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<閲覧注意>本当にあった怖い話「最後に見た夢」「夏の思い出」「秘密の場所」

<閲覧注意>本当にあった怖い話「最後に見た夢」「夏の思い出」「秘密の場所」についてまとめました。

更新日: 2019年03月30日

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<閲覧注意>本当にあった怖い話「最後に見た夢」「夏の思い出」「秘密の場所」についてまとめました。

kent303さん

最後に見た夢

怖いってよりは不思議な話かもしれんけど、
オレ的には怖かったので、ここに書きます。

オレがガキの頃、近所にAと言う幼なじみがいた。
学年も同じで、毎朝一緒に学校に行った。
Aは何故か未来のことをよく知ってて、
その頃夢中だったマンガとか、アニメとかについて、
来週どうなるかを教えてくれた。

なんで知ってるのか気になって、一体どこから聞いてきたんだと聞いたら
Aは「夢で見た」と言っていた。
おそらく予知夢みたいなものだったんだろうけど、
その頃のオレはアホだったので、
「いいなー、オレも夢で見たいなー」としか思ってなかった。

んでお互いに五年生になったとき、Aは死んだ。
トラックにひき逃げされて即死だったらしい。
Aの葬式は身内だけで行われ、遺体を前に最後の挨拶も出来なかった。
オレはしばらくAが居なくなったことを自覚できなかったけど、
Aの妹が寂しそうにしているのを見て、少しずつAの死を認識していった。

んで最近の話。
先月のGWの時、田舎に帰省した。
Aの家の前を歩いてたら、Aのおばさんに会った。
「おひさしぶりです」
「あら、○○(オレね)君、すっかり大人になったねー」
なんて軽く立ち話をして、Aに線香でもとA宅にお邪魔した。

Aに線香を上げてからまたおばさんと世間話。
ふとぱたぱたと歩く音が聞こえてきた。
「○○にいちゃん!」
Aの妹だった。

Aが亡くなってから、オレはAの妹が寂しそうにしているのが見ていられなくなって、
毎朝A妹と色んな話をしながら学校に行った。
そのうち自然とオレのことをお兄ちゃんと呼ぶようになってた。

そのままA妹と二人で世間話。
「彼氏は出来たか?」とか、「大学はどうだ?」とか、まぁ色々と。
そのうちAの話題になって、ふと聞いてみた。
「ひき逃げ犯は捕まった?」
「あ、うん、大丈夫・・・」
何か触れちゃいけないことに触れてしまったらしい。
それ以上は聞かなかった。

家に帰って夕食の時、おふくろに聞いてみた。
「Aってトラックにひき逃げされたんだよね?」
「あぁ、A君? そう言ってたんだっけ・・・」
「そう言ってたってどういう意味?」
「確か・・・、詳しく知らないけど変死とかなんとか」
「変死? 脳卒中とか?」
「知らないけど、子供達にショックを与えないためとか、通勤途中の車に気をつけるように、
 トラックに轢かれたって話になったんじゃなかったかな」
「んじゃひき逃げじゃないのか」
「うん、そうだけど、詳しいことは知らないねぇ」
謎が深まってしまった。

その夜Aのことが気になって、卒業アルバムとか文集とかを引っ張り出して、
片っ端から読んでみた。
Aの文章は至って普通だったが、「同じクラスの人を書いてみよう」ってやつで、
Aのことを書いてる文章があった。

「A君は未来を知っててすごい、火事とかも知っててすごい」
みたいなアホな文章だったが、それで思い出した。

オレはAとの通学途中、毎朝のように未来の話を聞いた。
オレの動機は至って自己満で、好きな漫画やアニメの来週の話が知りたくて知りたくてどーしようもなくて、
アホみたいに毎日教えて君してたんだが、
たまに全く関係ない話をすることがあった。

