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作品は編集者の力量で決まる…のか !?(一般書編)

編集者は普段あまり表に出ることがありませんが、ヒットする小説や漫画など書籍には必ず才能あふれる編集者の存在があります。裏方でありながら大きな影響力を持っている編集者の方々を紹介します。

更新日: 2019年01月22日

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この記事は私がまとめました

編集者は普段あまり表に出ることがありませんが、ヒットする小説や漫画など書籍には必ず才能あふれる編集者の存在があります。裏方でありながら大きな影響力を持っている編集者の方々を紹介します。

m.satoakiさん

〇編集者のまとめを作ろうと思った理由

私が編集という仕事に興味を持つようになったのは矢沢永吉さんの「成り上がり」という本がきっかけです。出版は1978年ですが、私が読んだのは20年後くらいでしょうか。あまりに昔過ぎて正確な日にちは覚えていません。

この本は矢沢さんのサクセスストーリーですが、単にアーティストの成功譚が書かれているのではありません。矢沢さんという一人の青年がビッグを求めて戦う生き様がつづられています。また、「人として成長する内面の過程」がつづられています。そうしたところがベストセラーになった理由だと思います。

読書から数年後、私は、この本は当時若手コピーライターとして名前を知られるようになっていた糸井さんが「聞き書き」をして作られたことを知りました。糸井さんとは現在「ほぼ日」で活躍しているあの糸井重里さんです。

ここで私にある疑問が湧きました。
「糸井さんを『起用する』ということは、糸井さんよりも偉い人がいるのか?」

だって、偉くないと「人を起用」などできないじゃないですか。これが私が編集という仕事に興味を持ったきっかけです。小説や漫画などでは編集者の力がとても大きいようです。そこで、業界では有名なはずですが、「世の中的にはあまり知られていない編集者の方々を紹介したい」という思いに至りました。

ちなみに、糸井さんを起用した「偉い人」は島本脩二さんという方ですが、まずはこの方からはじめることにします。なお、私は業界人ではありませんのでここで紹介する方はあくまで「たまたま私が調べることができた」という選定基準であることをご了承ください。

〇 編集の仕事とは

作品を作っているのは作者で、編集者はそれを世の中に出すお手伝いをしている

売れるようにする=いろんな人に好きになってもらうのが編集者

編集者の仕事の流れは、大きく以下のようになっています。
1.企画を立ち上げる
2.予算どりを行う
3.取材をする(自分たちで行うか、外部に依頼)
4.できあがった記事を編集し、商業出版できるようにデザインする
5.原稿を印刷所へ渡す
6.次の企画の準備

編集者の働き方は大きく、出版社に勤務する人、その下請けの編集プロダクションに勤務する人、フリーランスで働く人の3種類に分けることができます。

〇島本脩二さん

矢沢さんは当初この「成り上がり」というタイトルに難色を示していたそうです。それを糸井さんが説得して実現した本です。糸井さんの才能の一端が垣間見えるエピソードです。

まだ売り出し中の若手コピーライターでしかなかった糸井さんの才能を見抜き抜擢した島本さんは凄い!

矢沢永吉さんのミュージシャンとしての名声を決定づけたベストセラー『成りあがり』は、島本さんが最初に手掛けた単行本でした。『週刊ポスト』編集部をスタートに、写真と音楽が島本さんの専門になっていきます。『GORO』を手掛けた70年半ばからは印刷技術が進歩し、4色刷り(カラー)のいわゆるグラビア雑誌が安く作れる時代に突入!

その後、島本さんは、写真と音楽の雑誌『写楽』を創刊。オシキリさんにとっても80年代カルチャーの象徴だったYMOの3人がやると聞いて、島本さんは絶対に人気が出ると踏んだそう。そしてなんと『写楽』の創刊イベントを武道館で開催!伝説的な出来事でした。

1946年生まれ。小学館で、雑誌「週刊ポスト」「GORO」「写楽」に携わり、書籍では「矢沢永吉・成り上がり」などを企画・編集した編集者。岩合光昭「おきて」「クジラの海」、三好和義「地球の楽園」、石川賢治「月光浴」など、数々の写真集も担当。現在は、フリーの編集者。

