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世界一のクルマ社会国家に変化?アメリカ合衆国の「公共交通」がいまアツい!

アメリカというと、日本のような鉄道が充実しておらず、広大なフリーウェイを大量の車が走り回るクルマ社会が最も進んだ国というイメージを抱きがち。しかしこの頃、どうやら変化の兆しが起きているようだ。いまやアメリカではクルマ移動は時代遅れ。「公共交通」の時代が来ているというのだ

更新日: 2019年01月21日

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21世紀のアメリカは、クルマ社会から卒業する!?日本人も注目の全米公共交通事情の最先端を調べる

gudachanさん

全米で最も住みたい街・ポートランドの背景に「脱クルマ社会」

太平洋に面したオレゴン州最大都市ポートランドは、最近、アメリカで最も住みたい街として話題となっている。1970年代までは従来型のクルマ社会だったが、市街地の高速道路を解体して次世代型路面電車(LRT)の路線網を整備。徒歩と自転車と公共交通のみで生活できるコンパクトシティを実現した、脱クルマ社会化の先進地なのだ

ポートランドは決まっていた高速道路の計画を中止し、その資金でLRTを建設、大成功を治めた都市として注目されている。

ポートランドを大きく変えたのが70年代の高速道路計画中止にはじまる交通改革。今では自転車通勤が10%以上、そして路面電車が市民の足として欠かせない街に。

ポートランドでは1986年に最初のLRT路線が開業し、2001年にストリートカーが走り始めた。現在はLRT5路線、ストリートカー3路線を擁している。総延長は約110キロメートルと、日本最大の路面電車ネットワークを持つ広島電鉄の約3倍になる。

“脱・車社会”を決断したポートランドの朝は、川沿いでヨガやジョギングを楽しむ人たちの横を、通勤・通学するサイクリストが数多く通り過ぎます。道路には広い自転車専用レーンがあり、バスや電車などの公共交通機関への自転車の持ち込みも許可されています。

路線バスの常識を変える新交通システム「BRT」はアメリカが先進地

アメリカでは近年、新交通システムBRTを導入する都市が急増中だ。クルマ社会ゆえに広大な道路幅を有効活用し、BRT走行専用車線や鉄道駅に近い水準の停留所(トランジットセンター)を設置し、マイカー移動からの転換を促している

一般車両用の道路とくぎったバス専用レーンや完全に分離したバス専用道路を設けてバスを運行させる新交通システム。バス・ラピッド・トランジットBus Rapid Transitの略で、バス高速輸送システムともいう。従来の路線バスのように交通渋滞の影響を受けないため、定時運行ができる。

アメリカをはじめ海外では国内各地で普及しているBRTですが、専用の道路や電車の駅のような停留所が設けられ、鉄道の代わりとして利用されています。

カリフォルニア州ロサンゼルスに導入されたオレンジラインはその代表例。一般車線とは区別されたBRT専用道路を連接バスが行きかう光景は圧巻だ

ロサンゼルスは典型的な車社会の都市であり、近年は路線バスが公共交通の主役であったが、1990年代後半以降、LRTやBRTなどの幹線的公共交通ネットワークが整備されるなど、公共交通以外の施策も重点的に行われている。特に2005年に開業したBRTの路線であるオレンジラインは、一般車線と平面交差で交差する構造で整備が安価なシステムとして注目されている。

2005年に開業したBRT。OrangeLineと呼ばれており、57人が乗車できる連接式のCNGバスにより運行されている。連接バスの中央部には自転車の積み込み空間も確保されている。

全米各地に日本の新幹線やリニアが走る!?高速道路計画も進む

広いアメリカで国内の都市間移動といえばもっぱら
高速道路か長距離なら飛行機だったが、各地で高速鉄道計画が浮上。一部ではすでに着工している路線もある。日本の新幹線やリニアモーターカーが導入される可能性もあるが、あのイーロン・マスク氏の「ハイパーループ」構想との競合も発生。どちらにしても未来が楽しみだ

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