ある朝Aが家から出てくると、腕に包帯をしていた。
例によってオレはアホな語り口で話しかけた(と思う)
「どうしたそれ?」
「昨日の夜火事があって、やけどした」
「え、火事? どこ? 痛くない?」
「ガッコー行く道の途中に茶色い犬いるじゃん? あそこんち」
「マジで? 見に行くぞ!!」
「おう!!」
っつって、二人でその家に駆けてったんだけど、家は火事にはなっていなかった。
茶色い雑種の中型犬が、いつもと変わらずオレ達に向かって吠えるだけだった。

「何だよ-、嘘かよー」
「いや、嘘じゃないもん、ホントに見たし」
その何日か後、その家は全焼した。

ちなみにその火事で人とか死んでなかったと思う、
怪我がなくて何よりみたいな話を聞いたし。
あとから新しい家が建って、あの犬も戻ってきてたと思う。

んでまー、その件でオレとAは「Aが夢で未来を見てる」
っていう結論に達した。

その頃「1999年7月にノストラダムスの大王が~」みたいな
世界の終わりがやってくるぞー 的な話がはやってて、
オレはAに「1999年7月に地球がどうなってくるか見てきて」と言った。
何日かしてAはオレに言った。
「何にもなってなかった」
「何だよ、つまんねー」
「でもすごいゲーム機とか見たぞ」
「え、マジ? 教えてよ!!」
ってことで、やはり予知夢を自己満にしか使えなかったアホなオレ達だった。
Aはその後、どんどん未来のことを、と言うか、
未来のゲーム機について教えてくれるようになった。
今で言うWiiとか任天堂DSみたいな話も聞いた。

最後の方は、
「でかいテレビで恐竜とか飛行機がテレビから飛び出してきた」
みたいなこと言ってたから、3Dのゲームなのかな。
今よりもっと未来を見てたのかもしれん。

で、それから程なくしてAは亡くなった。

文集を持ったまま色々思い出してるうちに、やはり死因がどうしても気になって、
A妹に電話した。
「明日ヒマか?」
「昼間なら大丈夫だけど」
「んじゃ兄貴だからメシでもおごってやろう」
と言って半ば強引にA妹と約束を取り付けた。

翌日、A妹と郊外のアウトレットに行き、メシを食って、午後3時前にはそこを出た。
帰りの車の中で、A妹とAの思い出話をする。
どう切り出すか迷ったが、A妹がAの予知夢の話をしたので、
ここぞと思い、こう切り出した。

「予知夢が見られるなら、トラックの件も先に気づければよかったんだけどな・・・」

「うん・・・、あのね」
「うん?」
「これ本当は言っちゃいけないって言うか、言うなって言われてるし、あまり話したくないんだけど」
「うん」
「お兄ちゃん(Aのことね)、トラックじゃないの」
「・・・どういうこと?」
少し間をおいて、A妹は話し始めた。

「あの日のことだけど・・・」
「お兄ちゃんと私は一緒の部屋に寝てたんだけど、 朝起きたらお兄ちゃんはまだ寝てて、私は一人で居間に行ったの」
「ちょっとしたら突然子供部屋から、お兄ちゃんの叫び声が聞こえて、ぎゃーー って」
「お母さんが慌てて子供部屋に行ったら、お母さんも悲鳴あげちゃって」
「びっくりして私も部屋に行ったんだけど、、、そしたらお兄ちゃんが・・・」

オレは黙ってA妹の次の言葉を待っていた。

「・・・焼けて、死んでた・・・」
「焼けて?」
「黒こげって言うか、真っ黒って言うか・・・」
A妹の手が震えてた。
オレも少し震えてた。

「私が子供部屋を出て、ほんのちょっとの間に、そうなって・・・」
オレは正直言葉を無くしてしまって、ただ頷くことしか出来なかった。

「ごめんなさい、変な話しで・・・」
「いや、いいよ、オレもAの最後のこと、知りたかったから」
オレはその時頭の中でぐるぐる色々と考えてて、
もしかして人体発火現象ってやつか? と思い、更に一つだけ聞いた。

