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30代で発症も⁉︎親族に大腸がんがいたら要注意!3-2-1ルールで即チェック!

親族に大腸がんがいる人はそうでない人より罹患率が上がるそうです。その見極めに役立つ3・2・1ルールという法則がある事を知ってまとめてみました。当てはまる人に是非役立ててみてください。

更新日: 2020年09月07日

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mariners-hさん

大腸がんで亡くなる人の数はがん死亡数第2位

国立ガンセンターによる2018年度のがん統計予測からの情報

肺、大腸、胃、膵臓、肝臓の順にがん死亡数が多い。

出典
2018年のがん統計予測:[国立がん研究センター がん登録・統計]

全体数では2番目に。男女別では男性は第3位、女性では第1位に…!
多少の推移変化はあるものの、近年この順位は変わっていない様子。

発見のしにくさがその理由

早期は症状が出にくいといった特徴があり、これが死亡率を高くしている理由のひとつです。

早期に発見して治療を開始すれば、治癒率が高いがんとも言われています。

家族歴や遺伝子が関係しているタイプもある

いわゆる「なりやすい家系」というもの

遺伝性の大腸がんでは、

血縁者に複数の大腸がん患者がいる、
若年発症、多発がん(同じ臓器に複数のがんができる)、
重複がん(大腸とは別の臓器にも原発がんができる)

といった特徴がみられます。

①家系にがんが多い(大腸がんや、子宮がん
 (子宮体がん・子宮内膜癌)、胃がんが多いです)
 ②若くしてがんができる
 ③1人の人に何度も(あるいは何個も)がんができる

という特徴があります。

主なタイプは二つ

① 家族性大腸腺腫症

家族性大腸腺腫症は、大腸の粘膜に100個以上のポリープができる遺伝性の病気です。

検査や治療をしなかった場合は、ほぼ100%大腸がんを発症すると考えられています。そのため、20歳くらいから年に1回大腸内視鏡検査を受けてください。

子供がいる人は伝えておく

家族性大腸腺腫症は優性(顕性)遺伝する病気です。そのため、子どもがいる患者さんには、子どもが高校卒業する頃など分別がついたとき、この病気について話をして、検査を受けさせたほうがよい旨を伝えています。

早期発見・治療すれば治りやすいがんであるため、伝えておく事は大切です。

診断後は病気についてよく説明したうえで、大腸がんを防ぐために20歳代で予防的大腸切除術を受けるようにすすめています。

ショックが大きいかもしれませんが、予防的観点から大切なことと言えます。

② リンチ症候群

リンチ症候群は、大腸がんや子宮体がんなどの発症リスクが高くなる遺伝性の病気です。

家系内で、右側大腸にがんができた方、50歳以下の若さで大腸がんになった方、大腸がん以外に子宮体がんや卵巣がん、胃がん、小腸がんなどが発生した方がいる場合はリンチ症候群の可能性があります。

大腸がんだけではなく、子宮体がんや卵巣がんなど、女性特有のがんが発症している場合も考慮に入れます。

リンチ症候群では、大腸がんや子宮体がんを若い年齢で発症する可能性が高いため、早い時期(20~30代)から大腸内視鏡検査や婦人科の受診による定期的な検診を開始することが大切です。

家族性大腸腺腫症と同様に優性(顕性)遺伝のため、リンチ症候群の場合も子どもには伝えておくことが望ましいです。

リンチ症候群と診断された場合は、20歳代など若い年齢の方も毎年大腸内視鏡検査を受けるようにしましょう。

チェック!見きわめの「3-2-1ルール」

以下の3項目を「3-2-1ルール」といい、あてはまる項目が多いほどリンチ症候群の可能性が高くなります。

親・子・兄弟姉妹に
  少なくとも3人の大腸がん*患者さんがいる
  少なくとも2世代にわたって発症している
  少なくとも1人は50歳未満で大腸がんと診断されている

*大腸がん以外に子宮内膜がん(子宮体がん)、腎盂尿管がん、小腸がんでもよい。

よりわかりやすく把握するために、自分の親兄弟、祖父母兄弟、さらには子供兄弟全体の家系図を書くことを勧める医師も。
そのうち、大腸がんなどの患者が少なくとも3人、2世代続いており、1人は50歳未満の場合、当てはまる確率は高くなるというルールです。

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