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阪急電車の車内広告【女は大学に行くな、】のコピーライターは誰?

2018年JRと阪急電車の車内広告で話題になった【女は大学に行くな、】についてまとめました。

更新日: 2019年04月23日

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2018年JRと阪急電車の車内広告で話題になった【女は大学に行くな、】についてまとめました。

saitoudesuさん

【女は大学に行くな、】過激なキャッチコピーではじまる広告

2018年4月、JRと阪急電車に中吊り広告として掲出された。

過激なキャッチコピーではじまるが、最後まで読むと考えさせられるその内容に、ネット上では「ビックリしましたが、最後まで読んでほっとしました」「ええ広告やなあと思って見てました」「まじまじと読んだ」「日本はまだ女性への“重力”が強すぎる」などの感想が寄せられている。

この広告について呟いたツイートに、4千を超えるリツート、7千を超えるいいねがついて話題を呼んでいる。

女は大学に行くな、

という時代があった。専業主婦が当然だったり。寿退社が前提だったり。
時代は変わる、というけれど、いちばん変わったのは、女性を決めつけてきた重力かもしれない。いま、女性の目の前には、いくつもの選択肢が広がっている。
そのぶん、あたらしい迷いや葛藤に直面する時代でもある。「正解がない」。
その不確かさを、不安ではなく、自由として謳歌するために。私たちは、学ぶことができる。この、決してあたりまえではない幸福を、どうか忘れずに。たいせつに。

私はまだ、私を知らない。

『泣きそうになった』『まじまじと読んだ』Twitterでも反響を呼んだ

うっかり電車の中で泣きそうになった #私はまだ私を知らない pic.twitter.com/1sksAby2cp

4千を超えるリツイート、7千を超えるいいねがついたこのツイートを起点となり話題を呼んだ。

この神戸女学院大学の広告とても素敵。今まで、勉強できる環境であったことに対して感謝しなくちゃって思うし、大学4年間を無駄に過ごしたくないってめちゃくちゃ強く思う。その4年間をSFCで過ごせるってことがわたしにとってすごい幸せ。 pic.twitter.com/vjSpUtsS6K

勉強できる環境に感謝したい。

これぞコピーライティングの威力。 「女は大学に行くな、」「私はまだ、私を知らない。」 インスタ映えを狙った写真やモデルを雇用した広告が多用される中で、文字だけの広告はグッと刺さるものがある nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/18…

コピーライティングの威力。写真を使わず文字だけの広告にしたことでインパクトを生んだ。

「女は大学に行くな、」広告が上手いのは、「、」まで大文字にすることでメッセージを読み飛ばされないような工夫をしているところ。良い広告だと素直に思えた。 nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/18…

「女は大学に行くな、」の「、(読点)」が読者に"まだなにか続きがあるに違いない"と思わせた。

戦ってきてくださった先輩方に思いを馳せてしまうな…、、今だってその重力はこの世から完全に消えたわけじゃないだろう。決してあたりまえじゃない幸福を、正解のない不確かさを、自由として謳歌したい…すごい重みだ すごい広告だ デザイン会社は @ConcentInc 、コピーライターも知りたいわ twitter.com/kobe_college/s…

コピーライターを知りたいとの声。

【コピーライター】は一体だれ?

1983年生まれのコピーライター。広告制作会社を経て、2013年独立(孤独出版)。2016年に法人化。

2017年からはカフェのプロデュースにも携わり『なんとかプレッソ』『パンとエスプレッソと自由形』という店を友人とともにプロデュース。

また『フツウニフルウツ』『なんとかプレッソ』『しロといロいロ』などのカフェのネーミングも担当している。

最近、コピーライターが「あざといひと」になってないだろうか。理屈っぽく、消費者を上から目線で動かしてやろうという感じ。そういう状況に、なんだかなあと思っています。古い考えかもしれないけど、コピーには、商売以上のなにかであってほしい。ずっと眺めていたくなるような。ココロのどこかに飾っておきたくなるような。文字のカタチとか、音の響きとか、浮かんでくる風景とか、まとっている空気感とか。だれかを、ちょっとでもハッとさせたり、ドキドキさせたり、前向きにする。そんな言葉を。とにかく、オレは美しい一行が描きたいんだー!!!『神戸女学院大学』さんの仕事は、そんな気もちで取り組ませていただきました。

『ずっと眺めていたくなるような。ココロのどこかに飾っておきたくなるような。』
そんなポエムな広告を目指して神戸女学院大学のコピーは書かれたという。

他にもこんな仕事を...

