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太宰治だけじゃない!「文豪」を描いた日本映画

「文豪」と呼ばれる大作家(小説家)の中には、その作品が原作なだけでなく、本人が主人公という映画も少なくない。太宰治『人間失格』、永井荷風『濹東綺譚』、内田百閒『まあだだよ』、『宮澤賢治 その愛』、『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』。

更新日: 2019年10月12日

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aku1215さん

◆小栗旬が太宰治役を演じる映画『人間失格』

小栗旬と映画『さくらん』『ヘルタースケルター』の蜷川実花が初タッグを組み、作家・太宰治の代表作を映画化する『人間失格』。

累計1200万部以上の売り上げを誇る『人間失格』は、太宰が死の直前に発表した遺作。本作ではその誕生秘話を、太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実を基にしたフィクションとして初めて映画化。

膨大なリサーチを経て、太宰治の恋と生涯をサスペンスフルに、スキャンダラスに、エロティックに、蜷川ならではの新解釈とビジュアルで描き出す。

・太宰を巡る3人の女性たちには豪華女優陣

左から宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ

宮沢が演じるのは、太宰の正妻・津島美知子。2人の子供を育て、3人目を身ごもりながら、奔放な夫を支えて家庭を守り、作家の妻の鑑と称される、芯が強く凛とした包容力あふれる女性像を魅せる。

沢尻は、太宰の愛人かつ弟子であり、彼の子供を欲しいと願う太田静子役で出演。二階堂は太宰と恋に落ち、ともに死にたいと思うようになる若き未亡人・山崎富栄を演じる。

◆まだまだある「文豪」を描いた日本映画

▼『濹東綺譚』(1992)

監督:新藤兼人
脚本:新藤兼人
原作:永井荷風
出演:津川雅彦、墨田ユキ

永井荷風の同名小説の主人公を荷風自身に置き換えて、新藤兼人監督が映像化した文芸大作。

良家の長男として生まれ育った荷風。父の意向に反し、早くから文学の道を志した荷風は、やがて玉ノ井の娼家でお雪と出会う。世の中の底辺に生きながらも清らかな心を持つお雪に、荷風は運命的なものを感じ、57歳にしてついに結婚の約束をする。

墨田ユキ扮するチャーミングな遊女もさることながら、一代の放蕩児という役柄をギラギラせず、すべてを受け流すような自然体で演じた津川雅彦の荷風が爽快な後味を残す。

▼『まあだだよ』(1993)

監督:黒澤明
脚本:黒澤明
出演:松村達雄、香川京子、井川比佐志、所ジョージ、寺尾聰

黒澤明監督が敬愛する随筆家・内田百閒と教え子たちの交流を、ほのぼのとしたタッチで描いた監督83才の遺作となった作品。

昭和18年の春。先生は生徒たちに、作家活動に専念するために学校を去ることを告げる。しかし、退職後引っ越した家にも門下生たちは遊びにやってくるようになる。

主人公の先生役には「どですかでん」以来の黒澤作品出演となる松村達雄が扮し、また門下生の一人として所ジョージが黒澤作品に初出演をして話題となった。

▼『宮澤賢治 その愛』(1996)

監督:神山征二郎
脚本:新藤兼人
出演:三上博史、仲代達矢、八千草薫、酒井美紀、牧瀬里穂

宮澤賢治の、愛と苦悩に満ちた半生を描いた伝記ドラマ。

父との衝突、最愛の妹の死、貧しい農民への報われない愛…。純粋な心で故郷の農民、そして人々の幸福を求めた宮澤賢治の軌跡を描く。

主演は「スワロウテイル」の三上博史。共演に「EAST MEETS WEST」の仲代達矢、「いつかどこかで」の八千草薫、「ひめゆりの塔(1995)」の酒井美紀、「犯人に願いを」の中山忍、「四姉妹物語」の牧瀬里穂ほか。

◆『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』(2012)

文豪として確固たる地位を築きながら、私兵的団体「楯の会」を結成した三島由紀夫とメンバーの姿を追ったドラマ。

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