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この記事は私がまとめました

この記事は、本当にゾッとした怖い話をまとめてあります。

rrreiruさん

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1.離隔病棟

昔母から聞いた話
知り合いのおばあちゃんが、体の調子がおかしいということで病院に行き
何やら検査とかしてて、すぐ終わるはずが長引いて結局そのまま入院した。
当時は肺結核とか多かったから隔離っての?
サナトリウムみたいなところに入院したんだと。

そんなに悪かったのか、とおったまげて
ある日皆で見舞いに行ったとき。
なんかの拍子にそのばあちゃんと少女だった母以外の皆が
別の話に夢中になってて、ぽつんと取り残されたようになった。

母が「おばあちゃん、大丈夫?」と聞いたところ、ポツリと
「全然大丈夫じゃないよ・・・」との答え。

続けて「ここは何かおかしいのよ。検査といいながら
紙に延々と同じ言葉書かされるし、頭に変なものかぶせられて
少しでも動くと怒られるし、薬はとても多くて飲むのが大変だし。」
少女だった母にはその異様さが伝わるわけも無く、
ふうん? 程度で終わってしまっていた。

そのままさらに2ヶ月ほど入院していたそうだが
ある日ひょっこり退院することになった。
退院したばあちゃんを見て母は衝撃を受けた。

口が開きっぱなしでよだれがだらだら、
体は小刻みに震え車椅子、
「きてきてられられますおられますおられますらりらりられ・・・」
とやたらラ行の多い、意味不明の言葉を繰り返す。
(どうでもいいが美味しんぼのマジキチ岡星思い出した)
しゃんと背筋を伸ばして身だしなみに気を使っていた当時の姿は微塵も無かった。

どう見てもこれ退院できる状況じゃないだろと思いはしたが、
医者の言うことだからと自宅療養? 結局完治していない?
引き取ることになった。

その10日後くらいにあっさりと逝った。
スライス盤? みたいなよく切れるでかい円盤状のカッターに自ら飛び込んだのだ。
夫であるじいさんが造船作業員だったから
その工場に入り込んで、勝手に機械を動かしたらしいとかなんとか。

その病院も今はすでに無く、当時を知るものも全員鬼籍に入ってしまっているので
もはや真相は闇の中、なわけで。
ただ、あの後何年かして母がふと気になって、当時の電話番号帳? 
(職業別と人名別の二つあったが両方調べたといってる)や住所録?
を確認したが、どこにもそんな病院の名前は載っていなかったそうだ。

2.まさかの展開

短いけど彼女が体験した話
彼女は幽霊とか信じるタイプだけど、その友人Aはどちらかというと信じない人
じゃあ見てみようかってことで一緒に某有名な心霊スポットに行ったそうな

何でも女の幽霊を見ただとか、ナースの幽霊がとかなんとかの廃病院
ひとしきり徘徊したが特に何もなく、車に戻って一息ついてたら彼女が急に叫んだ
Aが何事かと思って問い詰めるとルームミラーに何か変な影が写っているそうだ

見てみると血だらけで服装もぼろぼろな女が暗闇の中から走ってくる
流石にAもびびり車のエンジンをかけドライブに
彼女はもう半狂乱で早く車出して!とぎゃーぎゃーわめいたそうな
サイドブレーキ外していざ!と思った時、Aが急に困惑した表情でルームミラーを見つめている

彼女はと言えばそんなのんきそうなAに腹が立ち「どうするのよ!早く出してよ!」とキレる
しかしAは車を出すどころか女が来るのを待ち、窓も全開にして早く乗れ!と叫んでる
もう彼女ガクブル、幽霊乗せる気か!いくら信じてないからってそこまでするか!と思ったが
Aは何を思ったかサイドブレーキをひき、車を出て女のほうへダッシュ

免許持ってない彼女は車の中でガクブルしてもうだめだ!呪われる殺される!とか思った
そしてとうとう後ろのドアが開きAがその女を乗せるような音・・・と一緒に

「すみません助かりました!ありがとう・・・ありがとう・・・!」って女の声がして

彼女ぽかーん、友人すぐ運転席に戻り車発進
と思ったら今度は男の怒声みたいなのが後ろから聞こえてきたが
Aは構わず出発、すぐ警察署へ

もうここら辺りから彼女も気がついたらしく、
どうやら血まみれの女の人はレイプされかけてぼこぼこに殴られたらしい
命と貞操を守りなんとか逃げ切ったところに自分たちの車があったんだと

