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nogumasaさん

プールを行う基準とは?

プールに関する法律はありませんが、遊泳用プールにおける衛生水準を確保する観点から「遊泳用プールの衛生基準」(厚生労働省)が、プールの安全確保を目的として「プールの安全標準指針」(文部科学省・国土交通省)が、それぞれ通知として示されています。
また、学校におけるプールの衛生管理については、「学校環境衛生基準」に規定があります。
このため、プールに関する構造設備・維持管理基準は、各自治体で独自に条例や指針等を制定しています。
東京都の条例(プール等取締条例)は、市町村(八王子市及び町田市を除く)にあるプールに関し、構造および維持管理等について定めたものです。

実際にどんな事故が?

さいたま市緑区大間木の認可保育所「めだか保育園」で2017年8月、プール遊びをしていた女児=当時(4)=が溺れて死亡した事故で、さいたま地検は28日、事故を防止する注意義務を怠ったとして、業務上過失致死の罪で、無職の元園長(69)=さいたま市=と、当時保育士として勤めていた派遣社員(32)=東京都足立区=をさいたま地裁に在宅起訴した。

事故は17年8月24日午後に発生。プールで遊んでいた赤沼美空ちゃんがうつぶせで浮いているのが見つかり、翌25日に搬送先の病院で死亡が確認された。死因は溺れたことによる低酸素脳症だった。
 起訴状などによると、元園長は複数の保育士でプール内の園児の十分な監視、指導を行う措置を取らず、保育士への指導や安全確保ができない場合にはプール遊びを中止する注意義務を怠り、派遣社員はプール内の園児の動静を注視する注意義務を怠ったとされる。
 県警などによると、当時プールでは3~5歳の園児約20人が遊んでいたが、元園長は監視役の保育士を1人しか置いていなかった。派遣社員はプールに設置された滑り台の片付けなどをしており、3分ほど園児から目を離していた。

11日午前11時半ごろ、大和市大和東1丁目の大和幼稚園の室内プールで、水遊びをしていた年少組の園児がうつぶせで浮いているのを、女性教諭(23)が見つけた。園児は搬送先の病院で午後2時ごろ、死亡が確認された。大和署が原因を調べている。
同署などによると、死亡したのは同市鶴間の会社員の男性(36)の長男(3)。プールは直径約4・75メートル、深さ約65センチ。園側は事故当時の水深を20センチほどと説明している。

当時3,4歳児の年少2クラス計29名の水遊びを2名の幼稚園教諭が指導にあたりましたが、一人は園児と一緒にプールに入っていたため実質監視役の教諭は一人だけという現状だったそう。そして残念なことに男児は、少なくとも約2分間溺れた状態だったため園医だけの対応で無闇に身体を動かさずに、緊急搬送を即座にするべきでした。

事故は14年7月30日午後2時ごろ、園舎屋上のプールで起きた。約30人の園児がプール遊びをする中、天翔ちゃんが水に沈んでいるのを保育士が見つけた。既に呼吸と心肺が停止している状態で救急搬送された。
「トイレで嘔吐(おうと)して倒れた。意識はある」。両親は当初、園側から電話でそう聞いていた。しかし、病院で医師から「意識がない。1分1秒を争う状況」と説明を受けた。英樹さん(父親)は園長に説明を求めたが「適切に処置をした」と繰り返すばかり。保育士が「プールでおぼれた」と話し、ようやく状況を把握した。
天翔ちゃんは一度も意識が戻らないまま、1週間後の8月6日、低酸素脳症で亡くなった。

水深約25センチのプールで保育士が2人もついていながらも、子どもたから目を離す時間があったなどとして起きてしまった事故でした。実は2019年になっても保育園側と遺族側で裁判が続いており、先日2019年5月16日やっと園側が保育士2人には子供達の安全管理に不備があったとして注意義務違反そして園にも責任があると認められました。

事故の原因は?

溺水や飛び込みによる事故
「溺水」とは、気道に水が入り、窒息してしまうことをいいます。死亡事故につながりやすく、溺れているときは声が出せないことも多いため、そばに人がいても気付かないというケースもあるようです。
また、仮に溺れかけて助かったとしても、肺に水が入ってしまった場合は、咳や発熱、疲労感などの症状が出ることもあるため、治療を受けずに放置してしまうと、呼吸困難を引き起こす可能性もあります。特に子供の場合は、病院でしっかりと処置してもらう必要があります。

排水溝の吸い込み事故
小さな子供はビニール製のプールで水遊びをする場合もありますが、保育園に設置されているプールに入る場合は、プールの底にある排水溝の吸い込み事故にも注意が必要です。2006年には吸い込み事故により女児が死亡する事故が発生しています。これをきっかけに現在は管理が徹底されてきていますが、特に子供の場合は、排水溝に吸い込まれてしまわないよう、しっかりと注意を促すことが必要です。

転倒事故
滑りやすいプールサイドで、走ったりふざけたりすることで転倒し起こる事故のことをいいます。歩いていても転びそうになることはあります。

飛び込み事故
入水時にプールの底や壁に、頭などを強く打ちつけてしまい起こる事故のことをいいます。
まだ技術が未熟にも関わらず、指導員がいないところで飛び込んでしまったことが原因で起こることがあります。
今年の6月にも中学校での飛び込み事故がありました。
近年は溺水事故の対策として、水位を低くしていることがあり、それが原因で飛び込み事故に繋がるケースがあるのです。

事故を防ぐには?

施設長に「万が一の事態が起きた時、自分が責任をとる」「自分で責任をとれる」という決意がないのであれば、プール活動(※)はおやめください。
プール活動で、子どもが絶対に死なないように保証することはできません。水は、おとなであってもそこに数分、顔をつけていたら死ぬ環境です。プールの中に子どもが一人しかいなくても、誰も監視していなければ亡くなります(2012年、茨城県五霞町。書類送検・損害賠償)。

プール事故の対策は監視員の配備
子供が安心してプール活動を行うための対策として、監視員の配備が各保育園で徹底されています。監視を行う者とプール内で指導を行う者をそれぞれ配置し、監視員の数が不十分でない場合はプール活動そのものを取りやめるべき、といったガイドラインが定められています。

●水の入ったプールやたらいを放置しない
 クラスの入れ替えなどの時に、水の入ったプールやたらいがおとなに見守られない状態になることがあります。これは非常に危険です。次のクラスの子どもたちや、前のクラスの子どもが水で遊び始めてしまったら、深刻事故のリスクは上がります。

●見守れない数を入れない
 同じ人数でも、25メートルのプールなのか、保育園の小さいプールなのか、ではまったく条件が変わります。自園のプールの条件、各クラスの保育者の条件、そして、各クラスの子どもの条件を考えて、見守れない数を入れないようにしてください。 そして、「見守れなさ」については、下のゲームをぜひ体験してみてください。

●マニュアルを作り、読み合わせた、で安心しない
 2の最後にも書きましたが、マニュアルはあくまでも「ルールを書いた紙」にすぎません。ルールは必ず守られ、行動習慣となって初めて意味があります。ところが、「マニュアルを作った!」で、安心しがちなのが人間です。そして、その安心が油断につながります。「少しでも効果のある」「現場で実際にできる」ルールを作って、マニュアルにしてください。
 ちなみに、マニュアルの中では「できるだけ」や「なるべく」といった、個人によって解釈の異なる言葉を使ってはいけません。マニュアルはルール集ですから、「必ず」「絶対」です。解釈の揺らぎや例外は作らないのが原則(電化製品の取扱説明書~マニュアル~には、「できるだけ」や「なるべく」はありません)。

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