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全部読みたい!第160回芥川賞の候補作品まとめ

2019年1月16日に選考会が行われる第160回芥川賞の候補作品をまとめました。(ニムロッド、ジャップ・ン・ロール・ヒーロー、戦場のレビヤタン、居た場所、平成くん、さようなら、1R1分34秒)

更新日: 2019年01月12日

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sryamaさん

第160回芥川賞の選考会は、2019年1月16日(水)に行われます。

候補作は全6作品
・上田岳弘『ニムロッド』
・鴻池留衣『ジャップ・ン・ロール・ヒーロー』
・砂川文次『戦場のレビヤタン』
・高山羽根子『居た場所』
・古市憲寿『平成くん、さようなら』
・町屋良平『1R1分34秒』

平成最後となる芥川賞候補作が選出、順当にけば実力・実績とも申し分ない上田岳弘だろうけど、先般受賞した高橋弘希と上田岳弘に並んで町屋良平も新人の中では群を抜いてると思っている上、鴻池留衣も才能ありありだから激戦回。#小説家志望

★『ニムロッド』 上田岳弘

仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。……

芥川賞候補になった、#上田岳弘 さんの『#ニムロッド 』(『#群像 』2018年12月号)読了しました。デビュー作にもつながる、錬金術の現代版、仮想通貨を題材に、ダメな飛行機セレクションや、サリンジャー、バベルの塔など、読みやすく一日で読み終えました。芥川賞を獲って欲しいです。

変な時間におきて、上田岳弘氏の『ニムロッド』読んでた。群像12月号。すごい面白い。まさかサトシナカモトが出てくるとは。確かに文学的な存在だよな

上田岳弘「ニムロッド」(群像12月号)、すごくよかった。日本初(?)のビットコイン文学で、これまで上田岳弘が追究してきた主題の延長線上にありながら、ものすごくキャッチーで、唯一無二で、エモーショナル。上田作品は「私の恋人」が頭一つ抜けて好きだったんだけど、これもそれぐらい好き

★『ジャップ・ン・ロール・ヒーロー』 鴻池留衣

原曲を丸パクりして証明すると嘯くギタリストの喜三郎に惹かれる僕。慶大生バンドの戯れは、やがて歴史的陰謀の情報戦へと巻き込まれてゆく。

先月の新潮に載ってたジャップ・ン・ロール・ヒーローすごい面白かったし頭ん中で喜三郎くんの外見がずっとキタニタツヤさんで再生されていた

つぶやいたとて何がどうなるでもないけれど、胸が珍しい機嫌の良さで溢れている。あのですね、鴻池留衣の「ジャップ・ン・ロール・ヒーロー」がちらっと読み出しただけでも面白くてですね……

鴻池留衣『ジャップ・ン・ロール・ヒーロー』(新潮9月)。純文学というフィールドをとことん遊び場にできるというのも才能で、前作同様ネットを素材に、今回はウィキペディアそのものを文学にしてしまうという力技。私は読みながら興奮を隠せなかった。書き換え可能という含みが、私の心を掴んでいる。 pic.twitter.com/ElkjaE6zLd

★『戦場のレビヤタン』 砂川文次

国系の石油プラントを守るため、イラクの紛争地帯に進んで身を投じた武装警備員のKは、キルクークからアルビルへ伸びる国道を北上していた。

「戦場のレビヤタン」を読む。社会の中で日常生活を送ることに耐えかねて戦場に行ったけれどそこもまた社会だったというなんかやるせない話。そして誰が統御しているわけではない巨大なシステムのなかで、やはり平凡な日常を感じるという。

戦場のレビヤタンが芥川賞取れるとほんとううれしい。

砂川文次「戦場のレビヤタン」(文學界12月) 武装警備員としてイラクで警護に当たる元自衛隊員。生死の実感、実感実感実感ー!なんてもの…。死から離れてのうのう生活する我々を「豚のような生」と戦地からかける言葉は、だけど批判じゃない レビヤタン 可愛い響きだけれど リヴァイアサン

★『居た場所』 高山羽根子

かつて実習留学生としてやってきた私の妻・小翠。表示されない海沿いの街の地図を片手に、私と彼女の旅が始まる。

芥川賞候補になったということで、読んでなかった文藝冬号の高山羽根子「居た場所」読んだ。解釈が読み手に委ねられる作品。 「場所の不確か性」を突きつけるというテーマかな。思えば「場所」は個々人のアイデンティティ形成の重要な要素だが、確固たるもののようで実は不確かなのかもしれない。

高山羽根子の「居た場所」 ものすごいものを読んでしまった。オブジェクタムも良かったが、これはちょっと格が違うのでは…タイプは違えど、初めて村田沙耶香を読んだ時以来の衝撃。

『文藝』所収の高山羽根子「居た場所」、なんだかすっごくよかった。 なんにもわからないけど、あたたかな手ごたえが残った。

★『平成くん、さようなら』 古市憲寿

平成を象徴する人物としてメディアに取り上げられ、現代的な生活を送る「平成くん」は合理的でクール、性的な接触を好まない。ある日突然、平成の終わりと共に安楽死をしたいと恋人の愛に告げる。

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