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この記事は私がまとめました

鉄道ジャーナリストの加藤好啓です。今回は、151系の発展と言うことでまとめさせていただきました。つばめ・はとの電車化に関しては、昭和33年の「こだま」運転開始前から検討されていたようです。お恥ずかしながら私も初めて知りました。

blackcat_katさん

つばめ・はとの電車化は、昭和33年10月から検討されていたという事実

昨日は、151系電車は大人気で、急きょ増備することになったと言うお話をさせていただきましたが、実は昭和33年10月の、「こだま」運転開始前から検討はされていたそうです、そこで問題になったのは、「こだま」は、2・3等車のみの編成でありながら冷暖房完備であるのに対し、「つばめ・はと」は1等展望車並びに食堂車以外は非冷房では差が付き過ぎることから、検討されたのですが、その時は、「こだま」号が運転開始前であり、当時は客車にするか電車にするか決目兼ねていたのでした。

こだま号が運転を開始する一か月前の昭和33年10月に、「つばめ・はと」の扱いをどうするのかと言うことで、すでの検討がこの時期から始められていたそうですが、客車列車では電車並みの大幅なスピードアップが難しいことや、【当時は、「こだま」は6時間50分運転、「つばめ・はと」は、7時間30分、「こだま」が全車両冷房であるにもかかわらず、「つばめ・はと」は、一等車と食堂車以外は非冷房であったこと、等、サービスに大きな差が出ることなどから諸々の検討がなされたようです。
特に、「つばめ・はと」は、国際的にも国鉄の代表列車であり、それなりの風格が求められことから、食堂車や展望車の類いをどうするのか考えられていました。

出典交通技術 昭和34年4月号

この時点では、まだ結論は出せないとして、さくら用の編成を「つばめ・はと」に一時的に流用できないか(当時の記事では、「へいわ用客車」という表記になっていました。)と行った検討もされたそうですが、流石に寝台車中心の車両を昼行特急に使うわけには行かないと言うことでこの案は却下されています。
明けて、昭和34年2月初めに、再び検討委員会が開かれ、協議の結果、新設需要による誘発は多く、急行などから転移した人が多いという結論に達したと言うことです。

出典交通技術 昭和34年4月号

EH10を使って昭和31年に高速試験が行われていた。

EH1015-スハフ42-ナハ10-ナハ10-マヤ38であり、画像のスハ74は、オハフ46の誤植

回想の旅客者【上】から引用

昭和31年には、EH1015が歯数比を変更して高速試験が行われたのも、当時としては長距離列車は、客車列車というイメージがあったからでした。
結果的には、昭和34年7月に高速試験で151系が163km/h記録するに及んで、「特急つばめ・はと」も電車化して共通運用を図る方針が決められたと言います。

展望車に代わる車両として開発されたパーラーカーと本格的食堂車

計画では、電車の編成は12両編成で、モーターは6両までに抑えられることになりました。
これは沼津以西の電力事情があったからと言われています。(昭和35年2月、交通技術2月号)
なお、1等展望車に代わる特別2等車の設計は時間がかかるため、比較的設計のまとまりやすい2等電動車4両(モロ151・150各2両)と3等付随車(サハ150 4両)を使って昭和34年12月から、「特急こだま」は12両編成化されました。
その後、第2次増備車として、サシ151、クロ151が落成して、順次こだまの編成も置き換えられて最終的に、「特急こだま」と「つばめ・はと」は共通運用されることになりました。

豪華な特別車 パーラーカー

特にクロ151は展望車に代わる車両として非常に特徴的で、4人区分室と一人掛座席14脚を備えた開放室からなり、中央部に設けられた出入り口があり、車端にはサービスコーナーが設けられていました。
設計当初は、進行方向に向かって27度斜め外向きが定位として設計され、オットマン(足置き台)が使用できるようになっていました。
改良型では、椅子と一体型になり、任意の位置で使用できるようになっていました。
また、壁は吸音効果を期待して織物貼りになっていたそうで、車両における織物を貼った例は、国鉄では100系新幹線にも見ることが出来ました。
座席の上には厚さ8㎜の強化ガラスによる幅80㎝の荷棚が設けられていたそうです。
なお、区分室は車体幅いっぱいを使ったもので、乗務員通路部分とは床に設置したマガジンラックでかろうじて区分される程度であり、ひかり天井方式、荷棚はハットラック式となっていました。
ちなみに、国鉄で光天井方式を採用したのは、クロ151区分室以外では、クロ157で、貴賓室に光天井方式を採用していました。
JR東日本が253系で区分室付のグリーン車を連結していた時期がありますが、この区分室では、完全に通路とは仕切られる形となっており、クロ151と比較すると狭苦しく感じられたものでした。

たて1m×よこ2mの大型窓が特徴
電車のアルバムⅠより引用

椅子上部の棚がハットラック式の荷物棚
天井は光天井方式

このように窓際に向けることが出来るようになっていた。

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