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この記事は私がまとめました

Altria1123さん

岩場

654: 全裸隊 ◆CH99uyNUDE 2005/05/28(土) 08:33:26 ID:590J4eYs0
ひんやりと湿った岩が掌に貼り付く。
まずは右手、右足。
右手中指が数ミリの突起をとらえ、指先を曲げた。
靴にくるまれた爪先が岩のくぼみを感じ、しっかり体重を乗せると、
続いて左半身が岩を求め、動き始める。
土、枯葉、緑の匂いが混じりあい、肺を満たす。
目の前、全身を預ける岩からは、強く苔が匂っている。
気温が上がる前の、沢筋にある岩場特有の空気がたまらなく好きだ。
登ったからといって、達成感を強く感じるような岩を登る機会は少ない。
岩に貼り付いている「感じ」が俺にとって大きな魅力だ。
黒く湿った岩の割れ目から冷たい空気が漏れ出している。
顔を寄せると、そこだけ渇いた空気が流れ出していた。

そこに目が現れた。
人の目だ。
もろに視線がかち合った。

相手は岩の割れ目の向こう側。
大きく見開かれた誰かの目。
おそらく、俺の目も同じように見開かれ、相手はそれを見ているだろう。

声を出したのは向こうだった。
「何これ・・・」
「これって何だよ」
俺は声も出ない。
下を見ると、まだ2メートルも登っていない。
再び視線を割れ目に戻すと、そこにはまだ目が据えられたままだ。

だが
相手は小さく叫ぶと、落ちた。
向こう側から、指や靴などが岩にこすれ、滑る音が聞こえた。

俺は飛び降りた。
傍目には、落ちたようにしか見えないだろう。
仲間が俺を笑っている。
そりゃそうだ。落ちるような岩ではない。

岩の割れ目から流れ出ていた空気を、思った。
渇いたあの空気は、沢の空気ではなかった。
もっと、地面から高く離れた場所の空気だった。

向こう側の彼は、どれくらい落ちたのだろう。

無口な友人

埼玉県入間市の藤井義雄さん(仮名)が不思議な怪異現象に出会ったのは去年の事 

梅雨入り直前の季節で妙に蒸し暑い夜だった。



その日は以前より大親友の村松一夫さん(仮名)と渓流釣りに出掛ける予定だったが 急きょ親戚の葬儀に参列しなければならなくなった藤井さんは今回はあきらめてキャンセルとし村松さんは別の友人と二人で予定どおり釣竿をかついで出掛けて行ったのである。


藤井さんは葬祭場に出向いて忙しく立ち働きせっかく楽しみにしていた釣りには行けず一日中慌ただしく過ごしたのである。

夜 疲れて帰ってきた藤井さんは奥さんと亡くなった親戚の思いで話などかわしながら夕食の箸を進めていた。

「ところで話は変わるけど村松さんたち釣りはどうだっただろう」

「そうだな後で携帯に電話でもしてみるか」等と言っているうちに玄関のチャイムが鳴った。

藤井さんが玄関を開けるとたった今思い浮かべていた村松さんだ。

「ああどうも。これはどうでした。」

と釣竿を持ち竿先をしならせる素振りを見せて尋ねたが何故か村松さんは楽しそうではない様子で押し黙って立っているのだ。

「それにしても早かったじゃないですか。ところで夕食は済んだんですか?もしよかったら何も無いですけど一緒にどうですか?」

だが、依然として口を開こうともせず普段と違い別人のように元気がない。

「ああ~ わかった。釣りが全然駄目で早々に引き揚げてきたんでしょう~っ。」

と少しおどけてみせるも相変わらず無反応だ。

「まあ おあがりください」

すすめられると村松さんは入ってきたがいつものように自宅に上がろうとはせず玄関の置いてある椅子に座った。

「どうしちゃったんですからしくないですね。そんな所に掛けなくたってこちらへどうぞ。」と応接間に誘うと立ち上がったが 相変わらず無言である。

「今女房に冷たい麦茶でももってこさせましょう。それにしても今日は蒸し暑いですね・・・」と藤井さんはいったん居間に入って食べかけの夕飯に端をつけた。

「それにしても変だな。村松さん。」

「どうなさったの?」

「うん それがちょっと様子がおかしいんだ。ああ今応接間に通してあるから麦茶でも出してくれないか。」

(それにしても一体何なんだ。普段ならあまり遠慮などしないはずなのに・・・あんな村松さん見た事もないなぁ。)藤井さんは村松さんにどお対応しようものかと色々策を練る事にした。

