1. まとめトップ
2 お気に入り 3806 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

証券会社に入りたい!でも正直どこも一緒じゃないの??っていう疑問に元証券マンがそれぞれの違いを解説します!

就活で一番の悩みどころが、行きたい業界は決まってもどの会社が自分に合っているのかがわからない。。。そしてなぜ弊社を選んだのかと言われても困る。。。そんなところだと思います。
 実際に業界が一緒ならやっていることは基本的には同じです。でも違いをアピールしてなぜこの会社を選んだのか、それを明確にして人事にアピールしないと面接の通過は難しいところです。今回はそんな就活生に向けて証券会社の違いについて、解説して行きたいと思います。

※このまとめは証券で働いている方、証券会社を利用している顧客、実際の体験談などを元にしています。

独立系と銀行系の違い

まず証券会社を大きく二つに分けるのであれば、独立系と銀行系に分類されます。
 独立系は、野村證券や大和証券等が大手であり、業界でも一位と二位を占めております。独立系の特徴として、メガバンクの影響をほとんど受けていないことがあげられます。
 銀行系は、日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー等が有名どころですね。銀行系は、名前の通り、銀行の影響を強く受ける、つまり経営判断をする取締役会や、そもそもの親会社の上層部が銀行出身者で占められています
 結論として両者の違いは、経営の方針に銀行の意向を受けるか受けないかになります。

メリットとデメリット

では、それぞれのメリットとデメリットは何でしょうか。
 正直なところ、両者の間で強みと弱みについては、大きな差はなく、証券会社自体の差のが大きいです。しかし、決定的な違いとしては、やはり銀行系は顧客の資産を見ることができるというところでしょうか。銀行系なだけあって、銀行に口座がある人に営業をかけることも多く、銀行からの紹介も当然あります。そして相手がいくら持っているのかを知ることもできます。これは独立系にはないメリットで、独立系の営業マンは顧客の資産を知るには直接聞くか、家や車や職業、そして身に付けている物から推測する等しかありません。お金持ちに見えない人が実は資産家でしたなんてことは往々にしてあるので、見極めは難しいところもありますので、相手の資産を把握できるという点は大きなメリットになりえます。
 逆に独立系の強みとは何でしょうか。これは独立系ならではの施策を打てることでしょうか。銀行にお伺いを立てなくも良いので、証券会社にとって有利な施策を次々と打ち出すことができます。これは割と重要なことで、証券会社らしさを感じたいのであれば独立系のが良いかもしれません。

それでは各証券会社について見て行きましょう。

独立系

野村證券

まず最初に紹介するのは業界一位の野村證券です。
 誰もが知っている證券会社であり、海外でも知名度が高い証券会社です。業績は業界で圧倒的NO.1です。その分年収も一番ですが、仕事量、きつさでも一番ですね。軍隊のようだと言われることもあります。離職率も高いですが、それはどの証券会社でも一緒ですので、特筆すべき点にはなり得ません。
 しかし、優秀な人材が多く集まっており、顧客の資産レベルも圧倒的ですので、自分の成長という面では非常に良い会社かもしれません。そして取り扱っている金融商品も良いものが多いため、顧客に対して自信を持って勧められます。質の良い情報も多数取り揃えておりますので、商品や情報量で困ることは一切ありません。しかし、そのことによって、成績が悪いことは完全に自分の責任となりますので、そこは覚悟が必要です。

大和証券

次に紹介するのは、業界二位の大和証券です。
 名前は見たことがある人が多いのではないでしょうか。やまとではなく、だいわなので注意してくださいね。野村に継ぐ第二の証券会社ですが、一位との差はかなり大きいです。しかし初任給を上げるなど、人材の確保に力を入れているため、給料の水準はだいぶ上がっています。
 第二位なだけあり、人材も豊富ですが、やはり扱っている商品の質では劣っているという印象があります。特に投資信託では野村のが良いものが多いですね。どうしても二番煎じなイメージがあります。しかし、働いている人は柔らかい人が多く、19時退社が徹底しているなど、働きやすさでは大和のが良いかもしれません。もちろん、成績が非常に良ければ、ボーナスがたくさん貰えますので、野村よりもゆったりとした環境で稼ぎたい人には向いているかもしれません。当然ながら成績を残すは大変ですので注意してください。

