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見逃してない!?“中立的”な映画賞「キネマ旬報ベスト・テン2018」

米国アカデミー賞より歴史がある「キネマ旬報ベスト・テン」。大手映画会社の影響力がある他の映画賞より中立的といわれている。2018年のランキングが発表され、さすがの結果に。『菊とギロチン』、『きみの鳥はうたえる』、『寝ても覚めても』、『鈴木家の嘘』、『教誨師』。

更新日: 2019年02月18日

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aku1215さん

◆最も歴史ある“中立的”な映画賞「キネマ旬報ベスト・テン」

1919(大正8)年に創刊され、“世界一の歴史を持つ”映画雑誌「キネマ旬報」による「キネマ旬報ベスト・テン」。あの米アカデミー賞を超える由緒ある映画賞としても知られる。

映画評論家を中心に、映画を数多く鑑賞する100名以上の選者による最も中立的で信頼に足る映画賞との評価を得ている。

さまざまな映画のベストテンが発表されていく中、日本の歴史の中で戦争をはさみ、今も続いているこのベスト・テンは日本で一番重みのある映画の賞と言ってもいい。

◆個人賞では安藤サクラ&柄本佑夫妻がW受賞

女優の安藤サクラ(32)と、夫で俳優の柄本佑(32)が10日、都内で行われた『2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン』に出席。

『万引き家族』に出演した安藤が「主演女優賞」、『きみの鳥はうたえる』などに出演した柄本が「主演男優賞」に輝き、“夫婦W受賞”の快挙を達成した。

その他の主な賞は次の通り(敬称略)。監督賞=瀬々敬久▽脚本賞=相沢虎之助、瀬々敬久▽助演女優賞=木野花▽助演男優賞=松坂桃李▽新人女優賞=木竜麻生▽新人男優賞=寛一郎▽特別賞=樹木希林▽文化映画1位=沖縄スパイ戦史

◆併せて日本映画ベスト・テンも発表 さすがのランキングだった

キネマ旬報社が選出する「2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン」の受賞結果が、キネマ旬報 2019年2月下旬ベスト・テン発表特別号で発表。

【日本映画】
1位「万引き家族」
2位「菊とギロチン」
3位「きみの鳥はうたえる」
4位「寝ても覚めても」
5位「孤狼の血」
6位「鈴木家の嘘」
7位「斬、」
8位「友罪」
9位「日日是好日」
10位「教誨師」

外国映画
1 スリー・ビルボード
2 ペンタゴン・ペーパーズ
3 シェイプ・オブ・ウォーター
4 ファントム・スレッド
5 ボヘミアン・ラプソディ
6 15時17分、パリ行き
7 顔たち、ところどころ
8 1987、ある闘いの真実
9 ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ
10 判決ふたつの希望

◆見逃してない?日本映画ベスト・テンのおすすめ5作品

▼『菊とギロチン』

監督:瀬々敬久
脚本:相澤虎之助、瀬々敬久
出演:木竜麻生、東出昌大、寛一郎、韓英恵

「64-ロクヨン- 前編/後編」の瀬々敬久が、構想30年の企画を実現させた入魂の作品。大正末期。自由な雰囲気が失われつつある世相の中、東京近郊で出会った女相撲一座の女力士たちとアナキスト・グループ“ギロチン社”のメンバーが惹かれ合っていく。

試写では観ない 劇場で観る とは言ったものの 3時間超えの上映時間にビビり ようやく観た「菊とギロチン」"この作品を作りたい!" 作り手の強靭な志とエネルギーで 気骨溢れる思いが映像に練り込まれた有無を言わせない傑作。この作品を観ずに映画は語れない。超絶推薦!kiku-guillo.com

試写で瀬々敬久監督『菊とギロチン』を観た。女は強くなることで苦境から逃れ出ようとし、男はユートピアを目指して夢を語る。嘘つきやセクハラが横行する今にこそ、突きつけている真実がここにある。女力士たちの凛々しい姿に心がふるえた。瀬々監督の最高傑作だ❗️7月7日からテアトル新宿で。

▼『きみの鳥はうたえる』

出典eiga.com

監督:三宅唱
脚本:三宅唱
原作:佐藤泰志
出演:柄本佑、石橋静河、染谷将太

佐藤泰志の同名小説の舞台を現代の函館に移し、「Playback」の三宅唱が映画化した青春ドラマ。書店で働く“僕”は、失業中の静雄と同居している。ふとしたきっかけで関係を持った同僚・佐知子が毎晩のようにアパートを訪れ、3人で過ごすようになる。

もう若くもないのに、そんな経験をしたこともないのに、何故こんなにも既視感をおぼえるのだろう。 常に終わりの予感を孕む不確かなユートピアを曖昧に漂う若者たちの営みが、鮮やかな実在感を伴って私の心をくすぐり、抉った。 『きみの鳥はうたえる』、控えめに言って傑作。 #きみの鳥はうたえる

きみの鳥はうたえる、近年観た日本映画の中では最高傑作。三宅監督おそるべし。劇中のOMSBの歌詞も良い。 butajiのMV見てからファンになったけど、いやー良かった。俳優もやべえし、音楽もかっこいい。必見なのはクラブのシーン。今まで観た映画の中のクラブのシーンで最もリアル。

何年後かに振り返ったとき、2018年は「万引き家族」がカンヌでパルムドールを取った、「カメラを止めるな!」が社会現象になった、そして「寝ても覚めても」と「きみの鳥はうたえる」という新たな時代を象徴するふたつの傑作が生まれた、そんな年だったと記憶されてるんだろうなとふと思う。

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