『交差点|交差展』は、adidasが原宿キャットストリート沿いのBANK GALLERYで2016年に開催した、ブランドと文化のつながりをテーマにした体験型展覧会である。

イベントのタイトル『交差点 | 交差展』を石井ツヨシ氏が担当。他にも『好きダス。』などが候補にあった。

山本寛斎氏がプロデュースする、世界中の人に元気の「気(樹)」を植え、夢を与え、未来を応援するプロジェクト「日本元気プロジェクト」。

このイベントのポスタータイトルを、石井ツヨシ氏が担当。山本寛斎氏との1対1の真剣勝負でプレゼンは行われたそう。

『なんとかプレッソ』『パンとエスプレッソと自由形』は、表参道にある「パンとエスプレッソと」の系列店。

石井ツヨシ氏が友人とプロデュース。ネーミングやデザインに留まらず、空間や商品もプロデュースした。

上下のパンが不揃いの『サンド不イッチ』もこの店から誕生した。

『フツウニフルウツ』は中目黒にあるフルーツサンド店。『しロといロいロ』は代官山にあるテキスタイルショップとのコラボカフェ。

店のネーミングを石井ツヨシ氏が担当した。ネーミングの際には【①音が面白いかどうか ②字にした時に見栄えがいいか ③今までなかったかどうか ④遊べるか(コミュニケーションが生まれるか)】の4つのポイントを意識しているという。

広告を制作した【神戸女学院大学】とは?

1875年に創立した私立大学。
『リベラルアーツ&サイエンス』『国際理解』『キリスト教主義』を教育の三つの柱に掲げている。

2017年3月に『私はまだ、私を知らない』をタグラインに定め、4つの電子車内広告を掲出した。

「女は大学に行くな、」が大きく出ているので目立ちますが、本当に伝えたいのは「『正解がない』。その不確かさを、不安ではなく、自由として謳歌するために。」というところです。

 何事にも正解を見いだしにくい今の時代だからこそ、本学が志向するリベラルアーツ教育の意味があると考えます。そして、大学時代だけでなく、その後の人生においても学び続けてほしいと願っています。

この広告は『正解がない不確かさを、自由として謳歌してほしい』という新入生へのメッセージだそう。

訴えたいポイントは上記にもある通り、本学のタグライン「私はまだ、私を知らない。」の周知と、それが表現する学びについてです。本学は、幅広い学びを追求する「リベラルアーツ教育」を教育の方針としています。自分は「知ってる」と思って探求心を閉じてしまうのではなく、謙虚に学び続ける姿勢を身につける教育を行っているということから、上記のタグラインを制定し、社会にPRしていくことになりました。

『私はまだ、私を知らない』は、「リベラルアーツ教育」を教育方針として定める神戸女学院大学ならではのタグラインだった。

【女は大学に行くな、】だけじゃない!?

神戸女学院大学の胸を打つ広告は他にも...

『文系か、理系か。音楽か。』
『30年後も、充実しているか。』
『国内か、海外か。どこでもか。』
『自分にはまだ、未知の才能があるのではないか。』
『仕事と家庭は、天秤にかけるものか。』
『幸福は、測れるか。』
『進路に正解なんてあるのか。』

(2017年6月 掲出)

『変化を恐れるか、歓迎するか。』
『学びの成果を、実感できているか。』
『「覚える」か、「考える」か。』
『17歳 受験は、戦争か。』
『83歳 明日は、どんな未知に出会えるか。』
『67歳 年齢は重荷か、引き出しか。』

(2017年11月 掲出)

これで完成ということもなければ、もう遅いということもない。
歩きはじめるかぎり、あたらしい世界は広がっていく。
遠回りだと感じていたことが、あとから考えると、あの道を選んだからこそ今がある、と思えたり。
迷ったことも、悩んだことも。
あなたの卒業が、いい通過点でありますように。

(2018年3月 掲出)

「知ってる」って閉じてしまわないかぎり、人生は、いつだって可能性に満ちている。

(2018年3月 掲出)

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