広軌高速鉄道建設要綱(案)
 第1 日  的       。
 国有鉄道の東海道線は、現在殆んど輸送限度に達し。速やかに画期的な増強を要する事態にある。東海道の大量大単位位の客貨の輸送方式は、今後の交通文化水準においては高度に近代化された広軌による鉄道、即ち『地平線上を飛ぶ船舶』であり、航空機の速度と船舶の輸送量とを鉄道の保安度の上に総合したものでなけれぱならない。
 この鉄道の建設により、画期的な客貨の輸送による産業の理想的育成、・資本の効率的使用および国民生活領域の拡大を期するとともに、日本の客貨輸送の大半を占める東海道の近代的交通体系を形成せしめ、日木経済の飛躍的発展を促進するものである。
 本鉄道は東京~大阪間を第1次営業範囲とし、大阪~博多、東京~札幌に輸送の要請により業務を拡張するものとする。
 第2 計画概要
  1.広軌新報は、第1次事業として東京から大阪に至る約530km延長の主要都市間を最短距離・最短時間で結ぶ。
 i)運転時間約2時間30分(200km/h)
 ii)旅客駅は中間主要都市6~10駅とする。
 iii)貨物駅は50~70kmごとに都市郊外に設置し、駅を中心として自動車運搬網を形成し、戸口から戸口の輸送および連絡輸送を便にし、貨物の超速達化をはかる。貨物ヤードは不要である。
 iv)動力方式は電気で、線路は複線であり、市街地は高架乃至地下鉄道とする。
  2.この鉄道は世界最高水準の規格による設備により経営上最も合理的な形式を有するものである。
  3.この鉄道は。国家・民間および場合により一部外資をもって建設し、経営は特殊法人による。総事業費約1,500億円。ただし、一部の業務について民間経営を行うことができる。

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