銀行系

日興証券

銀行系で最初に紹介するのは日興証券です。
 ここは業界第三位の会社で、第二位との差は大きくありません。ここの親会社は三井住友フィナンシャルグループで、メガバンクの三井住友銀行がその中心です。元々は独立系の証券会社でしたが、経営難になってからは三井住友フィナンシャルグループの下につきました。給与水準は銀行に近く、30前後から急に上がります。もちろん成績が良ければボーナスはたくさん貰えます。
 取り扱っている商品ですが、可もなく不可もなく、大和と同程度のものが多いです。しかし、銀行傘下に入っただけあって、新規上場の株式にはかなり強くなりました。大和は元々三井住友と組んでいたため、その恩恵を受けていたのですが、解消してからはその恩恵を日興証券が受けています。しかし、現在はそこまで大きな差はなく、営業力の差が二位と三位の差になっていると思われます。と言っても、だいぶ肉薄してきましたので業界二位になる日も近いかもしれません。

みずほ証券

続いてはみずほ証券です。
 みずほ証券は、みずほフィナンシャルグループを親会社に持つ証券会社です。ここは少し特殊な会社で、合併後の統合が他の金融機関に比べてあまり進んでいません。逆に言えば様々なバックグランドを保ち続けているので、色んなタイプの人がいます。説明会一つとっても独自の考えについて話す人も多く、個性をすごく重視している会社という印象があります。
 給与体系は日興証券と同様に、銀行に近くなっており、成績が良ければボーナスはたくさん貰えます。しかし、証券会社の営業力という点でみたら大手他社よりも劣っているかもしれません。証券会社と付き合いがある人に、利用している証券会社について尋ねるとだいたい野村、大和、日興、地元の証券会社の名前が出てきますが、あまりみずほ証券の名前は出てこないです。しかし、これは大きなメリットにもなり、他社から顧客を引っ張って来ることができますので、営業をかけられる潜在的な顧客が多数いることになります。そのため、人によっては環境としては一番、とまで言ったりします。取り扱い商品は銀行の性格が強いので、証券会社ならではの強みをあまり発揮できていない印象があります。投資信託など見ても、運用成績は独立系には及ばないのが現状です。

三菱UFJモルガン・スタンレー

最後に紹介するのが、三菱UFJフィナシャルグループ傘下の三菱UFJモルガン・スタンレー証券です。
 この会社はざっくり説明すると、モルガン・スタンレー証券の危機に三菱UFJ銀行が支援したことがきっかけで、モルガン・スタンレー証券の日本支社の投資銀行部門を三菱UFJ銀行に譲渡したことにより誕生した証券会社になります。投資銀行部門とは、こちらもざっくり説明すると、債券や株式の運用をしたり、金融商品の開発をしたりする部門です。モルガン・スタンレー証券は世界でも有数の証券会社ですので、その情報収集力や分析力は高水準であります。それがこの会社の最も大きな強みになります。
 銀行傘下なだけあって、元々はそんなに力を入れていなかった証券事業ですが、貯蓄から投資にという風潮が強くなっている昨今、ついに三菱UFJフィナシャルグループが重い腰を上げ、力を入れ始めました。豊富な資金力や銀行でため込んだ顧客情報を使えるため、急成長を遂げています。しかしながら、これまた銀行系なだけあって取り扱い商品については、独立系の方が運用成績が良い印象があります。しかし、モルガン・スタンレーのノウハウを持っているので、改善されて来るとは思います。給与水準ではこれまた日興、みずほ同様に銀行に近いです。ちなみにですが、体育会系を好んで採用しておりますので、人によってはノリがきついかもしれません。そして営業も勢いでやる人が多いため、質という点で見たら他社のが良いというのが、良く耳にしてましたね。これから伸びる会社であると思いますので、その辺りも改善して来そうですが。

最後に

どの証券会社も営業が厳しいという点では一致しています。そのため、自分がどのように働きたいのが、何を目指して会社に入るの、それらを意識して会社の説明会などに行くことをおすすめします。上記でまとめたことは、実際に私が所属していたり、顧客から聞いた話を紹介していますので、必ずしも正しいとは言い切れない箇所もありますが、あくまでも参考として受け取ってください。

おまけ

1