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豪華キャストじゃないけれど…実は面白い「冬ドラマ」

豪華キャストを揃えた派手なドラマではないけれど、面白いと絶賛されている冬ドラマ。小芝風花『トクサツガガガ』、濱田岳『フルーツ宅配便』、高橋一生×永作博美『みかづき』、石橋菜津美『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』、山口紗弥加×白石聖『絶対正義』。

更新日: 2019年03月23日

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aku1215さん

◆『トクサツガガガ』 (金曜夜10時、NHK)

小芝風花が連ドラ初主演で、特撮をこよなく愛する“隠れオタク”な商社勤めのOL・仲村叶に扮(ふん)する。

周囲にオタクだとバレることを怖れ、コソコソとオタク生活を楽しむ彼女の日常がコミカルに描かれていく。

・こだわり抜いた作品づくりで満足度も急上昇中

同ドラマはオリコンのドラマ満足度調査「ドラマバリュー」で、初回56Ptから第2話で79Pt(100Pt満点)へと急上昇。今期ドラマのなかでも高い支持を集めている。

アクション監督やスーツアクター、声優を特撮関係者で固めていたり、劇中内に登場するヒーローや怪人の造形、ガチャポンなどのグッズも素晴らしかったりと、特撮ファンが歓喜するこだわりぶり。

特撮というモチーフも、小芝の主演起用も、「全力で攻めるぞ」という『ドラマ10』の気概を感じる。ヒーローのディテールやオタク隠しのコメディなど、映像化困難な要素もきっちり。時間、人、お金が贅沢に使われている。

◆『フルーツ宅配便』(金曜深夜0時12分、テレビ東京)

風俗嬢の悲喜こもごもを描いた鈴木良雄氏の『フルーツ宅配便』(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載)を、主演・濱田岳、監督・白石和彌氏で映像化。

東京で勤めていた会社が倒産し、故郷に戻った咲田(濱田岳)が、知人に流されるままにデリヘル「フルーツ宅配便」の雇われ店長に。

子供の学費を稼ぐシングルマザー、整形したい若者、詐欺で借金を背負ったOLなど、そこで働くワケあり女性の人間模様を描く。

・シリアス過ぎない演出と魅力的な俳優たちの競演が絶妙

山下リオと嶋田久作

毎回、デリヘル嬢、客役など異なるゲストが登場し、シングルマザー、借金を抱える者、整形したい者……デリヘル嬢たちの切実な事情が明らかになっていく。

考えさせられはするが、ドラマの中で結論を出すことはなく、押し付けがましさがないのはいい。シリアス過ぎて重くなることもなく、おかしくもせつない人間模様の描き方が絶妙のさじ加減で、それがこのドラマの大きな魅力となっている。

あまりおおげさに表情を動かすことなく、わずかな視線の向け具合やセリフ回しで心の機微を豊かに表現する濱田と仲の演技は秀逸だし、店のオーナー役の松尾スズキをはじめ、荒川良々、原扶貴子、前野朋哉ら、共演陣も個性的かつ魅力的な役者を揃えている。

◆『みかづき』(土曜夜9時、NHK)

小学校の用務員でありながら、子どもたちに勉強を教えるようになった“天才的教師”大島吾郎(高橋)と、戦中の国民学校の教育に反発し、自由な教育の可能性を塾に見出した赤坂千明(永作)。二人が公私ともにタッグを組み、塾業界に新たな歴史を刻んでいく姿を描く。

高橋一生と永作博美

・原作を大胆に改変して大成功

高橋一生と永作博美

文庫本にして600ページを超える大著を、どのように全5回のドラマにするか注目していたが、ドラマの制作陣はこちらの想像を超えた改変を行ってきた。しかも、それが驚くほど面白い。

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