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どっちに行けばいい?精神科と心療内科の違い

心の悩みを抱えた時、専門家に相談するのは大切なことです。しかし、精神科にするか、心療内科にするか迷い、お困りの方もいるかもしれません。受診の判断のために必要な情報をまとめました。

更新日: 2019年03月07日

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この記事は私がまとめました

明確な基準はあるものの、あいまいになっている精神科と心療内科の違い。「精神科に通うようになったら大変」というような偏見も散見されます。このまとめでは、精神科と心療内科の違いを明確にしながら、その実際を知っていただければと思います。

精神科と心療内科があるのは知っているけど、具体的な違いはあまり知られていない

心療内科と精神科の違いってもしかして皆が知ってる常識なのか

本来、精神科と心療内科とは、学問的背景も、取り扱う病気の種類も違います。

【このまとめの概要】

◎精神科はこんな時に行くと良い

●心の症状(不安感、不眠、イライラ、幻覚や幻聴、妄想など)が出てきたとき

◎心療内科はこんな時に行くと良い

●ストレスが原因となる体の症状(頭痛やめまい、吐き気、動悸など)が出てきた時

精神科の特徴

精神科は精神疾患を専門に扱う科です。
わかりやすく言えば心の症状、心の病気を扱う科であるということです。心の症状とは、不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想などのことです。

「精神科」、「神経科」、「精神神経科」は同じものです。どれかが書いてある場合や、併記してある場合は、「うつ病」「統合失調症」「神経症性障害」などのこころの病気を診ている、精神科の医療機関と考えて間違いありません。

例:東大病院精神神経科の場合

治療方針

基本的に薬による治療が中心であり、補助的に無けいれんECT、作業療法、デイホスピタル、ソーシャルワークを行っています。

対象疾患

・ 統合失調症などの精神病性障害
・ 躁うつ病・うつ病などの気分障害
・ 不安障害・パニック障害などの神経症性障害
・ 認知症などの老年期精神障害/器質性精神障害
・ 発達障害
・ てんかん

心療内科の特徴

強いストレス要因に長期間さらされると、うつ病などの精神的不調を生じることがありますが、たいていの場合、その前段階として身体的不調が現れます。その代表が頭痛、めまい、動悸、息苦しさ、震え、全身のしびれや痛み、便秘・下痢などのいわゆる自律神経症状と呼ばれる症状です。

「心療内科」は、身体的な症状の改善を図るため「内科医」が担当することもありますし、症状が「からだ」と「こころ」の両方の領域にまたがっていることが多いため、「精神科医」が担当することもあります。

病気の身体面でのデータを十分に踏まえたうえで、これに影響している心理的・社会的な因子の役割を正しく評価して、病人全体を治そうとするものです。

歴史的には、メンタルなものに興味のある内科医が、心身症などを心療内科で診てきた経緯があります。しかし今日では、神経科、精神科より心療内科が好まれる傾向があり、神経科、精神科の代名詞になっているという実態があります。

例:東大病院心療内科の場合

治療方針

身体面と心理社会面から心身医学的診断を行い、以下にあげる心身医学的な治療を行います。
一般内科ないしは臨床各科と連携しての、身体治療、生活指導
面接による心理療法(一般心理療法、認知行動療法)、薬物療法、リラクセーション法(自律訓練法) など

対象疾患

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