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なぜ…?「森林盗伐」被害の被害届が受理されないワケが胡散臭い

森林が勝手に伐採されて木材が盗まれる「盗伐」の被害が相次いでいます。その盗伐に対して被害届を出しても受理されないというケースがほとんどだといいます。その受理されない胡散臭いワケについてご紹介します。

更新日: 2019年02月14日

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■森林が第三者によって勝手に伐採されて盗難に遭う「盗伐」

他人や国・地方自治体所有の山林から竹木をひそかに伐採して盗むこと。

盗伐とは

違法な伐採届が出されたり、伐採届にある土地の境界を越えて大規模に盗伐する被害が増えている

収穫期を迎え大規模伐採が急激に広がる中、行政の監視が追いついていない。

■ある日突然、山がなくなっていた…という事例が多数

整然と立ち並んでいるはずの200本のスギ林が切り株に変わり果て、地面が向きだしのはげ山に

今、日本の山で思いもよらぬ事態が起きています。自分の山の木が知らないうちに切られる“盗伐”です。

「最初、『ここは自分たちの森ではない』と思った」。「宮崎県盗伐被害者の会」会長の自営業海老原裕美さん(60)=千葉市=は、あらわになった山肌を目にした時の衝撃を振り返る。

■当然、地主は盗難を訴えて盗伐被害届が出されるのだが

林野庁が3月にまとめた調査では、1月までの10カ月間に自治体に寄せられた「無断伐採」の相談件数は62件。

警察への盗伐被害届は17年が40件、18年は56件(10月末現在)ある。ところが書類送検は17年で4件、18年は0なのだ。被害届が受理されなかったケースも多い

相談件数は2013年1月~18年8月で計163件に上るが、立件したのはこのうち9件にとどまる

■立件が困難になる原因としてあるのが「境界線があいまい」なこと

境界線の曖昧さが、盗伐が横行する大きな原因でもある

境界線があいまい=森林の所有者があいまいになる

誤って他者の森林を伐採することを防ぐため、森林の境界がはっきりしない箇所については、隣接する森林所有者と確認の上、作業を進めるようにしましょう

事件化が困難とされる背景には、森林窃盗は被害日時や場所の特定が難しいことや、刑事や民事事件が複雑に絡む実態がある。

■境界線の確認が面倒だから…という胡散臭い理由も見え隠れする

警察からすると、山中を捜査しても証拠は少なく、労多くして稔り少ない、しかも広がりが大きすぎる事案なのだろう。誤伐として和解させた方が楽

現場からは「土地を一から調べるのは費用も膨大な手間もかかり、現実的でない」との不満も根強い。

国や自治体はおよそ70年かけて調査を続けていますが、人と予算が限られているため、確定しているのは、全国の森林の半分以下にとどまっている

■林野庁が進める森林を丸ごと伐採する「皆伐」も関係がありそうだ

林野庁は2018年度から、森林を丸ごと伐採する「皆伐」を含む作業に補助金を出す新規事業を始める。

林野庁の言い分としては、伐期の来た山は伐らねばならないから、ということらしいが、伐期とは苗を植える際に収穫する年を人が設定するもの。森林学的に意味はない

林野庁は全国で皆伐を推進し、木材の増産をしゃにむに指導しているからだ。そのため伐採業者には多大な補助金を注ぎ込んでいる。宮崎県はとくに増産のトップランナーだ。もし刑事事件化したら、林野庁や県庁も責任を問われかねない

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