成り上がり」で編集者としてデビューして"成り上がりの島本"といわれていた人が、「日本国憲法」の大ヒットで"日本国憲法"の島本といわれ、いま「世界のともだち」シリーズで、"世界のともだち"の島本になった

〇柿内芳文さん

この本にはいろいろな編集者さんが関係しているようで、柿内さんだけをあげるのは適切ではないようにも思えます。ですが、柿内さんは『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』、『嫌われる勇気』などのヒット作も世に出していますので実力のある人であるのは間違いのないところです。

一応こちらも参考にどうぞ。
https://tsutaya.tsite.jp/news/magazine/i/38077981/index

ほかには、『最高学府はバカだらけ』『就活のバカヤロー』『ウェブはバカと暇人のもの』などがあります。

柿内 芳文(かきうち よしふみ、1978年 - )は、日本の編集者。星海社新書編集長。
東京都町田市出身。聖光学院高等学校、慶應義塾大学文学部卒業後、光文社での勤務を経て2010年より星海社に移籍。
光文社時代には164万部を売り上げた『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』のほか、『99.9%は仮説』『若者はなぜ3年で辞めるのか?』『江戸三〇〇藩 最後の藩主』『ウェブはバカと暇人のもの』など、担当書籍でベストセラーを連発している

〇箕輪厚介さん

実は、私が編集者のまとめを作ろうと思ったのは箕輪さんの活躍があったからです。箕輪さんは「死ぬこと以外はかすり傷」という本を出していますが、編集者の枠を超えて活躍しています。

こちらを読みますと、箕輪さんの「人となり」がわかります。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57188

双葉社に在籍していたにもかかわらず、幻冬舎の社長の本を出すなんでいかに破天荒な発想をしているかがわかります。その後、幻冬舎に移籍していますが…。

早稲田大学第一文学部卒。株式会社幻冬舎所属。 株式会社エクソダス取締役。CAMPFIRE community チェアマン。堀江貴文イノベーション大学校で特任教授。『ネオヒルズジャパン』与沢翼 創刊NewsPicks Book創刊。 自身のオンラインサロン「箕輪編集室」を主宰。合同会社波の上商店を設立。

もうすでに編集者の枠を飛び越えています。私からしますと、若き日の見城徹さんを彷彿させるようなビジネスライフを送っているように映ります。お付き合いをしている人を見ますと「ジジ殺し」の感は否めません。

〇見城徹さん

この本は編集者という立場ではなく著作ですが、見城さんという人物像を表している本と言えそうです。

この本は大半を尾崎豊さんのことで占められていた記憶がありますが、そのほかにも郷ひろみさんの本を出版するエピソードも印象に残っています。

1950年12月29日、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。
静岡県立清水南高等学校を卒業し、慶應義塾大学法学部に進む。

大学卒業後、廣済堂出版に入社。自身で企画した初めての『公文式算数の秘密』が38万部のベストセラー。
1975年、角川書店に入社。『野性時代』副編集長を経て、『月刊カドカワ』編集長に。つかこうへい『蒲田行進曲』、有明夏夫『大浪花諸人往来』、村松友視『時代屋の女房』、山田詠美『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』、景山民夫『遠い海から来たCOO』の5つの直木賞作品を担当し、森村誠一『人間の証明』、五木寛之『燃える秋』、村上龍『トパーズ』等々のベストセラーを手がけた。

1993年、取締役編集部長の役職を最後に角川書店を退社。部下5人と幻冬舎を設立、代表取締役社長に就任。設立後、五木寛之『大河の一滴』『人生の目的』、石原慎太郎『弟』『老いてこそ人生』、唐沢寿明『ふたり』、郷ひろみ『ダディ』、天童荒太『永遠の仔』、梁石日『血と骨』、向山貴彦『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』、村上龍『13歳のハローワーク』、上大岡トメ『キッパリ!』、木藤亜也『1リットルの涙』、山田宗樹『嫌われ松子の一生』、劇団ひとり『陰日向に咲く』の14作のミリオンセラーをはじめ、小林よしのり『新・ゴーマニズム宣言・戦争論1 - 3』、白川道『天国への階段』、細川貂々『ツレがうつになりまして。』、村上龍『半島を出よ』、渡辺淳一『愛の流刑地』、宮部みゆき『名もなき毒』など、ベストセラーを送り出した。

〇松田哲夫さん

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