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『俺スカ』から『あなたの番です』まで!春ドラマは「劇作家」作品に注目

近年、劇団を主宰する劇作家を連ドラの脚本家として迎える例が増えており、2019年4月期冬ドラマにも実力派がずらり。羽原大介『スパイラル~町工場の奇跡~』、櫻井智也&加藤拓也。『俺のスカート、どこ行った?』、三浦直之『腐女子、うっかりゲイに告る。』、福原充則『あなたの番です』。

更新日: 2019年09月29日

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aku1215さん

◆最近、劇作家を連ドラに起用することが増加

『トクサツガガガ』(2019)

脚本は劇団「ロリータ男爵」主宰の田辺茂範

劇作家の主な強みは、「会話劇が得意」「キャラクターの描き分けが巧み」「発想が脚本家とは異なる」こと。連ドラや映画が主戦場の脚本家が手がける作品と差別化しやすく、いわゆる“新感覚ドラマ”になりやすいところがあります。

現在ドラマの脚本家は50~60代のベテランが中心で、たびたび高齢化が叫ばれていますが、各局に若手をじっくり育成する余裕はなく、「実力派の劇作家を発掘したい」のが本音。

◆2019年冬ドラマにも多数起用 いずれも評判は上々

『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(2019)

脚本は劇団「MCR」主宰の櫻井智也

特オタ(特撮オタク)の女性を描いたドラマ『トクサツガガガ』(NHK)が最終回を迎えた。終盤はやや駆け足だったが、オタクの多様性をジェンダーの観点から掘り下げた傑作である。

タイトルは「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」。ただのパニックモノではない。鬱屈と世知辛さを織り込みつつ、人生の分岐点を描く傑作。

最終回を迎えた主演ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」も好評だった本田翼。

脚本は劇団「ポップンマッシュルームチキン野郎」主宰の吹原幸太

◆2019年春ドラマにも劇作家の起用が多数

▼『スパイラル~町工場の奇跡~』(月曜夜10時、テレビ東京)

倒産の危機に陥った下町の町工場を、銀行員から転身した一人の企業再生家・芝野健夫(玉木)が立て直していく姿を描くヒューマンドラマ。

「日本のモノづくりの魂」を縦軸に、降りかかる難題や金融機関の論理に翻弄されながらも、町工場という“1つの家族”が世界規模で襲いかかってくる巨大ファンド“ハゲタカ”に立ち向かい、奮闘していく。

・つかこうへいの弟子で名作が多い羽原大介も劇団を主宰

羽原大介:1964年11月27日生まれ、日本大学芸術学部卒。つかこうへいに師事。運転手兼大部屋俳優の修行時代を経て、1992年に脚本家デビュー。以降、映画・ドラマ・アニメ・演劇とジャンルを問わず執筆。2001年、劇団『昭和芸能舎』を旗揚げ。演出も担当。

▼『俺のスカート、どこ行った?』(土曜夜10時、日本テレビ)

古田新太演じるゲイで女装家の52歳男性・原田のぶおが、彼にしか言えない言葉で学生の悩みや問題を解決する痛快学園エンターテインメント。

かつてゲイバーを経営していた原田は「ダイバーシティ」宣言を掲げた、ごく普通の高校・私立豪林館学園高校に国語教師として赴任。その姿で生徒を驚かせる。

演出を「高嶺の花」の狩山俊輔と「節約ロック」の水野格が担当する。また、原田のキャラクター監修をブルボンヌが手がけた。

・ベテランと若手の二人の劇作家が脚本を担当

脚本を執筆するのは「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」の櫻井智也と「部活、好きじゃなきゃダメですか?」の加藤拓也。

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