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香港デモ・若者が立ち上がった理由

自由は上から与えられるものではなく、自ら動いて勝ち取るものです。

更新日: 2019年09月09日

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自由は上から与えられるものではなく、自ら動いて勝ち取るものです。

m.satoakiさん

香港で最大規模のデモ

香港で9日、犯罪容疑者の中国本土への引き渡しを可能にする条例改正案に反対し、市民ら数十万人がデモ行進をした。

この日のデモには、主催者発表で約100万人、警察発表で24万人が参加。2014年の民主化運動「雨傘運動」を上回り、香港における過去20年で最大規模のデモとなった。

雨傘運動とは

香港で2014年9月28日から79日間続いた民主化要求デモ

催涙弾や催涙スプレーで排除しようとする警察に、デモ参加者が雨傘をさして対抗したことから。

⇒ 雨傘運動が起きた理由

「一国二制度」の下、高度な自治が認められている香港では、次回2017年香港特別行政区行政長官選挙(中国語版)から1人1票の「普通選挙」が導入される予定であった。

ところが中国の全国人民代表大会常務委員会は2014年8月31日、行政長官候補は指名委員会の過半数の支持が必要であり、候補は2-3人に限定すると決定した。

民主派でデモをやっている人たちが要求したのは「香港市民の1%超の人々の推挙があれば、どのような政治的立場であったとしても立候補できる」というものでした。

一方、1200名からなる指名委員会は「親中派」の富裕層。反中派の富裕層は大半が返還の時期にカナダやオーストラリアへと移住しました。従って、親中派の富裕層から選ばれたこの1200名が「北京政府から愛国心を有すると認められた者たち」です。

その中から立候補者をあらかじめ政府が選ぶ形で行政長官の普通選挙をやることになった。これに反中派の市民が激怒した、ということです。

その後、香港の民主化団体の「学民思潮」などの団体は、指名委員会の多数は親中派で占められるため中央政府の意に沿わない人物の立候補を事実上排除する方針として、学生を動員して授業のボイコットを開始した。

もともと香港政府は2011年に、義務教育に中国中央政府に対する愛国心を育成するカリキュラム(愛国教育)を加えようとしたが、学生からは「それは洗脳教育だ」と強い反発があった。

黄之鋒などがリーダーを務める、10代学生が結成する学民思潮が大規模デモを行った結果、香港政府はカリキュラムを撤回するまで追い込まれた。

今回、雨傘運動が復活した背景

イギリスから中国に返還されて、21年を迎えた香港。

社会主義の中国にありながら、イギリス統治時代の資本主義制度を維持する『1国2制度』が50年続くと返還当時に約束されましたが、今、中国の影響力が強まり、揺れています。

⇒ きっかけ

中国本土やマカオ、台湾と犯罪人引き渡し協定を結んでいない香港政府は今年2月、引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を立法会(議会)に提出。

直接のきっかけは、香港の男性が妊娠中の彼女を台湾で殺害したにもかかわらず、香港から台湾に身柄を引き渡すことができなかった昨年の事件です。

しかし香港の民主派は「中国共産党に批判的な市民活動家の弾圧に悪用される」「高度な自治の崩壊や人権侵害につながる」と反発。

普段は親中派のビジネス界も「香港の法の支配が損なわれる。国際市場としての評価が低下する」と慎重な姿勢を見せています。

香港政府の主張

条例改正案を提出した香港政府は、信仰や政治的立場を理由にした容疑者の引き渡しは防止策が取られているとし、条例改正によって現在の「法の抜け穴」をふさぐことができると主張。

林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、7月までに改正を実現したい考えを明らかにしている。

「北京主導ではない」会見でラム氏は、条例改正は必要であり、人権保護の対策は準備されていると説明。香港の自由が侵害される恐れはないと主張した。

また、改正案は「北京が主導したものではない」と述べ、「良心」と「香港への責任」から提案されたものだと強調した。

民主派の主張

この改正が実現すると、中国側にとって好ましくない人物というだけで、香港で拘束され、中国に引き渡される恐れが生じる。

 香港では現在、犯罪者を中国に引き渡すことはできませんが、改正案が可決されれば、香港の行政長官の同意のもと、香港人や香港にいる外国人が、中国に連れて行かれて、収監されるのです。逃亡犯条例の改正は香港返還以来、最も危険な法案です。

 中国は法治社会ではなく、三権分立も司法の独立もなく、透明で公平な裁判はありません。逮捕されると拷問や虐待の恐れもあります。収監中は家族や弁護士にも会えません。中国の司法は共産党政権の政治的道具だと言っても過言ではありません。

民主派を象徴する女性が注目されています

周庭(アグネス・チョウ)さん(22)

周さんは、2014年の「雨傘運動」を主導した1人。マイクを握って演説する愛らしいルックスの17歳は、「雨傘運動のアイドル」、「民主の女神」として一躍世界的に有名になった。今回、広報活動のために緊急来日した

チョウさんは「逃亡犯条例」が改正されれば司法の独立がなくなり、香港が香港でなくなると強調しました。

6月13日

香港では12日、警官隊が催涙ガスやゴム弾を使い、デモ隊の鎮圧に乗り出したが、
13日も抗議活動は続き、議会周辺の封鎖は2日目に入った。

抗議活動を受け、12日の改正案審議は延期され、13日も閉会が続く。
香港大学の何式凝・教授は「私たちは議員や政府職員が議会に入れないようにしている」と語った。

6月14日

「逃亡犯条例」改正案に反対するデモの参加者は、大学生などの若い世代が中心だ。

民主選挙の実現を求めた2014年の大規模デモ「雨傘運動」が失敗して以降、香港の若者は政治離れが指摘されてきたが、条例改正にこだわる香港政府に「中国ばかり向いて市民を見てない」と反発が拡大。

強硬手段でデモを封じ込めようとする当局の姿勢にも、若者たちの怒りが膨らんでいる。

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