奈良県田原本町の医師(47)宅で火災発生。同じく医師の母親(38)と小学2年の弟(7)、保育園児の妹(5)が死亡し、この家の高校1年生の長男(16)が殺人、現住建造物放火容疑で逮捕された(2006.6.22)。

容疑者の少年は、小学校時代から成績優秀、スポーツも得意、性格も明るい人気者

 小学校卒業後、関西でも有数の進学校である奈良市の中高一貫の進学校に入学しました。しかし入学後は、学校内では中程度の成績にとどまり、教育熱心な父親からたびたびしかられていたといいます。

父親は夜遅くまで「集中勉強室」で少年の勉強を指導しており、時に体罰を与えることもあった

少年は、「成績が下がると父親はすぐ殴ってくる」「父親の暴力が許せなかった」と語っています。

中間試験でも英語の成績が下がりました。少年はテストは良くできたと父親にウソをついていました。犯行の翌日は保護者会が予定されており、保護者会に母親が参加すればウソがばれると考えた

出典奈良家族3人放火殺人事件の犯罪心理学(心理学総合案内こころの散歩道)

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