「あなた、麦茶お出ししますよ。」

食事中の主人に声をかけながら応接室に入っていった。

だが、村松さんはどこへ行ってしまったのだろう。

何処を探しても姿が見当たらない。

麦茶を盆にのせたまま 奥さんはしばしポカンと立っていた。

「まあ、黙って帰るなんて失礼だわ」

玄関のドアを押し開けて辺りを見渡したが、姿はやはりない。

室内に戻り主人に話すと

「チェッ どうかしてるよ。仏頂面して人の家に来てお茶も無視して黙って帰るなんて。いくら村松さんでも許せないな‼」

藤井さんの気持ちももっともである。

勝手な村松さんの行動にいささか不愉快な思いをさせられた藤井さん夫婦はすっかり生ぬるくなった麦茶を飲みながら白け気っていた。

と その時、電話のベルが鳴って奥さんが受話器を取った。

「もしもし ああ村松さんの奥さん・・・えええ‼ そんな‼・・・」

受話器を持ったままの奥さんの体が、がくがくと震えているのがよく解る。

「どうしたんだ‼ 何かあったのか‼」

「村松さんが・・・死んだって・・・川で・・・」

「死んだ???そんな馬鹿な!だってさっきまでここにいたじゃないか‼」

奥さんは黙って首を横に振るとやや気を取り直し村松さんの奥さんからの電話で今日の昼過ぎに亡くなったとの事だ。

夫婦は無言で立ち尽くし重苦しい空気に包まれ二人の顔からは血の気が失われていた。

どうやら村松さんは友人と二人で目的地の釣り場に足を運ぶと程よい場所を探しそこを釣り場と決めわくわくしながら支度を開始した。

ところが、昨日までの雨で岩場の底が水嵩のため変化しやすくなっていたのだろうか?

グラリと揺れた瞬間友人が手を差し伸べる暇も無くあっという間に急流の中に吸い込まれてしまったのである。

友人の通報により警察や地元の消防団の捜索の結果約一時間後に村松さんの水死体が発見された。


説明するまでも無く先程現れたのは村松さんの亡霊だったのである。

藤井さんは悩んだ。

(もし自分が一緒に行っていたなら死なずに済んだかもしれない・・・)

(いや やはり村松さんの運命としか言いようがない。)

自分にそお 言い聞かせた。


藤井さんは今でも渓流釣りを最高の趣味として休日には多方面に出掛けるが 使用している釣竿は生前の村松さん愛用のものである。

その釣竿を手に川面を見つめていると亡くなったその日わざわざ自分の家を訪ねてくれた村松さんを供養しているようなそんな気持ちになるのだと言う。

アメリカに住んでいたころの話

7 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/06/22(金) 15:22
じゃあオレも、アメリカに住んでた頃の話。

よく映画で見るようなフツーの住宅街。
うちは玄関の前になんていうのかな、こうベンチみたいなブランコがあったんだよ。
ちょっとしか揺れないやつ、年寄りがマターリ子供が庭で遊ぶのを眺めるためのやつだよ。

夕方、友達ん家から帰ってくると、子供がベンチで横になってる。知らない子供。
オレも子供だったけど、学校でも見たことのない(つまりこの近所にはいない)子供だった。
金髪で青い目の普通の子。でも顔色は悪かった。


9 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/06/22(金) 15:28
人んちの玄関の前で横になってるなんてなんか変だったし、顔色も悪かったから、
(もちろん英語で)「そこでなにしてるの?」って聞いたら、

「気分が良くないんだ」
悲しそうな声だった。
「病気なの?」
「わからない」
救急車呼ばなきゃ!って玄関開けて、「ママー!」って叫んで、
母ちゃんがなんだなんだと焦って駆けてくる足音がして、
ふっとまたベンチのほうを見たら、もう誰もいなかった。
道路へ続くコンクリートを歩く音も、芝生を踏む音も、ベンチが揺れる音もなかった。
ベンチもまったく揺れてなかった。
ベンチに触れてみた。
子供心に、体温が残ってるはずだと思った。
それらしいぬくもりは感じられなかった。
母ちゃんが来て「どうしたの?」って聞かれたけど、「なんでもない」って言っておいた。

10 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/06/22(金) 15:31
日本に帰る前に一度だけまたこの子見た。
同じように友達の家から帰った夕方、またベンチに寝てた。遠くから金色に輝く髪の毛が確認できた。
2回目はやばっと思って、一度友達の家に戻ろうと家に背を向けて・・・・
なにを思ったか好奇心で振り返ったら、誰もいなかった。

この家だと他にも変なコトがたくさんあった。


11 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/06/22(金) 15:37
>>7 >>9,10
以前その家に居た子かしらね?<金髪くん

ほかの話も聞かせてくだせい


12 :7,9,10 :2001/06/22(金) 15:44
>>11じゃあお言葉に甘えて

ガレージは、車からリモコン一発でガラガラガラガラってすごい音で開くようなやつだった。
オレは当時ゲームオタクで一日中ゲームしてて、親とでかけるのがイヤだった。
その日もマターリ一人留守番しながらウィザードリィ5。

ガラガラガラガラといつもの音がして、ガレージから廊下へ続く古びたとがきしむ音。
「おかえりー!」と同時にこっちに走ってくる足音。
振り向くと、隣の姉貴の部屋のほうへフリルのついた靴下を履いた足が通り過ぎた。


