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「子どものため」という【教育虐待】の恐怖

人生経験を積んだ大人または親であろうとも、人生を悟った聖人ではありません。自分の思いとは裏腹に子供を傷つけている場合があります。人によっては「親の思い」そのものが間違い、もしくは勘違いであることさえあります。教育虐待はそうした過ちが表面化したものです。…たぶん。

更新日: 2019年07月11日

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人生経験を積んだ大人または親であろうとも、人生を悟った聖人ではありません。自分の思いとは裏腹に子供を傷つけている場合があります。人によっては「親の思い」そのものが間違い、もしくは勘違いであることさえあります。教育虐待はそうした過ちが表面化したものです。…たぶん。

m.satoakiさん

「教育虐待」とは

「あなたのため」という大義名分のもとに親が子に行ういき過ぎた「しつけ」や「教育」のことである。

しつけや教育的指導とは、子供の成長を促すために子供を励ますことです。英語で言えばエンパワーメントです。しかし虐待は人権侵害です。まるで逆です。

子供は親のペットでもロボットでもブランド品でもありません。親の満足のため、もしくは親の不満のはけ口に子供を利用することは人権侵害です。

子供をエンパワーメントしたいなら、子供を一人の人間として敬意を払いながら指導すべきです。子供を自分と同じ一人の人間なんだと思うことができているかどうか。それが教育的指導と虐待の違い

2019年7月8日の裁判

「中学受験」をめぐり父親が長男を刺殺した事件

当時、父親は息子に対し中学受験をさせており、2019年6月に行われた初公判で検察側は「指示通りに勉強しないと怒鳴ったり、暴力を振るったりした」と説明している。

また2016年1月からは、脅しとして刃物を使用し、事件1、2日ほど前は父親が息子の足を切りつけるなどの傷害を加えていた。

また父親は自身の母校である有名私立中学校に進学させるために勉強させようと、日常的に暴力を振るって事件に繋がったと見られている。

佐竹被告は「カッターを向けたら素直に言うことを聞くようになった」などと刃物を使った理由を明らかにしました。

 その上で、事件当日の犯行について「反抗的な態度を見せ、冷静に話を聞いてもらうために包丁を手に取った」などと主張しました。

教育虐待パパのタイプ

(1)学歴こそ低いものの比較的高収入の父親

(2)高学歴で、自分の成功体験を子どもに押し付ける父親

(3)高学歴でありながら途中挫折した父親

(4)学力にコンプレックスを抱え、自分の子に夢をかける父親

教育虐待パパの特徴

① 「子どもは自分のもの」という所有意識

② 子どもは「自分をよく見せるための付属物」という認識

③ 子どもを自分の思い通りにしたいという支配欲求

④ 自分は正しいという信念

⇒ 具体的な例

・幼いころから習い事や塾、スイミングスクールなどに通わせる

・約束を守れない場合、体罰を与える。食事をさせない、外に出す等。

・口答えは許さない。

・見るテレビの制限をする(ニュース番組・健全なアニメなど)

・友人との連絡を禁止する。遊びに行くことも、家に招くことも禁止する

・毎日の学習の確認をする(テスト結果の報告、学習内容の説明など)

・博物館、展覧会などに連れていく

・子供とは率先して関わる。遊びも付き合う

・成果が上がらない場合、すぐに塾や先生を変える

教育虐待パパの発想

(1)子供(成長)ではなく、目標(結果)ばかりを見てしまう。

(2)「正解」を信じて迷いなくやってしまう。

(3)子供の出来は親次第だと思い込まされている。

教育虐待の例

教育にまつわる殺人事件

・川崎・浪人生金属バット親殺し

一柳展也は、父親が東大、兄が早稲田大学理工学部、母親は短大卒というエリート一家に生まれる。

妻に向かって、自分は東大、長男は早大出であることをひけらかし「展也が二浪しているのは、頭の構造が短大しか出ていないお前に似たんだ」と当り散らしたこともあった

展也を犯行に駆り立てたのは出来の良い兄と比較される苦しみと、親に見離される悲しみだったと思われる。

・奈良医師宅放火殺人事件

奈良県田原本町の医師(47)宅で火災発生。同じく医師の母親(38)と小学2年の弟(7)、保育園児の妹(5)が死亡し、この家の高校1年生の長男(16)が殺人、現住建造物放火容疑で逮捕された(2006.6.22)。

容疑者の少年は、小学校時代から成績優秀、スポーツも得意、性格も明るい人気者

 小学校卒業後、関西でも有数の進学校である奈良市の中高一貫の進学校に入学しました。しかし入学後は、学校内では中程度の成績にとどまり、教育熱心な父親からたびたびしかられていたといいます。

父親は夜遅くまで「集中勉強室」で少年の勉強を指導しており、時に体罰を与えることもあった

少年は、「成績が下がると父親はすぐ殴ってくる」「父親の暴力が許せなかった」と語っています。

中間試験でも英語の成績が下がりました。少年はテストは良くできたと父親にウソをついていました。犯行の翌日は保護者会が予定されており、保護者会に母親が参加すればウソがばれると考えた

・両親鉄アレイ殺害事件

長男は04年11月23日深夜、自宅2階で就寝中の中学校教諭の父親(当時51歳)と、元小学校教諭の母親(同48歳)をいずれも鉄アレイで殴り殺した。

 長男は両親と妹、祖父の5人暮らしで、職に就かず自宅に引きこもっていた。これまでの公判で、長男は「生活態度などに口うるさい祖父を殺害するため、まず両親を殺して勢いをつけようと思った」などと供述。

少年は「両親や祖父から、『習いものをしろ、何をやっているんだ』などと度々言われ、皆殺しにしてやろうと思い、衝動的に殺した」と供述している。

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