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物忘れ(認知機能の低下)をともなう疾患は?

名前が出てこなかたり、場所を忘れるなどの物忘れは年齢関係なくあります。しかし重度となると何か疾患を疑う必要があり危険です。この重度の物忘れには、認知症や脳腫瘍、慢性硬膜下血腫など脳の疾患やうつ病などの精神疾患もあるようです。

更新日: 2019年07月02日

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egawomsieteさん

・脳血管性認知症

脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によって、脳の細胞に異常が起きたことで生じる認知症のことです。洋服のボタンをかけ違えるなど、以前はできたことができなくなったり、何か尋ねても答えが出るまでに時間がかかったりするようになります。

こうした判断力の低下によって徐々に日常生活に支障をきたすようになり、周囲の人が疾患に気付くケースが多くあります。症状は、脳血管障害の発作を起こすたびに段階的に悪化していきます。

・アルツハイマー型認知症

脳の細胞が段々と委縮し、思考や記憶、言語に関わる部分が障害される疾患です。初期症状では、昔のことを覚えているのに、最近のことが思い出せなくなるなどの記憶障害が起こり、また、周囲のことに興味を示さなくなります。

表情が乏しく、沈んだようになったかと思うと、多弁になるなど気分の波が激しくなることもあります。症状は徐々に進行していき、やがて家族や友人がわからなくなったり、徘徊や幻覚がみられるようになったりします。

アルツハイマー型の怖さは、潜伏期間が10~20年と長いことです。たとえば80歳でアルツハイマー型が発症されたとすると、60歳~70歳頃には、脳内の正常な神経細胞が侵され始めていたということになるのです。

・レビー小体型認知症

レビー小体型認知症は、アルツハイマー型認知症についで2番目に多い認知症といわれています。

違いとして、物忘れなどに加えて幻視や妄想など精神面での症状が強く現れる場合が多いことが挙げられます。

・脳腫瘍

頭蓋内にできた腫瘍が大きくなることによって、周囲の脳組織と神経を圧迫し、脳機能に障害をもたらす疾患です。特徴的な症状は頭痛と吐き気、嘔吐です。頭痛は早朝に痛みを強く感じ、日中にかけて次第に弱くなりますが、日を追うごとに痛みがどんどん強くなります。

さらに腫瘍がどこで発生したかによって、記憶力や判断力の低下による物忘れ、手足の麻痺やけいれん、視野が狭くなるなど、さまざまな症状があらわれます。

・慢性硬膜下血腫

頭部の打撲などが原因で、脳を包む膜と脳の間に徐々に血液が溜まり、大きな血液の塊による血腫ができます。それが脳を圧迫して、頭痛、記憶力の低下、手足の麻痺や意識障害などの症状を引き起こします。高齢になるほど記憶力の低下が起こりやすいといわれています。手術で血腫を取り除くと元の状態に戻ります。

・甲状腺機能低下症

免疫の異常を主な原因として、甲状腺ホルモンの分泌や作用の低下が起こる疾患です。進行すると元気がなくなったり、皮膚のカサつき、むくみ、生理不順などの症状があらわれることがあります。また、甲状腺は脳の細胞の働きにも使われていますので、不足することで物忘れ、集中力や思考力の低下などがみられることもあります。

・正常圧水頭症

水頭症とは、脳や脊髄を保護している脳脊髄液が、なんらかの原因により過剰に貯留した状態を指します。認知症のような症状の他に、歩きにくい、尿失禁などの症状がおこることもあります。治療することが可能な病気であるため、早期発見が大切です。

・うつ病

特別な疾患がないのに、だるさや疲れがとれず気力が低下したり、落ち込んだりして興味や楽しい気持ちを失い、それを自分の力で回復するのが難しくなる疾患です。

多くの場合、食欲が減退し、食事の量が低下して体重が減少します。その他睡眠障害、集中力の低下をはじめ、認知機能が低下して物忘れが多くなり、体の動きが鈍ったり、逆にイライラして焦る気持ちが強くなったり、疲れが激しくなるなど、心と体の双方に症状があらわれます。

・老人性うつ病

うつ病はどの年代にも起こりますが、老年期の発症がもっとも多いとされています。基本的なうつ病の症状は、喜びの喪失、意欲の低下、思考力の低下などです。加えて、老人性うつの場合には原因不明の体の症状を感じる場合が多いといわれています。

認知症と区別がつきにくい場合も多く、疑わしい時には発症するきっかけとなるような環境の変化などがなかったか確認してみましょう。

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