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古市憲寿は2回目!全部読んだ!?「芥川賞・直木賞」候補作品が面白い

「芥川賞・直木賞」ノミネート11作品が発表された。今村夏子『むらさきのスカートの女』『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』『百の夜は跳ねて』『ラッコの家』『五つ数えれば三日月が』、『平場の月』『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』『トリニティ』『落花』『美しき愚かものたちのタブロー』『マジカルグランマ』。

更新日: 2019年07月18日

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aku1215さん

◆令和初の「芥川賞・直木賞」候補作品が発表された

日本文学振興会は17日、令和初となる「第161回芥川龍之介賞・直木三十五賞」の候補11作を発表した。

選考会は7月17日

芥川賞は2回連続となる社会学者の古市憲寿さん(34)の「百の夜は跳ねて」(新潮6月号)、台湾育ちの李琴峰さん(29)の「五つ数えれば三日月が」(文学界6月号)など5作品が候補となった。

直木賞には朝倉かすみさん(58)の山本周五郎賞受賞作「平場の月」(光文社)など女性作家の6作品がノミネート。直木賞の候補が全員女性なのは初めて。

・芥川賞・直木賞とは

【芥川賞】
芥川龍之介の名を記念し,1935年,菊池寛が主宰していた文芸春秋社が直木賞とともに創設した文学賞。無名または新進作家の優秀作に年2回授賞,文壇への登竜門とされる。

【直木賞】
直木三十五の業績を記念し、昭和10年(1935)菊池寛の提唱により創設された文学賞。毎年2回、大衆文学の新進・中堅作家に贈られる。

Q. 芥川賞・直木賞の違いを教えて下さい。
A. 芥川賞は、雑誌(同人雑誌を含む)に発表された、新進作家による純文学の中・短編作品のなかから選ばれます。直木賞は、新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)が対象です。

◆芥川賞候補5作品

▼今村夏子『むらさきのスカートの女』

近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。

#読了 「むらさきのスカートの女」今村夏子 作中繰り返される「むらさきのスカートの女」の11文字。しばらく頭から離れないな。栞が紫色なのもグッド。みんな読もう。 pic.twitter.com/BvesWbdoeY

今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」を読み終えました。 最初は普通に読んでいたのですが、途中から「ん?」となり、どんどん進むにつれ最早ホラー小説なのではという恐怖を抱きました。 あの人物を当てられたのは少し嬉しい。 今村さんらしい日常から一歩外れた作品でした。

▼高山羽根子『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』

思い出すのはおばあちゃんのきれいな背中、あの日の工事現場でのこと、学生寮から聞こえてくるギターの音だった。そして「私」が高校のときにいちばん仲の良かったニシダ。ある日、女装した彼がデモの先頭に立つ姿を目にして……。

文學界6月号に新人小説月評を書きました。暴力や不寛容が深刻化する日本を背景に、愛することで福音を求めるような作品が際立ってます。性愛(エロス)という呪縛からの解放を描いた高山羽根子の「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」は秀逸で、C.S.ルイスの「四つの愛」の相互混入を想起させます。 pic.twitter.com/9ZpFrRdbJb

『すばる』5月号の高山羽根子さん「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」も読みました。私たちに見えるもの、見えないもの、見えないことにしているもの……の物語。変化球なし、直球でぶん殴られる感じ。ドトールでしくしく泣きながら読了しました。こちらも必読推奨。タイトルはディランより。 pic.twitter.com/3hczUZ0lJ2

▼古市憲寿『百の夜は跳ねて』

「格差ってのは上と下にだけあるんじゃない。同じ高さにもあるんだ」。僕は今日も、高層ビルの窓をかっぱいでいる。頭の中に響く声を聞きながら。そんな時、ふとガラスの向こうの老婆と目が合い……。

古市憲寿の「百の夜は跳ねて」は、「雪の女王」の秀逸な翻案物語。読み応えあります。仙田学「アイドル」の中年男性のリアルな雇用実態や理不尽な社長に食いつく態度、彼が蔭ながら支える貧乏地下アイドルの生活の緻密な描写、そこから一気にガリヴァー的ファンタジーに転ずる大胆さは面白かった。

古市くんとトークショーしてきました。『孤独の意味も、女であることの味わいも』についてお話ししました。かなり緊迫感のある場だったかも。古市くんの『新潮』に載った「百の夜は跳ねて」についても結構話したかな。あれはほんといい小説。 instagram.com/p/ByaOP5inYTm/…

▼古川真人『ラッコの家』

見えないからこそ、見えてくるものがある。夢とリアルが絶え間なく交錯する認知症の老女。自らの空想に怯えていたことを笑い飛ばす。

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