードボイルド物語。完読するのに体力使うが、面白い

「墓頭」読了。 本当に、面白かった… アジアンピカレスク浪漫。 死と暴力と呪縛と謎に包まれた「生まれながらにして墓だった男」の人生。 最近重厚で面白い本読んでねえなっていう人、これを読みなさい。

真藤順丈『墓頭』、読了。頭部に死体(バニシング・ツイン)が埋まったまま生まれた異形の男「墓頭(ボズ)」の一代記であり、彼に関わる人々の壮絶な運命を容赦なく綴った濃密な叙事詩でも。その過剰なまでの凄惨さに賛否は分かれるだろうが、個人的にはただただ圧倒されっ放しだった。

★『畦と銃』

茅葺き屋根が寄り合う退屈な村・ミナギ。あくどい手段で村を変えていく地主と“ネオ農”との壮絶な争いを描く「拳銃と農夫」。林野庁の女性職員が樹上で叫び訴える「第二次間伐戦争」。

真藤順丈『畦と銃』を読了。「農業×レジスタンス」「林業×ロックフェス」「畜産業×ジハード」――大地とともに生きる者たちの熱き魂の咆哮を、力強いタッチで描いた怪作。「畦(=第1次産業)」と「銃(=蜂起)」のコラボが何ともファンキー。新たな、そして特異な才能を持った作家の登場に拍手。

『畦と銃』読了。久しぶりに、夏の新潟県の水田風景を見に行きたくなった。

真藤順丈「畦と銃」読了。おれがド田舎出身てのもあるかもしれないけど、おもしろかったなあ(特に第2部)。ヒリヒリするような狂熱、そこはなとない切なさ、破壊と再生、なんていうかロックンロールを感じる小説なんだよなあ(※ただし、内容は農業・林業・畜産の第一次産業です)。

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