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【M&A】企業買収は日本のコンテンツ産業に変革をもたらすか?

ディズニーによるFOXの買収がニュースになりましたが、企業買収する・されることで、変わる部分はあるのでしょうか?とくにブラック労働が叫ばれる日本のコンテンツ産業界において、外資の参入は変化のきっかけとなるのでしょうか?

更新日: 2019年09月25日

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ディズニーによるFOXの買収がニュースになりましたが、企業買収する・されることで、変わる部分はあるのでしょうか?とくにブラック労働が叫ばれる日本のコンテンツ産業界において、外資の参入は変化のきっかけとなるのでしょうか?

jgatt1さん

■ディズニーによるFOXの買収がついに実現

2017年末に発表され、1年強の時間を経て実現したこの買収劇。これにより、ストリーミング業界が大きく変化すると言われていますが…

■そもそも、M&Aってなに?

M&A(エムアンドエー)は、「Mergers and Acquisitions」を略した言葉。日本語に訳すと「合併と買収」になります。複数の会社が1つになったり、ある会社がほかの会社を譲り受けたりする経営戦略です。

「経営戦略」と言いつつ、買われるほうが弱い企業というイメージや、買われた企業の企業文化がめちゃくちゃになってしまうのでは…?という悪いイメージを持つ人も少なくないのでは。

近年では、少子高齢化や人口減少による中小企業の経営者の高齢化や後継者不在の問題が深刻になっています。

近年M&Aの増加要因には、クロスボーダーM&Aの増加と事業承継ニーズの高まりがあります。

海外企業と行うM&AはクロスボーダーM&Aとよばれます。国内企業が譲受側になるケースはIn-out型M&A、海外企業が譲受となるケースはOut-in型M&Aです。

レコフデータの発表によると2017年の国内企業が譲受側になるM&Aは672件で昨年の636件を上回り過去最多を更新するなど、現在クロスボーダーM&Aの件数は増加しています。

●事業承継問題の解決
●企業基盤の強化
●個人保証の解除
●創業者利益の実現
●従業員の雇用が守られる

後継者不足に悩む業種・業界にとって、M&Aという考え方は救世主になるのかもしれません。

■とはいえ、けっこう失敗も多いM&A

東芝は06年、米原子力会社ウエスチングハウス(WH)を6600億円で買収しました。この買収が発端となり、東芝の経営が危機に陥っているのは、よく知られる通りです。東芝の“悲劇”です。

買収したアメリカの原発会社ウェスチングハウス(WH)の経営破綻によって2017年3月期決算の赤字が9500億円に膨らみ、株主資産ベースで5400億円の債務超過に陥る見通しとなった。

過去にも、武田薬品工業がアメリカのバイオ企業ミレニアム・ファーマシューティカルズとスイスの製薬会社ナイコメッド、日本板硝子がイギリスの板ガラス世界大手ピルキントン、松下電器産業(現・パナソニック)が米ユニバーサル映画、三菱地所がニューヨークのロックフェラーセンターを買収した結果、軒並み巨額の損失処理を余儀なくされているなど、M&Aの失敗には大きなリスクが付きまといます。

■M&Aにはこんなデメリットもある

両社の従業員間にある心理的な障壁がなくなって相乗効果が生まれるまで、想定以上に時間がかかってしまう可能性があります。

企業文化や業種業界のローカルルールを無視した買収は既存の従業員の反感を買い、結果として思うような成果を上げられない場合が少なくありません。やり方によって、プラスにもマイナスにも、掛け算にもなると言えそうです

■ディズニーのFOX買収に対し、すでにこんな報道も…

今回の事業統合にあたっては、20世紀フォックスの幹部や、これまで重要なポジションにあった職員が相次いで解雇されている。

企業文化が変わることは、時に、それまでの功労者を追いやることにつながり、それは結果的に自社の商品力を下げることとなります。
今回の買収劇は今後作られる商品にどのような変化をもたらすでしょうか…?

■買収がシナジー効果を生み出すためには?

M&Aがうまくいっている会社は、買収先の取締役の方々がそのままグループ内で活躍したり、場合によっては取締役に就任したりしているケースが多いように思います。

事業の成長性やシナジーで買収の意思決定をするとは思いますが、入ってきてくれた彼らに、面白く大きいテーマの仕事ができる環境を用意してあげることで、買収後もビジネスマンとして成長できる環境と捉えてくれ、長く働いてくれるのではないでしょうか。

買収後に「成長できる環境」を用意できるかどうかが、シナジー効果を生めるかどうかのカギのようです

■日本国内のコンテンツ業界へ外資が参入する動きは加速しそう

Netflixは日本のアニメ制作会社と組んでオリジナルアニメ作品をつくる流れを進めている。

Netflixは潤沢な製作費を投入して作品を制作する態勢を整えていることでよく知られており、Netflixと組んだ作品の予算費は日本での一般的なアニメ作品の数倍とも数十倍とも言われている。

■結局、M&Aはコンテンツ業界にとって、いいの?悪いの?

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