もしあのまま逃げてたら、その女の人殺されてたかも・・・だそうだ
Aは幽霊をはなから信じてないから、そういう行動が出来たのだろうと
警察まで行って帰り道Aは「もう死んでるやつに殺されるなんて馬鹿らしい、こっちは生きてるんだ」
とか言ってて、彼女も彼女から話聞いた俺もすげー頼りがいある女だと思ったよ

幽霊も怖いけど生きてるやつのがやばいって話でした。

3.並んだ顔

自動車事故に遭い鞭打ち症になったAさんは、仕事も出来なさそうなので会社を一週間ほど休むことにした。

Aさんは結婚しているが、奥さんは働いているため昼間は一人だった。

最初の数日は気楽だったが、流石に三日目くらいになると暇を持て余してきた。

それでもどこかへ出掛けるには体が辛いので、家でじっとしていなければならなかった。



そんなある日、お昼も過ぎた頃のこと。

ぼんやりとテレビを見ていると、上の階の部屋からドスンドスンと音が聞こえ、続いて子どものはしゃぐ声が聞こえてきた。

学校が休みなのかと訝しく思ったけれど、気にも留めなかった。



そして翌日も、昼頃から子どもの声が聞こえてきた。

どうやら上の家には子どもが二人居るようだ。

Aさんが住んでいるのは大規模なマンション住宅地だが、昼間は意外とひっそりとしており、子どもたちの声は階下のAさんの部屋にもよく聞こえた。

しかし煩く感じることもなく、寧ろ退屈さと団地の気味の悪い静けさを紛らしてくれるので有難かった。



そして翌日。暇を持て余し、昼食を作る気も失せたAさんはピザを注文した。

30分ほどでやって来たピザは思ったより量が多く、Aさんは結局まる一枚残してしまった。

普通なら奥さんのために取っておくのだが、ふと階上の子どもたちのことを思い出し、親切心も手伝ってAさんは上に持って行くことにした。



Aさんは自分の真上の部屋に誰が住んでいるのか知らなかったが、呼び鈴を押した。

気配を感じたが応答が無い。

もう一度、呼び鈴を押した。

覗き窓から見られているような気がした。

微かに、

「どなたですか…」

という声がドアの向こうから聞こえた。

Aさんは、階下の者であることとピザが余ったので貰って欲しいことを話すと、ドアがゆっくりと開いた。



家の中はやけに暗かった。

5センチほどの隙間から、女性が顔を半分覗かせた。

女性は冷ややかに言った。

「ありがとうございます。でも要りません」

薄暗くて顔の表情がよく見えない。

Aさんは急に自分が場違いな所に居るような気がしてきたが、もう一度訳を話し、子どもたちにあげてくれるよう頼んだ。

ドアの隙間から生暖かい空気が流れてきた。嫌な臭いがする。

ふと、女性の顔の下に子どもの顔がふたつ並んだ。

ドアはほんの僅かに開いたまま。

二人の子どもの虚ろな目が、こちらをじっと見ている。

三人の顔が縦一列に並んでいる。

「じゃあ…そう…いただくわ」

Aさんはドアの隙間にピザの箱を入れると、すっと真横から手が伸びてきて受け取った。

三つの顔はドアの隙間からAさんを見つめている。

「ありがとう…」

微かな声が聞こえた。

Aさんはそそくさと退散した。



気味が悪かった。何かが、違和感が頭の片隅にあった。

子どもの顔が脳裏に焼き付いている。

顔…。

背中がぞくぞく震え始めた。

…顔、並んだ…。

足早になる。一刻も早くあの家から遠ざかりたかった。

エレベーターが来ない。

…並んだ…縦に…。

ボタンを何度も押すが、一向に来る気配が無い。

非常階段に向かう。

酷く頭痛がした。吐き気もする。

非常階段の重い扉を開ける時、Aさんは背中に視線を感じた。

振り向くと10メートルほど向こうの廊下の角に、三人の顔があった。

ドアの隙間から見た時と同じように顔を半分だけ出して、虚ろな目でこちらを見つめている。

冷え冷えした真昼のマンションの廊下に差し込む光は、三人の顔をきれいに照らし出した。

Aさんは首周りのギブスも構わず階段を駆け下りた。

