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リスクが高い方を選択する…「自殺した人」に共通する脳の特徴

自殺した人の「脳」を調べた結果、「ある特徴」があることが明らかになったようです。

更新日: 2019年06月08日

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■日本でも問題になっている「自殺」

OECDは、日本はうつ病関連自殺により25.4億ドルの経済的損失をまねいていると推定している

厚生労働省の「自殺対策白書 平成30年版」によると、16年時点で15~34歳の若い世代の自殺は、すべての死因のトップ

思春期の10代前半を見ると、年によって凹凸はあるが、おおむね増加傾向にある。2016年の年間自殺者は71人だったが、2017年では100人と大幅に増えている。

■大きな苦悩が自殺の原因になる場合が多い

自殺が突然のように見える場合でも、実は自殺に至るまでには長い苦悩の道程があるのが普通

「家庭問題」「健康問題」「経済・生活問題」などのカテゴリに分けられる危機要因が複合的連鎖的に組み合わさった結果

日本ではかつては青年層の自殺が多かったが,その後 65歳以上の老人の自殺率が非常に目立つようになってきており,動機としては病苦が圧倒的に高い比率を占めている

■絶対ではないが「自殺者の脳」にはある特徴があるという

違いが見られた部位は、脳の前部帯状皮質と背外側前頭前皮質だった。これらは、自らのストレスの度合いを主観的に判断するプロセスに関係する部位

自らのストレスの度合いを主観的に判断するプロセスに関係する部位だ。「客観的に見た症状の深刻さは同じでも、この人たちは主観的に感じる鬱症状がはるかに深刻だったのだろう」

意思決定課題の遂行時に前頭前野眼窩部の反応が乏しいことが報告されているとともに、怒りに関する情動刺激の提示による同脳部位の賦活が大きい

私たちは、自分が置かれている状況を絶えず主観的に判断し続けています。これは、通常は適応的に行われているのですが、強いストレスを受けている時やうつ状態に陥っている時など、特別な状況下ではそうした認知に歪みが生じてきます

ストレスをより大きく感じるという特徴があります。

■更に「リスクを取る傾向がある」という

自殺リスクの高い人たちは、意思決定が必要な課題を与えられたとき、リスクの高い選択をする傾向がある。

否定的な情報を受け取ると過敏に反応する一方、肯定的な情報にはあまり反応しないようだ。そのため、世界を冷淡で敵対的な場と感じる傾向が強い

人は利益や好ましい結果をもたらす選択肢の中ではリスクを避けようとし、損失の可能性が関わる場面ではそれを避けるためにリスクをとる傾向がある

常に損失の可能性というマイナスの感情を抱いているといえます。

■また、「脳卒中」の後に多くなることも知られている

脳卒中を発症すると、うつ病リスクが高まることがわかっています。ご存じのようにうつ病は自殺の最大のリスク要因です

脳出血や脳梗塞などの病気では、脳の血管が障害されるのですが、このとき脳の中の気分や感情にかかわる部分が影響を受けて、抑うつ状態が現れることがあります。

そして、これに脳卒中を起こしたことによる生活環境上のストレスが加わるとうつ病が発症しやすくなるとされています。

■自傷行為をする人の脳も変化していることが分かっている

※脳の委縮がみられないケースもあります

自傷行為をする少女たちの脳容積は減少しており、成人に発症する「境界性パーソナリティ障害」と似た特徴を持つ

萎縮する脳部位は「島皮質」と「下前頭回」と呼ばれる領域であり、これらは感情のコントロールをするのに役立つ

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