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経験積むほど引っかかる?FXでよくある「だまし」とは?

上がるか下がるかを予測するFX(為替)において、よくだましという言葉を聞く機会がするほど耳にします。上がるか下がるか判断するのにだまし?と思うものですが、チャートにおいてトレンドやセオリー通りに動かないケースの場合に使われるわけです。このだましからの値動きに翻弄されては負けが込むことが多いようです。

更新日: 2019年06月17日

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egawomsieteさん

■ダマシとは

「だまし(fakeouts)」とは、テクニカル分析において売買サインが出たものの、相場はそのサインとは全く逆方向に動いていく事を指します。

 特に「だまし」が起こるタイミングは、多くの投資家が注目している場合が多く、それは同時に多くの投資家が「だまし」に引っ掛かる事を意味しています。

だましが起こる理由として、「多くの投資家が注目している売買サインだから」と言った見方が考えられています。

■だましはなぜ起こるの?

・ブレイクアウトを狙った人が十分利益をとれて決済することにより逆方向へ進んでしまうこと

・ダマシを狙ってエントリーした人が多くいた

・ブレイクアウトを確認してエントリーしたけど逆行したことにびっくりして損切りを行った

「ダマシ」が起こるタイミングは、多くのトレーダーが注目している時間帯が多く、
それは同時に、多くのトレーダーが「ダマシ」に引っ掛かってしまう事を意味しています。

「ダマシが起こる理由」=「多くのトレーダーが注目している売買のサイン」

といった見方が多く考えられます。

・ヘッジファンドの存在

それはブレークしたらトレンドが発生するチャンスだと待っている投資家もいれば、そこで逆張りして利益を出そうとしているヘッジファンドなどもいるということです。

一般的にはレジスタンスラインをブレークすると、強いトレンドが発生し、これまでのレジスタンスラインがサポートラインに変わります。ここにストップロスを置いて、ロングポジションを保有するトレーダーが多く出現するのです。

ヘッジファンドがタイミングよく大量な資金を投じて逆張りすると、ブレークしたものの、伸び悩んで下落していきます。その際に多くのストップロスを巻き込むので大きな下落になるのです。逆張りの利益幅が広がります。ヘッジファンドはすぐにエグジットして、今度が買いに資金を投入するので、トレンドは反転し、次のブレークは本当に強い上昇トレンドになるのです。

■初心者よりも経験者のほうがだまされやすい?!

ポイントとなってくるのは、これらを認識しているトレーダーたちが多く存在しているというところです。つまり、相場のセオリー的に考えると、例えば「ここを抜けたらもっと伸びるんじゃないか」といったシナリオが、市場の共通認識としてあるということです。

こういった共通認識があるからこそ、だましというのは生まれるわけです。そういう意味では、初心者よりも、むしろFXをある程度経験している人のほうが、だましにあいやすいということも言えるでしょう。

実際に、まったくの初心者がビギナーズラック的に大勝ちすることも多々ありますが、知識が増えてきて逆に伸び悩んでしまうという人は少なくありません。知識を付けて共通認識が見えてしまうからこそ、だまされやすくなるわけなんです。

おそらくだましに悩んでいる人というのは、そういうレベル感の人が多いと思います。ただ、このレベルを一歩抜け出すことができれば、相場がより一層見えるようになります

■決定的なダマシ回避の方法はない

ダマシの理由が大口投資家の売り買いのパワーバランスなので、チャートでは見えてこない部分になります。ましてや最近のアルゴリズムは節目を狙った仕掛けも多く、「回避のしようがない」と割り切っています。

■相場が動くためには損切りが欠かせない

だましの理由を考えるうえで思い出してほしいのが、FXがゼロサムゲームだということです。つまり、FXにおいては「トレーダー同士の利益の奪い合い」が本質なんです。そのため、FXに参加しているトレーダーがみんな利益を出すことはありえません。

もっと簡単に言うと、誰かが利益を出している裏には、損失を出している誰かがいるということです。例えば上昇相場では売りポジションを持って損切りをするトレーダーが必要で、売りポジションの損切りによる買いが相場を押し上げにつながっていくわけです。

相場が大きく動く際、背景にこういった損切りポジションの存在があるケースが多々あります。一方で、相場が動き出しそうに見えるのに動かない際には、損切りポジションが足りていないということが逆説的に考えられます。

なにかのメジャーなトレードサインが出て、多くのトレーダーが上昇すると判断してエントリーしても、一時的に新規の買いが入って上昇したものの、それ以上は伸びないというパターンなんかは、まさにこの損切り不足の状況が考えられます。

ちなみに、そういった場合、そのトレードサインでエントリーした多くの買いポジションというのは、将来的に決済の売り注文となることになります。すると、上昇どころかいったん強く下降してしまうこともありえるわけです。

ひどい時には、この下降でこれらの買いポジションをすべて刈ってから、買いポジションが消えて上が軽くなったところで本格的な上昇に入っていく、というようなケースもあります。刈られた人にとっては、目線は合っていたのに負けるという非常に悔しいパターンですね。

まさにこれがだましの1つの起こり方ですが、意識してもらいたいのは、こういった動きの背景にある負けトレーダーの損切りです。チャートが読めてトレードサインがわかるだけでなく、こういった損切りを意識することで回避できるようになるだましも少なくはありません。

■騙し回避には?

一流トレーダーもだましに引っかかります。しっかりとリスクマネジメントしているので大きな損失には繋がりませんが、それでもだましによって損失は出しているのです。

テクニカル分析で勝とうとした場合、だましに引っかかるのは仕方ないことだという側面があります。完全にだましを回避する方法はありません。ただし、だましに引っかかる可能性や損失を軽減することは可能です。

・完全に回避することは不可能であり、だましをまずは受け入れる

・その上で、資金管理を徹底し、だましに合った場合は損失を最小化する

・エントリータイミングを慎重に見極める(すぐエントリーしない)

・相関通貨を組み合わせる方法

似ている通貨ペアを一緒にチャートで分析をすることで、
「ダマシ」を回避させる方法もあります。

世界経済は連動しており、全ての通貨はつながっていますので、
別々の通貨であってもある程度同じような動きをする通貨ペアがあります

相関係数とは、ある期間におけるふたつの通貨ペアの関係の強さを数値にしたものです。

例えば、「AUD/USD」と「NZD/USD」はオーストラリアもニュージーランドも共に
資源国であり隣国ということもあって、経済的に深い関わりがあります。

特にニュージーランドはオーストラリアが最大の貿易相手国であるため、
オーストラリアの景気悪化はニュージーランド経済にも影響を及ぼし、
豪ドルが下落するとNZドルも下落しやすい傾向にあります。

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