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朝ドラ『なつぞら』ヒロインのモデル「奥山玲子」さんってどんな人?

視聴率も好スタートを切った広瀬すず主演の朝ドラ『なつぞら』。アニメ演出も大反響を呼んでいるが、同作でアニメーションの時代考証を担当しているのが、アニメ界の巨匠・小田部羊一氏。そして、その夫人の「奥山玲子」さんこそ、『なつぞら』ヒロインのモデルと言われている。

更新日: 2019年10月16日

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aku1215さん

◆好スタートを切った朝ドラ『なつぞら』

広瀬すずがヒロインを務める連続テレビ小説「なつぞら」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)が4月1日、スタートした。

『なつぞら』は第二次世界大戦後、北海道・十勝からアニメ制作を夢見て上京し、アニメーターを目指して成長していくヒロイン・奥原なつ(広瀬)の姿を描くヒューマンドラマ。

初回平均視聴率が、22.8%(関東、ビデオリサーチ調べ)。「わろてんか」(2017年後期)20.8%、「半分、青い」(2018年前期)21.8%、「まんぷく」と4作連続で20%を超える結果となった。

◆初回からアニメ演出に大反響

アニメーターを目指すヒロイン、なつの物語とあって、1話は開始早々アニメで幕開け。ヒロインが戦災孤児となった東京大空襲の回想シーンがアニメで描かれた。

さらにオープニングのタイトルバックでは、スピッツが手がけた主題歌『優しいあの子』の軽快なサウンドに乗って、ヒロインを思わせる少女と動物たちのコミカルなやり取りを描いたアニメーションが登場。

ネット上には「新時代の朝ドラ」「アニメのオープニング素敵」などの声が多数寄せられた。

◆同作でアニメーションの時代考証をしているのが小田部羊一氏

日本アニメーションの黎明期を描く作品としても注目を集める本作。アニメーション時代考証は、小田部羊一(こたべ・よういち)氏が参加。

小田部は、1959年に入社した東映動画(現:東映アニメーション)でアニメーターとして「太陽の王子 ホルスの大冒険」などに参加したのち、退社後は「パンダコパンダ」「アルプスの少女ハイジ」などでキャラクターデザイン・作画監督を務めた。

85年、任天堂に入社。『スーパーマリオブラザーズ』などのキャラクタービジュアルデザインや『ポケットモンスター』のアニメーション監修を担当する。2007年任天堂退社後フリーで活動。15年度第19回文化庁メディア芸術祭で功労賞を受賞している。

しっかりとした考証に基づいた当時のアニメ業界の描写も見どころとなりそうだ。

◆実は『なつぞら』主人公のモデルは小田部氏の妻「奥山玲子」さん

なつの成長に従って「北海道・十勝編」「東京・新宿編」「アニメーション編」が展開され、「アニメーション編」ではアニメスタジオ“東洋動画”の仲間とともに、なつが日本初の長編アニメーションの制作に参加することになる。

広瀬すずサン演じるヒロイン奥原なつのモデルは、日本のアニメ黎明期を支えた女性アニメーターの草分け、故・奥山玲子さんだと言われる。

奥山さんは小田部氏の夫人で、日本のアニメーションの草創期を支えた女性アニメーターである。

◆草創期のアニメ界に飛び込んだ奥山さん

『白蛇伝』 (1958)

東映動画による日本初の長編カラーアニメーション映画。宮崎駿らにも影響。

宮城県仙台市出身。宮城学院高等学校卒業、東北大学教育学部卒業。上京後、1957(昭和32)年東映動画入社し、『白蛇伝』に動画スタッフとして参加、以降長編作品の主要スタッフとして活躍。

1963(昭和38)年同僚のアニメーター小田部羊一氏と結婚、家庭と仕事を両立させながら『海底3万マイル』(70)では4人共同で作画監督を、さらに『アンデルセン童話 にんぎょ姫』(75)では長編作品において女性初となった作画監督を単独で務めた。

小田部:たまたま映画撮影所と関係のあった叔父から東映動画の募集を教えてもらって。それを本人は「動画」を「童画」と間違えたそうで、絵本とかの仕事が出来ると思ったみたいです。

◆東映動画退社後も活躍 後進の育成にも努めた

76年東映動画退社後、日本アニメーションにの『母をたずねて三千里』に小田部氏の作画監督補佐として携わる。

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