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新たなる名作ドラマ枠の可能性大!?NHK「よるドラ」枠に注目

NHKのドラマ枠というと朝ドラと大河ドラマが有名だが、最近注目されているのが「よるドラ」枠。『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』、『腐女子、うっかりゲイに告る。』と若者向けの挑戦的なオリジナル作品を生み出していて、高評価。第三弾『だから私は推しました』も「地下アイドル×女オタ」と攻めている。

更新日: 2019年05月25日

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aku1215さん

◆民放各局にはさまざまな看板「ドラマ枠」がある

TBSの【日曜9時】枠。「日曜劇場」として毎クール質の高い作品を送り出している枠で、『陸王』『99.9刑事専門弁護士』『ブラックペアン』といった人気作品が並び、現在のところ向かうところ敵なしの鉄板枠だ。

●「月9」⇒フジテレビ系列月曜21時
一番有名なドラマ枠といえば、やはりフジテレビ系列の月曜夜9時、通称「月9」。数々の人気トレンディードラマを放送してきた。一時期は視聴率が不振に陥ったが、相変わらず高い人気を誇る枠。

●「木曜ミステリー」⇒テレビ朝日系列木曜20時
1999年から放送されている木曜20時のドラマ枠。名前のとおり、ミステリードラマを放送。『科捜研の女』や『おみやさん』、『京都地検の女』といったシリーズが有名。

◆NHKにも朝ドラや大河ドラマ以外に複数の「ドラマ枠」が存在

『透明なゆりかご』(2018)

平成30年度(第73回)文化庁芸術祭大賞(テレビ・ドラマ部門)を受賞

NHKのドラマといえば、朝ドラと大河ドラマが代表格ではあるが、「よるドラ」、「土曜時代ドラマ」、「ドラマ10」、BS「プレミアムドラマ」と多くのドラマ枠があり。

朝ドラと大河が、NHKドラマの二大看板だが、それ以外の連続ドラマも高いクオリティを保持した現代的な作品が多い。

中でももっとも勢いがあるのは、ドラマ10(金曜夜10時枠)だ。昨年はトランスジェンダーをモチーフにした『女子的生活』と、産婦人科を舞台に、出産や中絶の現実をシリアスな視点で描いた『透明なゆりかご』といった意欲作を生み出し、ドラマ関連の賞を総なめ。

◆そんな中、注目されているのが「よるドラ」枠

『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(2019)

若者向けドラマ枠として今もっとも注目なのは、よるドラ(土曜23時30分放送)だろう。2018年から始まったこの枠は、昨年はBSプレミアムで放送された『植物男子ベランダー』を再放送していたが、今年に入ってオリジナルドラマに着手。

「よるドラ」枠は最近面白くて、外部から優秀な脚本家を連れてきて、新しいことをやろうとしている。

攻めた企画が続いており、NHKのドラマ10と並ぶ挑戦的なドラマ枠だ。

◆リニューアル第一弾で一躍注目された『ゾンみつ』

『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(2019)

「よるドラ」は、今年リニューアルされたNHKの深夜ドラマ枠。冬クール(1~3月)は、ゾンビが発生した地方都市を舞台に地方で暮らす女性の鬱屈した内面を描いた、異色のドラマ『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(以下、『ゾンみつ』)が放送された。

NHKが本格的なゾンビものをオリジナルで制作し、ドラマファンを驚かせ熱狂させている『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』。そのクオリティの高さで一躍注目を集めた。

設定もセリフも掛け合いもリアルで中身が濃いから、ゾンビはただの背景、あるいはスパイスにしか見えず。ただのパニックモノではない。鬱屈と世知辛さを織り込みつつ、人生の分岐点を描く傑作。

◆放送中の第二弾『腐女子、うっかりゲイに告る。』も高評価

『腐女子、うっかりゲイに告る。』(2019)

浅原ナオトの小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」を原作に、ゲイと腐女子の純粋でねじれた青春群像劇を描く。

タイトルこそ奇抜だが、中身はそんなマイノリティの生きづらさを、ウェットになりすぎず、バランスのとれた距離感から描写する、濃密で透明度の高い青春ドラマだ。

30分と短い尺ながら、無駄なシーンやセリフはなく、決して言葉数が多いわけではないのに情報量が濃い。これぞ職人の仕事と称えたいクオリティをキープしている。

近年、LGBTを取り扱ったドラマは増えているが、多くはキャラクター設定のひとつ。萌えの一要素として程度の扱い。本作は「ゲイの本音」という、そこから一歩踏み込んだテーマに挑んでいる。

◆そして第三弾『だから私は推しました』が発表された

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