「ごめん、一つだけ聞きたい、人体発火現象って知ってるか?」
「うん、前に調べたことあるけど、あれじゃない」
「まるで炭のようになったって後から聞いた」
ほんのちょっとの間で炭に?? そんなことあるのだろうか。
どういうことだろう・・・。

オレとA妹は、そのまま言葉を交わすこともなく車を走らせ、
「またね」の挨拶で別れた。
んで悶々として今に至る。

ここからはオレの予想でしかないんだけど、
Aは「予知夢で見た火事」で「やけど」を負っていたから、
もしかしたら「予知夢」ですごい火力に遭遇したとか・・・。

でも、人体が瞬間的に炭になるようなことってあるんだろうか。
オレにはわからんけども。

Aは最後に何を見たのかなぁ。

夏の思い出

今から20年ほど前の話しです。

当時の私には5歳下の彼女がいまして、少し離れた場所-遠距離とまでは 言えませんが、
車で3時間ほど離れた場所に住んでおり、仕事の忙しさも 相まって会えるのは月に1~2度という感じでした。

私の住んでる土地は自然しか取り柄の無いような海辺の田舎町で、都会っ子の彼女は
そんな素朴な田舎町の山や海で遊ぶのが大好きな子でした。

そんな彼女と付き合い始めて初めての纏まった連休-お盆休みに起きた不 思議なお話しです。


「お盆休みどうしよっか?」
「うーん、ゆっくりと会えるんだしキャンプとかしたいなー」
「海でバーベキューとか?」
「うんうん!そういうの好き!」

さて、彼女には姉と歳の離れた小学生の弟が居まして、付き合ってすぐ に紹介されており、
どうせなら姉と弟、姉の彼氏も一緒に誘ってはどう か?という私の提案に彼女も賛成してくれまして、
5人でキャンプをす る事となりました。

「何処にしよっか?少し遠出して○○海岸でも行く?」
「うーん・・混んでるとこは嫌だしなぁ・・そうだ!○○君の家の近く の海にしない?」
「ええ・・あんな辺鄙なとこでいいの?」
「うん!近くにコンビニもあるし、銭湯もあったよね?ばっちりじゃん!
 雨になったら〇〇君ちに行けばいいし!」

海と言っても海水浴場ではなく、釣り客がたまに来る程度でしたが、昔 は観光客を呼びこもうとしたのか、
海の家のような廃屋が幾つかある海 岸に決まりました。

その後、仕事に追われ幾日か過ぎてやっと迎えたお盆休み初日の朝、
彼女の兄弟と姉の彼氏を迎えに彼女の町まで車を走らせました。

「晴れて良かったね!」
「僕、キャンプ楽しみにしてたんだ!おにーちゃんありがとう!」

車中ではしゃぐ兄弟達と、仕事疲れなのか、そうでもない暗めな表情の姉彼と・・
そんな楽しい時間も過ぎ、目的地の海に到着しました。

「わーーー海だーーー」
「きゃーーーーーつめたいーーーー」
「おおーーー」

はしゃぐ兄弟たちを眺めながら、男性陣はテントを建てたり釜戸を作っ たりと、
準備に勤しむ楽しい時間が過ぎていきました。
他にはそれらし い人は居らず、時折漁師の車が通るくらいで本当に静かな海辺でした。

やがて時間は過ぎ、夕食のバーベーキューは陽が落ち始めた頃となりました。
当時はまだ市販のバーベキューセットなどもあまり無く、砂浜に 石を積み上げたお手製の釜戸で、
なかなか火が起きずアタフタしてる男性陣に割り箸を持ちながら「はやくーーー」という兄弟たち。

