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シェールガスって今どうなってんの?

一時期ニュース等で話題になった新しい資源こと、シェールガス。話題になり始めた頃は、石油に変わる新しい資源として、石油にはできないことや、石油を使うことで発生する問題を回避できるなど様々なメリットで注目を集めていましたが、今どうなっているのでしょうか。

更新日: 2019年04月06日

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この記事は私がまとめました

現代文明を支えるために不可欠なエネルギーの問題が気になってしょうがない私、かのえうまがお届けします。

今回のまとめは「シェールガスとは」「シェールガスと環境問題」「シェールガスと日本」「シェールガスと各国」の内容になっています。

「シェールガスとは」

シェールガスは、頁岩(シェール)層から採取される天然ガス(天然気)。従来のガス田ではない場所から生産されることから、非在来型天然ガス資源と呼ばれる。頁岩気(けつがんき)ともいう。

アメリカ合衆国では1990年代から新しい天然ガス資源として重要視されるようになった。

2000年代後半、米国では「シェール(Shale)」と呼ばれる種類の岩石の層に含まれている石油や天然ガスを掘削できる新しい技術が開発され、また経済的に見合ったコストで掘削できるようになりました。

これにより、米国ではシェールガス(シェール層から採れる天然ガス)の生産が本格化。生産量は大幅に増加し、輸入量は減少、国内価格も低下していきました。これが「シェール革命」です。

「シェールガスと環境問題」

飲料水汚染問題

地下深くの地層を水圧破砕する新技術は、天然ガスの採掘ラッシュをもたらしたが、飲料水汚染を引き起こしているのかどうか米国で大論争を巻き起こしている。

出典日経サイエンス2012年2月号『迫る巨大地震』

天然ガス採掘のため地下深くの頁岩層に水圧をかけて破砕するフラッキング(水圧破砕)を1回行うだけなら,問題は生じないかもしれない。しかし,隣接した複数の坑井に対して複数回実施した場合,飲料水汚染の危険性が増すおそれがある。

出典日経サイエンス2012年2月号『迫る巨大地震』

シェールガスを採掘する技術について懸念が示されていました

フラッキングを掘削から汚染水の保管までの採掘プロセス全体を指すものと定義するなら,すでに汚染を引き起こしていることは明らかだ。

出典日経サイエンス2012年2月号『迫る巨大地震』

現在、連邦政府が規制に乗り出す動きを見せており、環境保護庁がシェール開発の飲料水汚染について調査中である。2016 年中には最終報告が行われる予定であり、その後何らかの規制が導入される可能性がある。

2014年の記事

米環境保護庁(EPA)は5月12日、石油・ガス産業におけるメタンガス、VOC(揮発性有機化合物)、有害大気汚染物質の排出基準を厳しくする新規制を発表した。

2016年の記事

シェールガスやシェールオイルなど新分野での資源採掘時に副次的に発生するメタンガスは、既存の規制で対応できておらず、メタンガス大量発生の温床となっていた。今回強化された基準では、2012年に制定された現行法では規制の対象となっていなかった水圧破砕技術をメタンガス規制の対象とする

2016年の記事

温室効果への影響

2009年の米中シェールガス・イニシアティブにおいてアメリカのオバマ大統領は、シェールガス開発は温室効果ガス排出量を減らすことができるとの見解を示した。

しかしその後シェールガスの温室効果ガス排出量が、従来の天然ガスや石油よりも大きくなるとの指摘が学会から上がるようになった。

コーネル大学の研究者によると、ライフサイクルで見たシェールガスによる火力発電の温室効果は石炭火力のそれよりも大きいとした。

2014年の記事

ただし、コーネル大学の結論は、のちに欧州委員会によって過大であるとされ、シェールガスによる火力発電の温室効果は石炭や石油に比べて小さいとされている。

2014年の記事

「シェールガスと日本」

日本の地層は地質年代が新しく頁岩層が少ないため、シェールガス埋蔵量は期待できないとされています。

2011年5月9日、三菱商事がカナダ・ブリティッシュコロンビア州コルドバ堆積盆地で推進するシェールガス開発計画に、石油天然ガス・金属鉱物資源機構 (JOGMEC)、中部電力、東京ガス、大阪ガスが参画することが発表された。

メリーランド州ラスビーに位置する「コープポイントLNGプロジェクト」は、現地でのガス調達から液化加工委託、購入まで日本企業がかかわっています

今回、横浜市の東京ガス根岸LNG基地に受け入れられた液化天然ガス(LNG、天然ガスを運搬できるよう液化したもの)は、日本初の長期契約に基づいた調達プロジェクトによるものです。

「シェール革命」ののち、数年の投資と開発を経て、2018年4月、やっと初出荷にこぎつけたのです。

「シェールガスと各国」

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