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読んだ時の衝撃が忘れられない!Twitterで見かけた『不条理すぎる小説』

読む人を選ぶかもしれませんが、好きな人にはたまらない作品です。(箱男、俺俺、不時着する流星たち、ニンギョウがニンギョウ、懲戒の部屋 自選ホラー傑作集1、廃墟建築士)

更新日: 2019年02月20日

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sryamaさん

★『箱男』 安部公房

ダンボール箱を頭からすっぽりとかぶり、都市を彷徨する箱男は、覗き窓から何を見つめるのだろう。一切の帰属を捨て去り、存在証明を放棄することで彼が求め、そして得たものは?

昨日、箱男読みおわりました。構成がすごく凝ってて、二週目推奨小説だったので改めて読み直したい作品。阿部公房らしい不条理世界観に加えてミスリード的なお遊びもあって、これは小説ならではだなって思う。最後に真相が分かって改めて最初から読んだ時に全然違う視点で読めるのって楽しくて好き。

また、「箱男」読み始めている。氏の不条理な題材で、社会のそれを浮き彫りにする文体、表現が昔から好きで特にこの作品は過去何度も読み返している。 余談だが、富田勲氏と並ぶ、シンセサイザー使用の先駆者でもある(知る人ぞ知るですが)

安部公房『箱男』 #読了 本当に斬新な小説でした。語り手が「見る」「見られる」の関係をめぐってコロコロと変わり、またどこまでが現実でどこからが語り手の空想なのか、読み終わってもわかりません。 けど全然理解出来てないのに、面白くて読んでしまうのは何でなんだろう…深く読み込みたい1冊。 pic.twitter.com/W3vlGhBCTa

★『俺俺』 星野智幸

なりゆきでオレオレ詐欺をしてしまった俺は、気付いたら別の俺になっていた。上司も俺だし母親も俺、俺ではない俺、俺たち俺俺。俺でありすぎて、もう何が何だかわからない。

星野智幸「俺俺」読了。久しぶりに不条理小説を読んだけど、虚構の世界がリアルに描けていて面白かった。後半の展開にビックリ。

星野智幸「俺俺」読了。他者が俺だったらと云うグロテスクなユートピアなのかと思いきや、グロテスクなディストピアだった。境界線が曖昧になってゆく時点で怖かった。かなりのホラー。

俺俺読了。ユーモア、サスペンス、サイコ、サバイバル、ホラー、家族、同僚等々色んな要素満載!単に不条理な世界ではないので何度も読みたくなる小説でした。ヱビスとビッグマックをお供に。それと、映画を先に観たので田島は完全に加瀬亮さんで再現されました(´∀`)

★『不時着する流星たち』 小川洋子

盲目の祖父は、家中を歩いて考えつく限りの点と点を結び、その間の距離を測っては僕に記録させた。足音と歩数のつぶやきが一つに溶け合い、音楽のようになって耳に届いてくる。

不時着する流星たち/小川洋子/角川書店 読了。とうとう読み終わってしまった。毎晩眠る前に楽しんでいた、密やかで美しい不条理と歪な冷たさと温かさで包み完結した小さな世界。物語ひとつひとつのモチーフに耀く星の欠片が。この本は夜と眠りの間に1篇がふさわしい。夜の闇がやさしくなります。

小川洋子著「不時着する流星たち」読了。題名が素敵!ということで読み始めるが、内容は不条理小説。文体も洗練されていて、あゝ!小説を読んでいると実感でき、楽しい。でも、10編も続くと早く開放されたくなった。

「不時着する流星たち」小川洋子 実在の人や事からインスピレーションを受け、織り成した十の短編。 うつらうつらと居眠りをして、目を覚ました途端、零れ落ちる砂のように忘れてしまう。あれほどに繊細で美しかったのに。儚く消えて不思議な余韻だけが残る作品。 #読了 #不時着する流星たち #小川洋子 pic.twitter.com/H6WqLvld0l

★『ニンギョウがニンギョウ』 西尾維新

映画を見に行くことになったのは妹が死んでしまったからだ。私は平素より視覚情報に関しては淡白を貫く主義なので、映画を見るのは実に5年振りのこととなり、妹が死んだのも、矢張り5年振りだった。

「ニンギョウがニンギョウ」は残念ながら自分の理解力では及ぶべくもなかったので、あちこちの感想を見たら「安部工房みたいな~」という一文を見つけて深く納得の巻。不条理小説だったのか!

不条理系とか謎が謎のまま終わっている系は好きかもしれない。西尾作品で一番好きなのはニンギョウがニンギョウなんだけど高校の時の先輩の「お前、熊の少女に似てるよね」というコメントの意味は未だにわからない

西尾維新さんのニンギョウがニンギョウ読みたくなった…1㎝あるかないかの分厚さで立派な装丁?のしてある1500円もした最初から最後まで何いってるのか何が言いたいのか全くわからない本← 全く意味わからんのにすごい引き込まれてすごい好きな作品 読みたい…

★『懲戒の部屋 自選ホラー傑作集1』 筒井康隆

いっさい逃げ場なしの悪夢的状況。それでも、どす黒い狂気は次から次へと襲いかかる。痴漢に間違われたサラリーマンが女権保護委員会に監禁され、男として最も恐ろしい「懲戒」を受ける。

筒井康隆の「懲戒部屋」の話は不条理で後味悪い最悪な怖さ、それが面白いんだけど。 #今まで読んだ中で一番こわい短編小説

筒井康隆氏「懲戒の部屋」。自選ホラー短編集。シュールで不条理だが、事件のきっかけ自体は誰しも経験しうるものが多い。誰かをうっかり罵倒したり、うっかり切符をなくしたり。そうした条理常識の境をいきつ戻りつしながら、結末は不条理に引きずり込まれる。恐怖より狂気を感じるさすがの筆致。

筒井康隆『懲戒の部屋』読了。大学入学直後に読んだ「走る取的」が衝撃的で、同作品も含めて加速度的にのしかかる怖さや気味悪さ、といったテイストの本書をブックオフで見つけ即座に購入。「乗越駅の懲罰」の蟻地獄的な怖さ、「蟹甲癬」の吐き気を催すほどの気持ち悪さは、さすが筒井氏と再認識。

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