「このエビ美味しい!」
「焼肉も外で食べると格別だね!」

楽しい時間は過ぎ、日は完全に落ちて真っ暗な中にバーベキューの火だけがゆらゆらと灯してる、
ゆったりとした時間が過ぎていきました。

ふっとトイレ-といってもその辺でするしか無いのですが、立ち上がろうとした時でした。
点在してる海の家らしい廃屋に灯りが点っているのが見えたのです。

ただ、廃屋っぽくは見えますが、実際は漁師が倉庫に使っていたりなど人の出入りがある建物がある事も知っており、
普段は特に不思議には思う事でもないのですが、ちょっと様子が違いました。

その廃屋には大きめの窓が有り、数人の人間の顔が1本のロウソクを囲んでいるのが遠目にも解りました。
不思議な事にその顔の表情も見て取れるくらいはっきりとしていたのです。

一瞬ゾクっとはしましたが、あまりに鮮明に見えるので「町の若い衆が 肝試しに百物語でもやってるのかな」などと思いました。

-せっかくの楽しい時間だし、気にしないでおこう-

ちょっと離れた場所で用を足し、みんなの所に戻りました。

「よし、花火やろっか」
「やったー!」
「花火花火!」

大量に買った花火をどんどん消化し、わいわいと楽しんでる皆を横目に、
どうしてもさっきの廃屋が気になりチラ見をすると、まださっき の状態のまま、ロウソクを囲んでる幾人かの頭が見えました。

20m以上は離れていたと思うのですが、何故か私にはその表情や目 の向きなどがはっきりと見て取れていました。
運転手の私はもしもの 時の為にお酒は飲んでおらず、そういった意味での勘違いでも有りません。
とにかく、はっきりと見えたのです。

-ニヤっと笑いながら手招きをしてる男性の顔を-

「これはヤバイな・・・」そう思った瞬間でした。
夕立にも似た激しい雨が振ってきたのです。
みんなテントに逃げ込み、各々タオルを出して頭や身体を拭きました。

「うわー濡れちゃったね」
「うん、でもこれはこれで旅の思い出だよ!」
「うんうん!だよね!」

私は先ほどの廃屋の件がどうしても気にかかり、雨だし帰ろうと促しましたが、
大丈夫大丈夫と寝袋の準備をしだす皆。私も諦めて寝袋に入り、 いつしか眠りにつきました。

翌朝の早くに目が覚めた私は、まだ寝息を立てている皆を置いてテントから抜け出し、昨日の廃屋を確認する事にしました。
外はもう明る いので恐怖などは無かったのですが、近づくにつれ息が重くなるのを 感じました。

昨夜、あの顔が見えた窓際に立ち、中を見ました。

-これは・・・どういう事だ・・-

そこには部屋中にびっしりと詰め込まれた廃材や網、とにかく天井まで届くくらいのゴミがいっぱいで、
とても人間が入れるスペースなど全く無かったのです。

そう大きくも無い建物の周囲を確認しましたが、中へ入れるであろう戸には固く留め木が打ち付けてありました。

-まぁ・・これでも旅の思い出か・・彼女らには内緒にしておこう-

テントへ戻り、大雨でバーベキューや花火の後片付けをしていると皆が起きだし、
おはよ~とボーっとした声で折りたたみの椅子に座り「朝ごは~~ん~~」と催促。

その後、海で遊んだり釣をしたりと昼過ぎまで遊び、姉と姉彼、弟を家まで送り届ける帰路につきました。

その車中は楽しかったキャンプの話しで盛り上がりました。

「来年も行きたいね!」
「来年まで俺ら付き合っていれば・・ね」
「ひどーい」
「あはははは!」

「そういえば、久しぶりにお爺ちゃんの顔見たね」

-ん?-

「うんうん、あっち行っても楽しそうにやってるみたいだったね」

-何の話ししてるんだ?-

「しっかしさぁ、孫の彼氏を見に来なくてもいいじゃん」
「だよねー」

「ちょ・・・お前ら何の話ししてるんだ・・?」
「あれ、〇〇君には見えなかった?あの海さ、霊場なんだよ」
「え?え?」
「お盆で生前の家に帰る前に、集まってたみたい」
「え?え?」
「私達が居るから○○君にも視えたはずだけど・・・」

