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F1愛憎劇場 1989年、セナ・プロストの場合。

1989年のF1シーンをセナとプロストの戦いを中心に振り返ります。

更新日: 2019年04月20日

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本の図鑑さん

ターボエンジンが禁止されても、マクラーレンは変わらず強かった。
88年はタイトルを巡ってサーキットで争っていたセナ、プロストの2人は、89年はマスコミを巻き込んでサーキットの外で争いを起こした。
この争いはプロストのマクラーレン離脱と、鈴鹿でのアクシデントによって決着した。

ブラジルはリオデジャネイロ、ネルソン・ピケサーキットで1989年のF1は開幕した。

1988年のチャンピオン、アイルトン・セナ。開幕戦はオープニングラップのアクシデントに巻き込まれてノーポイントに終わる。
アラン・プロストはクラッチトラブルを抱えながら走り切り2位に入る。

開幕戦の優勝はウィリアムズから移籍してきたフェラーリのナイジェル・マンセル。
プレシーズンテストで、セミオートマティック・トランスミッションにトラブルが多発していたフェラーリにとっては予想外の勝利だった。

地元ブラジルで初めての表彰台を獲得した、レイトンハウス・マーチのマウリシオ・グージェルミン。
チームがブラジルGP用にラジエーターの容量を拡大したのが奏功した。

前年のランキング7位とブレイクした、レイトンハウス・マーチのイヴァン・カぺリ。
開幕戦は予選7位につけたが、決勝ではリタイアに終わる。

ベネトンの新人、ジョニー・ハーバートは脚のけがを抱えながらも4位入賞。
ベネトンは期待のフォードHBエンジンの開発遅れていたためHB専用のB189は使用出来ず、シーズン前半はB188で参戦を続けた。

チームメイトのアレッサンドロ・ナニーニは6位に入り1ポイント獲得。

5位に入賞したアロウズのデレック・ワーウィック。

ブラジルGPで最多出場記録を更新したウィリアムズのリカルド・パトレーゼ。
フロントローからスタートしたが結果を残せなかった。

ベネトンから移籍のティエリー・ブーツェン。
エンジントラブルで早々にリタイアした。

F1に復帰したピレリ。緒戦の完走はスクーデリアイタリアのアンドレア・デ・チェザリス1台のみに終わる。

予備予選落ちに終わったアレックス・カフィ。

ヴェンチュリー効果を意識したフロントウイング、後退角のついたサイドポンツーン、リアウイングへの気流を考慮した細長いインダクションポッド・・・。
典型的なマーチ881フォロワーのロータス101。

ブラバムは2年ぶりにF1に復帰した。
マーティン・ブランドルは予備予選を突破し予選でも13位につけたが、決勝はメカニカルトラブルでリタイアに終わった。

オゼッラのニコラ・ラリーニは予備予選、予選を通過し決勝に進出したが失格に終わる。

予選落ちに終わったラルースのヤニック・ダルマス。
ラルースは89年からランボルギーニエンジンを搭載しての参戦。

AGSの新人、ヨアヒム・ヴィンケルホックは予備予選を突破できなかった。
AGSは開幕直前のブラジルテストで、フィリップ・ストレイフが重傷を負ったためブラジルGPでは1台エントリーだったが、次戦からガブリエル・タルキーニが加わった。

コローニのロベルト・モレノ。前年の国際F3000チャンピオンだが、非力なマシンでは予備予選落ちも止む無し。

第2戦の舞台はイタリア・サンマリノGP。

マクラーレンのセナがアクシデントで2ヒート制になったレースを制し、シーズン初勝利。

プロストは2戦連続の2位入賞。

3周遅れの3位に入ったナニーニ。

フェラーリのゲルハルト・ベルガーは4週目、タンブレロで大クラッシュを起こす。
燃料タンクが破損し、マシンは炎上したがドライバーは無事だった。

スクーデリアイタリアのカフィは予選9位、決勝7位と健闘。

傑作エンジン、フォードコスワースDFVの末裔、DFR。
ベネトン、ティレル、アロウズ、オゼッラ、スクーデリアイタリア、ミナルディ、リジェ、コローニ、オニクス、リアル、AGSが搭載。
ベネトンは第7戦から新エンジンHBに切り替えた。

コスワースDFRとともにプライベートチーム御用達の、ジャッドCVエンジン。
ブラバム、ロータス、ユーロブルンのほか、第3戦までレイトンハウス・マーチもCVエンジンを使用していた。

いつもの表彰式。だがプロストはレース後の記者会見を拒否してサンマリノを後にした。
数日後、セナがプロストとの「スタートで前に出た方が第1コーナーの優先権を持つ」とする約束を破っていたことが判明する。
両者は88年のポルトガルGPで、セナがプロストに幅寄せした事で一時険悪な関係になったことがあったが、サンマリノで再び亀裂が走った。

前年のモナコではレース終盤に謎の単独スピンで勝利を逃したセナ。89年は同じミスを繰り返すことなく完勝。

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