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ウッズを支えた「バンテリン」はなぜ今年1月からはテレビCMも再開していたのか?

スキャンダルを起こすとスポンサー契約を解除する企業が大半だが、2019年4月14日マスターズ優勝を果たしたタイガー・ウッズ選手は2008年の全米オープン以来11年ぶりに復活を果たした。しかし、その前からスポンサーとして応援していた企業があった。

更新日: 2019年04月21日

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ウッズはゴルフとは関係ないプライベートな問題で、いくつものスキャンダルに直面し、「暗黒時代」を過ごした。不倫騒動後、妻が去り、スポンサーが去り、コーチも相棒キャディーもウッズから離れていった。

july701さん

男子ゴルフの海外メジャー大会第1戦、マスターズ・トーナメントは、14日、最終ラウンドが行われ、アメリカのタイガー・ウッズ選手が通算13アンダーで2位からの逆転で優勝しました。ウッズ選手はこの大会14年ぶり5回目の優勝で、海外メジャー制覇は11年ぶり通算15勝目です。

ウッズを見捨てなかったスポンサーもいた

スキャンダル後、高級時計のタグ・ホイヤーを始め、コンサル大手アクセンチュア、自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)などが契約を切った。

ナイキは純粋にウッズのアスリートとしてのポテンシャルを信じ、この瞬間のためにスポンサーを続けていたのだろう。17年には、ウッズは処方薬の副作用によって車内で寝ていることころを警察に逮捕されるという事件を起こしているが、そんな時でも、契約は切らなかった。

とにかく、ナイキは今、「移り気で心のない大手企業と違う」と一気に株を上げた形になっている。同社の創業者、フィル・ナイト氏はこれまで、ウッズのスポンサーを降りなかった理由を明らかにはしていない。だが、表に出たがる経営者が多い中、そんな姿勢もまた、同社の好イメージにつながっている。

日本企業もスポンサーとしてウッズの後援をしていた。

日本のテレビCMでおなじみの興和は、外用鎮痛消炎薬「バンテリンコーワ」のCMでウッズを起用し、スキャンダル後に最初のスポンサー契約を結んだ企業だと報じられている。またブリヂストンは16年にゴルフボールのスポンサーになっている。こうした企業も、今回のウッズの勝利を支えてきた「功労者」だと言えるだろう。

タイガー・ウッズとの契約を発表したのは2011年7月

興和株式会社(本社:愛知県名古屋市)が、外用鎮痛消炎薬「バンテリンコーワ」シリーズのイメージキャラクターとしてタイガー・ウッズとの契約を発表したのは2011年7月のこと。当時は、ウッズがケガとスキャンダルからの復活を目指してもがいていた時期だった。

「あれだけの世界的有名選手ですから、個人的なトラブルがあったのかもしれませんが応援したい。社内でも、社長を含めゴルフ好きの人間が多かったのも幸いしたのかもしれません」と、同社の宣伝担当者は明かす。あれから約8年。ウッズのキャリアは多くの谷を経て、今年のオーガスタで11年ぶりにメジャーの頂点へと到達したが、その間もずっと、同社はウッズとの契約を続けてきた。

今年1月からはテレビCMも再開している。「身体の問題をクリアできて、調子も上がってきた。社内でもそろそろCMに出ていただいても良いのでは?」という話が出たのは、ウッズが昨年9月の「ツアー選手権」で5年ぶりに優勝する直前のことだったという。「社長の三輪(芳弘)もそういう予感があったのかもしれません」という中で、「マスターズ」でのメジャー通算15勝目は訪れた。

ウッズの歴史的な復活劇と、同社が販売する「バンテリン」の“痛みに打ち克つ”というイメージは、見事なほど合致する。

興和について

繊維、医薬品などのヘルスケア商品、光学関連の商品を製造・販売している。前身の「服部兼三郎商店」時代に豊田佐吉の自動織機開発を支援していた名門企業。興和グループの統括会社。グループ内には、兄弟会社として、興和紡株式会社、直結子会社として、興和新薬株式会社、興和創薬株式会社等がある。
医薬事業では、「コルゲンコーワ」や「キャベジンコーワ」などの商品を製造・販売しており、医薬品のテレビCMは、全国の民放テレビ局(一部の局除く)でスポット主体で放映されており、他社と比べ放映回数も多いことから、同社の認知度向上に一役買っている。なお番組提供に関しては、ごく最近まではテレビ・ラジオのレギュラー番組で、スポンサー契約を行ったものが数本存在し、年末年始などの特番で番組提供を行う程度となっていたが、2012年4月からは一社提供番組のスポンサーに入るようになる(提供番組の節を参照)。
光学機器メーカーとしては「PROMINAR」ブランドのカメラ用レンズや、観光地用の望遠鏡などが主力製品。あわせて放送・映像機器の製造・販売も行っており、全国のNHK・民放テレビ・ラジオ局で使われている。

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