東北特急「はっかり」1をディーゼル動車に置きかえるために製作していた第1陣の9両がこのたび落成し、去る9月15日東北線大宮~小山間で試運転が行なわれた。編成は下図のように9両で、定員は現行客車「はつかり」より2等で8名多くなり、1等96名、2等368名、計464名となっている。この新編成は12月頃から営業運転を開始する予定であるが、それまでになお17両が製作され、全部で26両となる。このデイーゼル特急動車の目新しい点をおげてみると、
I.前頭の形は「こだま」と同じような形をしているが、単線区間でタブレットの扱いに使利なように、また信号が見易いように運転台が少し低くなっている。この前頭のボンネットの中に電源としてのデイーゼル発電機 (I25kVA交流440V)が入っており、自動車のように上蓋を開いて内部の点検を行なうことができる。また食堂車の床下にも同じ発電機が吊ってあり、この3台の発電機はすべて運転台から操作できるようになっている。

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