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スマホの使い過ぎな人は物忘れがひどくなる?スマホ認知症とは?

スマホやパソコンなどを使いすぎることで、判断力や集中力が低下するなど、脳の機能を低下させてしまうスマホ認知症。スマホの使いすぎが原因ですが、特に○○しながらスマホやトイレにスマホを持っていく人などは、物忘れが急激に増えたり、判断力が著しく低下するなど認知症のリスクは高まるようです。

更新日: 2019年07月03日

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この記事は私がまとめました

egawomsieteさん

■スマホ認知症とは

「スマホ認知症」は、スマホやパソコンなどを使いすぎることで、判断力や集中力が低下するなど、脳の機能を低下させてしまう状態のことを指す言葉です。これは、「もの忘れ外来」を開き、『その「もの忘れ」はスマホ認知症だった』などの著書がある脳神経外科医の奥村歩氏が命名しました。

■スマートフォン使用者のうち1割以上が記憶力を低下

17年8月に発表された総務省の資料によると、20~30代のスマホ使用率は9割を超えたといいます。そんな中、ソウルのバランス脳センターの医師が18~39歳を調査したところ、パソコンやスマホなど「デジタルに頼りきっている」10代の若者の中に、脳損傷を起こした患者と似た認識力や記憶力の低下が起きており、その人たちは「デジタル認知症」ではないかと診断されたのです

今回の調査のような報告は、アジアのみならず欧米でも出ています。カナダのオンタリオ大学の調査では、スマホの利用時間が短い人のほうが、認知能力や分析的な考え方のスコアが高いことが判明したのです。

・スマホの情報収集が脳機能にもたらすこと

私たちが何気なくスマホで記事や動画を見ている時も、私たちの脳は膨大な情報をインプットする行為をしています。しかしその情報は「何気なく収集したもの」なので「この情報を見て感動した」「面白かった」などのアウトプットする環境がないために、情報を外に出す力が衰えてしまいがちになるのです。

そもそも人間の脳は、情報をインプットした後、自分自身の考えを思考したり、行動したりするなどのアウトプットを繰り返すことで成り立っています。
しかしスマホでの情報収集は膨大な情報に目を通すだけで、自らの脳で思考しない習慣を作ってしまうのです。インプットした情報をアウトプットする習慣が欠落してしまうため「漢字が書けない」「気の利いた発言ができない」「記憶があいまいになる」など、脳の衰えを感じてしまうのです。

・「○○しながらスマホ」は特に注意

スマホの使いすぎによって、どうしてこのような症状が出てしまうのでしょうか? 大きな理由の一つに、「入ってくる情報を私たちの脳が処理しきれない」ということが挙げられます。

スマホなどの情報端末と紙の本はよく比較されますが、スマホは本に比べると目に入ってくる情報量が格段に多いといわれます。そのため脳は、仕入れた情報量が処理能力を超えてしまうと、記憶するかどうかなど処理を判断しきれず、フリーズしてしまうとのことです。

カリフォルニア州立大学教授で、テクノロジーの心理学を専門とするラリー・ローゼン博士の研究によると、メールやメッセージが届き続け、絶え間なく通知や広告が出てくる状況によって、脳が「過負荷」になってしまっているといいます。

特に、テレビを見ながら手元のスマホでSNSをしたり、ゲームをしたりする「マルチタスク」は、脳へ入る情報が許容量を超えてしまう原因になっているようです。

・息抜きどころか、脳にストレスを溜めるスマホ依存症

翻訳家の相磯展子氏は、Jocelyn K. Glei編「Manage Your Day-to-Day」中の研究を紹介し、「疲労で判断力を失った脳には、スマホは拒否できない誘惑そのもの」と述べます。氏はまた、スマホからすぐにアクセスできるメールやSNSは、脳内の「報酬系」が活性化する作用があるといいます。モルヒネに似た多幸感をもたらすエンドルフィンの増加や、メールやSNSの通知が他人から届くときの予測不能性は、この「報酬系」を活性化させると述べているのです。

さらに氏は、スマホやPCのブルーライトが、交感神経を刺激し、スクリーンを見ている際に起こる無呼吸状態や、浅い呼吸がそれを加速、体は「闘うか逃げるか」の緊張状態に追い込まれることを指摘します。そのように神経が高ぶった状態では、衝動のみでしか行動できず、複雑な課題の対処が難しくなると言うのです。

通勤時間などにスマホで様々なサイトをスクロールする息抜きスマホは、現在の私たちにとっては既に日常そのものですが、実は、息抜きどころか、脳にストレスを溜める結果となっています。

・トイレにスマホは要注意

・ちょっとした信号待ち時間にもスマホをチェックしてしまう
・トイレにスマホを持っていって、つい見てしまう

という人は特に気をつけたほうがいいかもしれません。常に情報処理に追われる脳を休めるためにも、仕事の休憩時間や移動の際は、スマホを置いて「ぼーっとする」ことも効果的といわれます。

・スマホ認知症が高齢者にも

スマホの使いすぎは、20代〜40代の働き盛り世代やさらに若い子どもたちに特有の問題だと思われるかもしれません。しかし、50〜70代のスマホ所有率は約6割。この割合は今後さらに増えていくと考えられ、高齢者もスマホの使いすぎに陥るリスクは十分にあります

さらに高齢者の生活スタイルは、スマホ認知症になってしまう可能性大。学校や会社に通っていれば色々な人とコミュニケーションをとる必要が自然と出てきますが、定年退職後には外出の機会が減り、人に会うこともあまりありません。家でひとり過ごす時間が長いと、退屈しのぎや便利さから、ついスマホに依存してしまいがちなのです。

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