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日産が北米に向けて展開していたミニバン・クエストは勇ましく大地を駆け抜けた

日産が誇るミニバン・プレーリーはアメリカで展開するために改良を加えて、クエストに仕立てたこともある。それは日本でもわずかな間だけ販売され、何より北米市場で求められる要望に応えているのが特徴で、堂々としたデザインと快適な乗り心地や居住性を併せ持っていた。

更新日: 2019年06月21日

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その大きさは自社で製造しているエルグランドにも匹敵し、どこから見ても申し分ないくらい立派な出来栄えだった。

cobbyjpさん

クエストは日本よりもはるかに広いアメリカ合衆国で、勇ましく展開したミニバンだった

日産クエストとは、あまり馴染みにない方が多いと思いますが、1993年から北米の日産で販売されているミニバンです。初代の一部は日本でも販売されていましたが、以降は北米中心に販売されています。
エンジンはいずれもV6で3L以上です。2011年発売の4代目クエストは、Dプラットフォームを採用し、3代目エルグランドと多くのパーツが共通になり、クエストとエルグランドは兄弟車となっています。

日産・クエスト 北米専売の3代目。ラフェスタやティーダ、また横からだとエスカルゴを潰した様にも見える、5m超えの巨大なミニバン。前期型インパネは茶筒のような造形物で、全席にサンルーフが有る。奇抜さをShiftしすぎて不評だった車。うん、色々そそる pic.twitter.com/JEK5g6ttTm

フォード・モーター社との協力によって実現した初代 V40型は、力強いエンジンが特徴

クエストの原点は1993年にさかのぼり、開発は日産だけではなくフォード・モーター社も協力してくれて、「日産CR」の方針を固めた上で行われた。全体の製造はアメリカ・オハイオ州に構えた工場が受け持ち、エンジンはテネシー州に構えた北米日産会社の工場が担ってくれて、ついに最大7人乗車が可能なミニバン・クエストが完成した。ちなみにエンジンはV型6気筒OHC VG30Eで、サスペンションはフロントがマクファーソンストラットとコイルスプリング、リアがリジッドアクスルとリーフスプリングの組み合わせとなっており、展開はアメリカだけではなく日本にも浸透した。

クエスト(1993~2017) 北米向けミニバンだが、日本でも初代のみ日本でも逆輸入され限定販売された。左ハンドル仕様のみで、かなりのレア車。初代はアメリカのフォード・モーター社との共同開発だが、フォード社とマツダの話がまとまらず、最終的に日産が入ったという経緯がある。(COBBY) pic.twitter.com/tlC4y6e5Ia

フォードと日産の関係なんて初代クエストとマーキュリー・ヴィレジャーくらいしか知らなかった… pic.twitter.com/wzmOlrG0q7

北米市場をメインに開発された 「初代・日産クエスト」 大陸的な、大らかさを感じさせるボディサイズは 国内向けでは得られない、ゆとりが自慢でした。 オーテックジャパンが発売元となり 日本でも販売されましたが 左ハンドルのみという設定もあり 販売台数は、わずかにとどまりました。 pic.twitter.com/fczJx62omK

2代目 V41型になると、変わった所は特にないがエンジンがさらに進化した

初代であれだけのこだわりを詰め込んだクエストは、1998年に2代目へと変わった。基本的な構造は前回から流用したものだが、エンジンはV型6気筒 OHC VG33E型に変わり、前後で異なるサスペンションもフロントが独立懸架ストラット式、リアがビームアクスル式リーフスプリングに改良された。全体的に見るとなだらかな印象が強くなり、前と後ろの部分もデザインをがらりと変えたことが伝わる。こちらも製造はオハイオ州の工場に任せているが、日本国内では一切展開しなかった。

今までの形状を脱ぎ捨てて、新たな方針を目指した3代目 V42型は、台湾や中国にも浸透した

とうとう3代目にたどり着いたクエストは、カリフォルニア州にある日産がデザインを手がけ、アメリカで販売しているアルティマ、アジアで販売されているティアナで共有しているFF-Lプラットフォームが使われ、他社の協力は一切得ていない。今度の製造はミシシッピ州キャントン工場に頼み、エンジンはV型6気筒 DOHC VQ35DE型が使われ、4速および5速のオートマチックトランスミッションを融合させた。それでも乗車定員は7人まで対応していることに変わりはない。販売は上海を始めとする中国各地から開始され、台湾にも輸出が決まり、一見軌道に乗っているように見えたが北米市場では販売不振を辿り、とうとう2007年において性能が最も低い車種第8位という烙印を押されてしまった。

そういえば、こないだ日産クエストの3代目を見た。 初代は何度か見た事あるけどこれ超レアじゃね?… pic.twitter.com/8RFm8mMDib

ついに4代目RE52型に突入して、新たなプラットフォームが使われボディサイズが一回り拡大された

COBBYによると、いくつもの研鑽を惜しまなかったおかげで、ついにクエストは4代目まで到達した。こちらは2017年まで活躍した最後のモデルとなるが、日産独自のDプラットフォームを土台にして前兆と全幅を一回り拡大した。もちろんエンジンもV6 3.5 L VQ35DE 260HPに変わり、サスペンションは最新のXtronic CVTが使われ、展開は主に北米と中国で行われた。今までの中で真骨頂を極め、悔いの残らないように活躍したが、2016年に北米市場での扱いを終了し、2017年には完全に歴史に幕を下ろした。

4代目日産クエスト。 北米向けのミニバンです。 フルノーマルってとこが良いですね〜 やはり日本で見ると結構デカい^^; ちなみにルーフレールは純正です。 pic.twitter.com/10yKfVef5V

日産 クエスト(E52型) 最後のクエストとなった4代目。迷走の果てにエルグランドと基本設計を共通化。しかしエルグランドよりやや長く広くなっている。2.5Lはなく3.5Lのみ用意。2017年の販売終了までずっと同じデザインだった。 pic.twitter.com/lrwzMgLpyC

肩を並べた兄弟車は、たくましい印象が強いエルグランドが当てはまる

これまで紹介してきたクエストは日産自慢のミニバンを果たしてきたが、同じように肩を並べた兄弟車・エルグランドもあることを忘れてはならない。こちらは日本国内では高級ミニバンとして有名で、大きさはわずかだがクエストより大きく4WDの駆動方式もあり、乗車店員は最大で8人まで可能だった。エクステリアデザインも迫力があって運動性能を向上できるような設計が惜しむことなくつぎ込まれ、今ではミニバン市場でその名を轟かせる車種となった。

日産・エルグランド(3代目) アル・ヴェルの猛追の迎撃すべく開発されたキングな3代目。こだわりを金繰り捨てたFF化・低床化で臨むも、MC後のライバルに押され、FMCでとどめを刺された。高価格だし、肝心のデザインが不評だったのが痛いpic.twitter.com/TLrnL4B3RD

結論から言えば、クエストは小さな子供がいる子育て世帯に最適なミニバンだった

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