13 :7,9,10 :2001/06/22(金) 15:48
もう一度「おかえりー!」って叫んでも返事がない。
あれれ?ともう一度「おかえりー!」って叫んでみた。あれれ?買ってきた荷物をおろしてるのかな?と。
ガレージに向かう・・・先ほどと同じ音をたててきしむドア。
ひょいとガレージを覗きこむと、真っ暗なガレージはもぬけの空。
姉ちゃんだけおろしてまたでかけたかな?と姉の部屋に向かうも誰もいない。
歩き回ったけど結局オレしかいなかった・・・。
だいたい当時姉貴はアニメオタクで、フリルのついた靴下なんて履かないし、
今思うと姉貴はでぶってて、あんなに足細くなかったなあ・・・

絵皿

641: 本当にあった怖い名無し 2005/05/27(金) 10:06:44 ID:CAEwm8VS0
私の親父に聞いた話。
親父に関する逸話は家にまつわる怖い話で出しているが
これは山に関するモノなのでここに書かせていただきます。
彼はよく一人で登山を楽しむのだが、15年ほど前、四国のとある深山に行った折りのこと。
その山には何度か行ったことがあるのだが、
いつも深夜近くまで藪のような獣道を漕いで歩き電力会社の小屋に寝泊まりする。
その日も真夜中近くに到着していつも通り、土間の真ん中に寝袋を広げて休もうとした。
しかしうとうと仕掛けるとなぜか遠くから女の子が数人で談笑する声が聞こえてくる。
お散歩かいな、ものすごい山奥の、しかも真夜中にモノ好きがいるもんやな、
などと考えて寝ようとするとまた声が遠く近くに聞こえてくる。
落ち着かないながらも強引に目を閉じると

今度は背中をごろごろと圧されるようで寝苦しい。
平らな土間の真ん中に寝ているのに、なぜか背中に当たるモノがある。
おかしな胸騒ぎがして寝袋をめくり
その下の踏み固められた土をそこらにあった板で掘ってみた。
するとオランダかどこかの絵皿が一枚、地中深くから出土したそうな。
ピンク色の地に白い帽子をかぶり、長いスカートの女の子の絵が手書きで描かれたものだが、
それを掘り起こして「なんか得した気分♪」と安心して眠り、
しっかり持ち帰って飾っていた親父。
その皿はいまだに実家の食器棚の下にしまってある。

逢瀬階段

バイト仲間の友人の話です。

その人の作り話かなーとおもったんですが

全く繋がりのない人にこの話をすると

昔そんな話聞いたことある、なんていうので

ひょっとしたら全国的な話なのかな、と思い

情報収集の意味でも投稿してみました。


バイト仲間の友人の地元に伝わるおまじない?だそうです。

その人たちは「逢瀬階段」と呼んでいたそうで

(子供の頃は「おおせ」て人の名字と思ってたらしいw)

深夜0時、37段か48段か54段の階段を二人で手を繋いで

雨にまつわる歌を歌いながら上ると、階段を上りきったとこで

会いたい人に会える、という話。

いくつかルールがあって、

・実行中は繋いだ手を離してはいけない

・階段を上りきるまで、自分の足元に視線を向けよそ見してはいけない

・歌以外に会話をしたり声を発してはいけない

・実行している様子を人に見られてはいけない

・もし成功しても、終わって階段を下りるまで手を離してはいけない


といった感じでした。ひょっとしたら他にもあったかも。

うまく行くと階段を上がっている最中に小雨がぱらついてくるので

そうなった時点で↑のルールを破ってしまうと

失敗するだけではなくて悪いことが起こるらしいです。

その人のお兄ちゃんは失敗して階段から落ちて足の骨を折ったとか。


自分も実行してみたいのですが、少ない友人にオカルト好きがいなくて

なかなか試す機会がありませんw

似たような話をご存知の方がおりましたら、ぜひご一報ください!

そして、もし条件に合う階段が近くにある人はぜひ試してみてください!w

天井から降りた影

199 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :2001/06/28(木) 22:38
高校の時に友人の家に泊まったら、
天井裏から降りてきた白っぽい人影が、部屋の中うろうろ歩き回ってた事がありましたよ。
金縛りとかはなかったけど、
そいつが暫く部屋をうろついた後、台所の方に消えていって、
また部屋に戻ってきたところで恐怖心が頂点に達したのか気を失っちゃったみたいで、起きたら朝だった。

友人が用意してくれた朝飯を食べながら恐る恐る聞いてみたら、
「あ、やっぱり来てた?」だって。
なんでも、そのアパートに越してきた頃からたまに出てて、
初めは驚いたけど、馴れちゃったんであまり気にしないで住んでるんだとか。
で、それまでは友達とか泊めてる時は出てこなかったんだけど、俺が泊まった夜はそいつが夢に出てきて、
『おどかしちゃったみたいだから謝っといてくれ』みたいな事を言われたんだって。

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