訳も判らず、兄弟たちが話す会話にただただ驚愕してる私の肩をちょんちょんと叩く姉彼。

「この兄弟ね・・なんかの末裔で視えるらしいのよ」
「えっと・・え?」
「大昔、霊を祓ったりする部族が居て、その末裔らしい。だから
 嫌だったんだ・・こいつらとキャンプなんて・・・」

姉彼はこれまでも同じような場面に遭遇したようで、姉が希望する旅先は、
どこそこの霊山だの廃墟だのといったものばかりで、たまに普通の温泉地などを希望したときも、
その温泉地自体が火山の噴火で大勢が亡くなっており、霊がうろうろしるなどと聞かされたり怖い思いをしてきたらしいです。

恐恐と後ろの席に居る彼女をルームミラーで見ると、「また来ようね!」と何時もの可愛い笑顔・・・か?

姉と姉彼、弟を送った後、俺と彼女は残りのお盆休みを消化すべく、とある田舎町にある温泉街へ向かうのでした。

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このお話しはこれで終わりです。

その後3年ほど彼女とお付き合いし、怖い思いも何度かしましたが、別れた原因は至って普通の理由でした。

秘密の場所

9年前のある日、釣りに出かけていた兄が顔を蒼白にして帰宅した。
がたがた震えている兄に話を聞くと、
「怖い思いをした。○○ガマへ は行くな。あかんぞあそこは、コワイモンがおる。」と繰り返している。
あたたかい紅茶を飲ませ、母と話を聞くとこうであった。

兄はこの時期いつも釣りに通っているリアス式の湾内にこの日も朝からでかけた。
自分たちは○○ガマといって、このガマというのは平家の落人が日々の生活のため塩田を切り開いた土地で、
この地方にはいくつもそのような何々ガマという地名がある。
照葉樹林に囲まれた湾内の水面は鏡のように静かで湖のようにみえる。
そのようなリアス式の入り組んだ小さな小さな湾のひとつが自分たち家族が通い詰めた場所であった。

自分たちは○○ガマと呼んでいた。
死んだ父と兄と自分で小さい頃から通い詰めた場所で、知り合いなら竿二本。先客がいたら、そこで竿を出すのをあきらめなければならない 畳二畳ほどの小さい石積みがある。
そこに行くには上のぐねぐねした細い道から30mほどの獣道を下りらなければならない。
小場所だけに場所を知られるのを恐れた父は車を少し離れたところにとめて通い詰めるなどしていた。
十年ほど前からここに通うのは我々だけになってもここを発見されるのを恐れ 車は遠くに駐車するようにした。
自分たちが小さい頃、父が見つけたこの場所は父が死んでも秘密の場所だった。
しかし、その場所はよくつれるのかというとそうでもなかった。ただし20m先の水深が4mでフラット。

底は砂地で自分たちの釣り方に合っていたし、春夏はうるさいほどウグイスが鳴き、
向かいにある廃業した真珠選別所でまれに漁師が網を干している以外はどこからもみえない。
よって、この場所は、GWでも盆休みでも人は来ず。鏡のような湖面に浮かぶウキを見ていると、それだけで癒されるような気持ちになるのだ。

ともかくそこに兄は出かけた。そして昼飯を食べているときコワイモンを見たということであった。
そのコワイモン何だと聞いても答えない。とにかく恐ろしい目にあった兄は飛ぶようにして崖を登り車に乗って帰って来たということだ。
そこまで聞いて私はハッとした。「タモはタモは置いてきたんか!」「置いてきた、、、。」と兄。
タモの柄はどうでもいい。タモワクは死んだ父が樅を曲げ作ったモノで、自分たちにとっては形見のようなモノであった。
「取りに行くわ!」と兄と母に告げ車に乗り込んだ。後ろからは二人の「やめとけ。」と言う声が聞こえたが、タモは譲れん。

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