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禁止すべき?就活セクハラ事件を機に「OB訪問不要論」が高まってる

就活生に立場を利用してわいせつ行為を行う事件が多発している中、犯罪の温床となっている「OB訪問」不要論の声が高まっています。その実態についてまとめました

更新日: 2019年04月17日

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この記事は私がまとめました

就活生が社会人を直接訪問しアドバイスや業界について情報を得る「OB訪問」が、今問題となっています。

genzohさん

「OB訪問」とは

OB/OG訪問とは、働いている社会人に会い、仕事の内容や社風について話を聞きに行くことです。

OB訪問の一番のメリットは、志望動機の材料が見つかることです。OB訪問をしていない人は、紙の資料からしか志望動機をつくることができません。しかし、OB訪問をしていれば、実際に働いている人の実感を交えた志望動機がつくれます。

就活生にとって非常に有益な制度です。

ところが、衝撃の事件が次々と発覚…

就職活動でOB訪問を受けた女子大学生を泥酔させて宿泊先に侵入して性的暴行を加えたとして、警視庁は26日、大手商社住友商事(東京都千代田区)元社員の三好琢也容疑者(24)=東京都北区滝野川6丁目=を準強制性交と窃盗などの疑いで逮捕し、発表した。

就活の一環でOB訪問に来た女子大学生にわいせつ行為をしたとして、警視庁三田署が、大手ゼネコン・大林組の社員を強制わいせつ容疑で逮捕していたことが報じられた

大手ゼネコン「大林組」(東京都港区)。同社の現役幹部社員が2017年春、就職活動をしていた女子大学生にリクルーターとして面会し、不適切な行為を働いていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

「力関係」を利用した卑劣極まりない犯行

三好琢也容疑者は
「酒が飲めないと商社ではやっていけないぞ」
などと女性に対して一気飲みを強要し、無理やり酔わせたという事です。

OBに会いに行くと、サイト内でのやり取りは会社側にウォッチされているので、すぐにLINEを交換しようというふうになる。そして執拗に誘われるようになる。

「ある人材会社の方の言葉にショックを受けた。去年の財務省の事件などがあって、社内や取引先に対するセクハラはやったらまずいということで非常に厳しくなっている。そこで「就活生がブルーオーシャンだ」という。要は手を出しても被害を訴えにくいからだと。

最近は「OB訪問」をアプリで気軽にできることも背景にある

実は私以外にも広告業界を志望している友人2人が同じようにこの男性社員とアプリで出会って、『自宅最寄駅で22時待ち合わせ』と誘われています。すごく手慣れているし、毎年同じことをやっているんじゃないでしょうか

被害者を出した「住友商事」は再発防止策を発表も…

入社3年未満の社員がOBOG訪問を受けることは禁止する。
就職活動生との飲酒は、いかなる場面でも一切禁止とする。
OBOG訪問対応時間は平日13:00~18:00に限定する。
OBOG訪問の場所は原則、社内施設とする。
OBOG訪問を受ける際には、メールで直属上司、及び人事部採用チーム宛に事前届出をおこなう。
OBOG訪問の予定はスケジューラーに「公開」で登録する。(学生の携帯電話番号等、個人情報は記載しない)
OBOG訪問を受けた後、社員は、直属上司及び人事部採用チームに速やかにメールで報告する。
就職支援企業が運営するOB訪問マッチングアプリなどの利用は禁止する。登録している場合は直ちに利用を停止すること。

OB訪問を推進していた企業なだけに、OB訪問自体を禁止することはしないようです

「大林組」は、被害者の女性を非難するような言動も…

人事部長は「高橋の方が立場が弱い」「高橋には妻子がいて、役職もある。失うものが多いんだ」などと斉藤さんを責めるような発言をしたという。

※高橋:わいせつ行為をした男性、斉藤:被害者の女性

人事部長「正直言って、男女関係ですよね、要は。1回目は確かにリクルーターと学生という関係だったかもしれないけど、内々定が決まった後、正直言って、別に彼に何の権限があってね、あなたの内定を取り消すことができるわけでもないし、普通にLINEで食事に誘って、その後ホテルに行ってっていう、まあ、普通の恋人関係、男女関係ですよね、そうなってくると」

セクハラ被害などに詳しい新村響子弁護士は「人事部長の発言は、典型的なセカンドハラスメントです」と指摘する。人事部長と言えば、労務管理部門の責任者だけに、大林組の企業体質が問われる事態に発展しそうだ。

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