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【女性から共感の嵐!】必読フェミニスト文学「82年生まれ、キム・ジヨン」が凄い

韓国で10年ぶりのミリオンセラー「82年生まれ、キム・ジヨン」。同年代の女性として共感すること間違いなし。本の内容とみんなの反応をまとめました。

更新日: 2019年04月08日

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貴女のなかのキム・ジヨンが暴れだす

mami1109さん

▼「82年生まれ、キム・ジヨン」とは

キム・ジヨン氏(韓国における82年生まれに最も多い名前)の誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児までの半生を克明に回顧していき、女性の人生に当たり前のようにひそむ困難や差別が淡々と描かれています。そして彼女はある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したように振る舞い始め――。彼女を抑圧しつづけ、ついには精神を崩壊させた社会の構造は、日本に生きる私たちも当事者性を感じる部分が多々盛り込まれています。

カウンセリングで振り返られるキム・ジヨンの人生は、女性として読んでいて「悔しい」の連続だ。

弟のために食べ物や好きな勉強を我慢させられ、ストーカー被害にあうと父親から「不注意だったお前が悪い」と責められ、大学の教授からは「女があんまり賢いと会社でも持て余す」なんて言われ、就職活動では性差別・格差をはっきりと自覚させられる。

韓国で生まれた女性が生涯を通じて直面するあらゆる差別が淡々と描かれていて、「小説よりもルポルタージュに近い」という評価も受けている。20~30代女性を中心に大きな共感と支持を得ただけでなく、社会現象まで引き起こした。

▼韓国で起きた社会現象とは?

『82年生まれ、キム・ジヨン』は韓国で刊行後、国会議員が他の議員に贈ったり、検事長から受けたセクハラを告発したソ・ジヒョン検事も本書に言及するなど、社会の様々な場面で引用された。

韓国の国会ではいま、別称「『82年生まれ、キム・ジヨン』法案」として、雇用関係・保育関連の法令が発議されています。ソ・ジヒョン検事の事件でも加害者に一審で実刑判決が出ました。

K-POPグループであるRed Velvetのメンバーが、同書を読んだと発言し、一部の男性ファンが彼女の写真を燃やす様子をSNSにアップするといったこともあった(この騒動直後に同作は、ネット書店の週間ランキングで再び1位についている)。

映画化が決まると、主演女優のチョン・ユミのSNSアカウントは、攻撃と支持のコメントで炎上した。大統領府の請願用掲示板に「映画化を阻止すべき」という要請を書く人もいた。

▼#MeToo運動で高まった時代の空気にマッチし、共感を呼んだ

2018年、ちょうど翻訳の真っ最中だった5月に、財務省事務次官のセクハラ事件の暴露がありました。次に夏になったら、東京医大の不正入試事件が明らかになって、全然他人事ではないという感じになってきたんです。

12月10日になると、順天堂大学が不正入試をやっていたことに対する説明を「女子のほうが精神的な成熟が男子より早く、コミュニケーション能力が高い」ので、ある意味、男子を救うために点数を不正に操作したと発表しました。これを聞いた女の人は全員怒っていました。
 そういう雰囲気の中、この本はどんどん売れて、売り切れてしまいました。

読者からの声でハッとしたことがありました。「#MeTooはバリキャリのような女性たちの問題で、自分とは遠い問題だと思っていたが、『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んで自分が経験してきたことが社会問題の1つだと気づき戸惑っている。でも気づけて良かった」という声をいただきました。

それどころか、レイプを告発した女性がバッシングを受けたり、強制わいせつ容疑で書類送検されたアイドルグループメンバーの中年男性の件でも被害者となった女子高生について「家に行く方が悪い」・「美人局なのでは」なんてとんでもない意見が出たり(中年男性と女子高生、ですよ?)、アイドルが男性から暴行を受けたことを謝ったりせざるを得ないという現代日本の状況を鑑みると、こういった類の本が論争を呼ぶだけ韓国の方が進んでいるかもしれないと思い、羨ましくなるほどだ。

▼みんなの反応は?

「VERY」、富裕層ママ向けの雑誌でありながら、ちょいちょい骨太な企画挟んでくるよね〜〜〜〜〜買って帰ろ〜〜。『82年生まれ、キム・ジヨン』は本当にリアルに女性の生き辛さが描かれたマジの名著。分かる本当に辛いという気持ちになるけど、絶対に読むべき。 twitter.com/chikumashobo/s…

「82年生まれ、キム・ジヨン」 発売4ヶ月で13万部突破したそうです このテーマでこの部数は凄まじい わたしも、ほんと読んで良かったと思った本でした 前に書いたコラムです ↓ 韓国女性は怒り日本女性は泣く。読むだけでバッシングされる本っ:telling,(テリング) telling.asahi.com/article/121206…

『82年生まれ、キム・ジヨン』、本当に知ってる風景ばかりだった。「気にしなくていい」って言葉はいつだって「気にならずに済む」側から発せられるんだよね…システムが「そうなっている」のをどこからどうしたら変えられるのかわからない私はつい口ごもりがちだけど、まずは声にしていかねばな… pic.twitter.com/gb96KBuUdP

82年生まれ、キム・ジヨン読んだ!基本的には「女に生まれて良かった」と思ってるけど最後あたり「こんなん女辞めたくなるわ」と女の私が思ってしまったのが本当にしんどかった。あとひとつの創作として見た時のオチの作りが好き。苦虫を噛み潰したような顔で泣いた。 pic.twitter.com/dbGFbjgfsi

『82年生まれ、キム・ジヨン』、ずっしりきた。現実を直視するのが怖くって、おそるおそる読んだ。もう、これは日本の私たちの話だ。最後に、精神科医の男性が考える一行、これが女性が女性ゆえに面していることであって、日本に女性差別がないって言う人に、これのことなんだよ、と言いたい。 pic.twitter.com/cQzvy40HpL

82年生まれ、キム・ジヨン やっと買えて読めました。 これはたしかに、私はね、と自分語りしたくなる…母から聞いた母の人生の話もしたくなる…とか、日本との違いの勉強にもなる…とか、色々思いましたね。 あと、キム・ウニョンが進路変えたとこでのオ・ミスク(お母さん)に少し泣かされました。 pic.twitter.com/tIOAlcLJU3

「82年生まれ、キム・ジヨン」読了。 読みながらこれは自分の話なのではないかと声をあげたくなるような所が何度もあった。衝撃的な事件について書かれた本ではないのに余りのヘビーさに休みたくなる登山のような読書だった。ハッとさせられるので必ず後書きまできっちり読んで下さい。 pic.twitter.com/1Syjt4k1b3

▼発売4ヶ月で13万部突破、第9回Twitter文学賞(海外)で2位!

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