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全部気になる!人気作家が紹介した珠玉の恋愛小説4選

「王様のブランチ」で紹介された、人気作家4名(西加奈子、島本理生、村田沙耶香、朝井リョウ)が薦める珠玉の恋愛小説をまとめました。(あられもない祈り、存在の耐えられない軽さ、最愛の子ども、初夜)

更新日: 2019年02月09日

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この記事は私がまとめました

sryamaさん

◎ 西加奈子さんオススメの恋愛小説

★『あられもない祈り』 島本理生

〈あなた〉と〈私〉……名前すら必要としない2人の、密室のような恋——幼い頃から自分を大事にできなかった主人公が、恋を通して知った生きるための欲望。

西加奈子が、島本理生の『あられもない祈り』を読んで、これさえあればいいから、もう恋愛小説は書かないって決めた。って話好き。

あられもない祈りの解説西加奈子で解説に泣かされる事案

島本理生「あられもない祈り」読了。いつも恍惚とするほど綺麗な文章なのに、陶酔してはいないというか、冷静でいいなあと思う。男の人が素晴らしくもなく屑でもない。駄目な人間、という感じが好き。 #dokusho

あられもない祈り読了。登場人物の駄目っぷりと病み方が生々しい。敢えて諦められる理由が出来てから火がつく恋愛とか。恋というか優しさと云うよりは哀れみなのか傲慢なのかなあとか、久しぶりに読みながら色々考えました。二周目も面白い。

◎ 島本理生さんオススメの恋愛小説

★『存在の耐えられない軽さ』 ミラン・クンデラ

苦悩する恋人たち。不思議な三角関係。男は、ひとりの男に特別な感情を抱いた。鮮烈でエロチック…。

島本理生先生がお薦めの恋愛小説で存在の耐えられない軽さを紹介させてたので原作読みたくなった。映画は昔ジュリエット・ビノシュが好きで観た。良きです。 youtu.be/m1zYYWHFRNw

「存在の耐えられない軽さ」を読了。 哲学的なアプローチからの恋愛小説のように感じた。様々な視点から導き出されるのは恋愛観や人生観だけではなく、ときにイデオロギーに対する考え方だったりハッとさせられること多数。地の文も会話文も終始切れ味抜群。名句が多すぎてメモが止まらなかった(笑)

ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』読了。凛とした言葉によって世界を創造し、そこに意味と思想を込める事で物語を推し進めていくその手法に惚れ惚れ。ドストエフスキーとはまた違う、小説というジャンルにおける理想の形かも。

存在の耐えられない軽さなんでいままで読んでなかったんだろめちゃくちゃ面白い。

◎ 村田沙耶香さんオススメの恋愛小説

★『最愛の子ども』 松浦理英子

日夏と真汐と空穂。夫婦同然の仲のふたりに、こどものような空穂が加わった。私立玉藻学園高等部2年4組の中で、仲睦まじい3人は〈わたしたちのファミリー〉だ。

村田沙耶香がおすすめする恋愛小説は松浦理英子の「最愛の子ども」か。 そうか、なにその最強タッグ。 早く読みたい。 pic.twitter.com/yQKqa3gs1T

松浦理英子 「最愛の子ども」読了 めちゃくちゃおもしろくて満たされた…。なんならちょっと泣けた。非力であることの強さを思い出した。年末に良い本を読めて感謝です。

『最愛の子ども』(松浦理英子/文藝春秋)読了。疑似家族のような3人を中心にした女子高校生たちの日常が語り部の妄想含みで語られる。その設定と、薄いガラスみたいな繊細さと防弾ガラスみたいな強靭な心情を描き出す文体が、ありそうでなさそうでやっぱりありそうな話を構築してて。うまいな〜と。

松浦理英子さんの「最愛の子ども」が大変良かった。私立学園の女子だけのクラスにいる閉じられた関係の女の子3人。と表せばありふれたモチーフかもしれないけど、「彼女たちを物語るクラスメイト」が主な語り手なのがこのお話の面白いところである。

◎ 朝井リョウさんオススメの恋愛小説

★『初夜』 イアン・マキューアン

歴史学者を目指すエドワードと若きバイオリニストのフローレンスは、結婚式をつつがなく終え、風光明媚なホテルにチェックインする。初夜の興奮と歓喜。そしてこみ上げる不安―。

ブランチで朝井リョウがマキューアンの『初夜』をお勧めしていてとっても嬉しい!!

マキューアンの「初夜」読了。ちょうど先日読んで胸に突き刺さった真魚八重子氏の記事seikyusha.co.jp/wp/rennsai/eig… に不思議と重なる内容でした。ヒロインはセックス恐怖症。男と女が結婚し、初夜を迎えて、破局した。それだけの出来事がこれほど哀しくて切なく描かれているとは。

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