普段は健康のためエレベーターを使わず、一気に四階まで階段を駆け上がることもあるAさんだが、上までが途方もなく長く感じられた。

…縦に並んだ顔…有り得ない……。

…体が…無い…。

そして、顔の後ろにあった奇妙なものは…。

頭を…支える…手…。



その後、Aさんは近くのコンビ二で警察を呼んでもらった。

警察の捜査の結果、母親と子どもの死体が風呂桶の中から見つかったらしい。

死体には首が無かった。首はのこぎりで切断されており、死後三日ほど経っていた。

その日の内に夫が指名手配され、やがて同じ建物内で隠れているところを逮捕された。

母親と子どもの首もその男が一緒に持っていた。



そして男が発見されたのは彼の家ではなかった。

警官が血痕を辿って行ったところ、彼が隠れているのを見つけたのだった。

警察によると、彼はAさんの家の押入れの中に潜んでいたそうだ。

4.浜辺

小学四年生の頃に体験した話。

当時親戚が水泳教室を開いていて、そこの夏季合宿のようなものに参加させてもらった。

海辺の民宿に泊まり、海で泳いだり魚を釣ったり山登ったりする。

小学生が十数人と、後は引率の先生が男女合わせて四人ほど居た。

俺は同年代の従姉妹がいたおかげですぐに他の生徒とも打ち解け、一週間もの間、毎日楽しく過ごした。



その最終日前日のことだったと思う。

運悪く台風が近付いて来ているということで、海でも泳げず俺たちは部屋でくさっていた。

みんなは部屋で喋ったりお菓子を食べたりテレビを見たりしていたが、俺は目の前の海を民宿の二階の窓からぼんやりと眺めていた。

強風で物凄い高さの波がバッコンバッコンやって来るグレーの海。

「何だあれ?」

思わず声が出たのかもしれない。

気が付くと後ろにKちゃんもやって来て、一緒に窓の外を見ていた。

二つ上の六年生で、虫採りが上手な奴だったと記憶している。

「え、あれ…」

Kちゃんも浜辺のそれに気が付いたらしく、目が大きく見開いている。

荒れ狂う海のすぐ傍を、白いモノが歩いて来る。

歩いて来ると言うより、移動して来る。

男か女かも分からない。

俺は近眼なのでよく見えない。

服などを着ているようには見えないのだけど、全身が真っ白だ。

真っ白のウェットスーツ? そんなものあるのか?

動きはまるでドジョウ掬いをしているような感じで、両手を頭の上で高速で動かしている。

俺の真後ろで突然やかんが沸騰した。

「ピーーーーーーーーーー!」

いや、違う。Kちゃんの叫び声だった。

引率の先生が飛んで来た。

Kちゃんは何度もやかんが沸騰したような音を出し、畳をザリザリと裸足の足で擦りながら、窓から離れようとしていた。

その後、引率の先生と他の先生とがKちゃんを病院に連れて行った。

その日はみんな怖かったので、布団をくっつけ合って寝た。

Kちゃんは戻って来なかった。



数年後に親戚の集まりで従姉妹と会ったので、その夏のことを聞いてみた。

従姉妹は何故か露骨に嫌な顔をした。

Kちゃんはストレス性の何とかで(脳がどうとか言っていた)、その後すぐに水泳教室を辞めたらしい。

水泳教室もあれ以降、夏季合宿を中止したそうだ。

Kちゃんは何を見たと言っていた? 俺が聞きたいのはこれだけなのだ。

が、どうしても聞き出せなかった。



俺はその夏季合宿の後、すぐ眼鏡を掛けるようになった。

今でも、その夏季合宿の時にもし眼鏡を掛けていたら…と思う。

Kちゃんは一緒に森を探索した時に、木に擬態しているような虫も真っ先に見つけるほど目が良かった。

Kちゃんはきっと、その浜辺で踊っていたモノを、はっきりと見てしまったに違いないのだ。

5.張り付く女

去年の夏にあった話です。

俺は通学のため朝の八時頃電車に揺られていました。

朝のラッシュ時で、電車はギュウギュウに混む日と、
そこそこ混む日と混み具合にむらがあったのですが、その日はそれほど空いてなく
俺はつり革を掴みながら窓の外の流れる風景を眺めてました。

ふと横を見ると、窓の外に車両の連結部分から手が出ているのに気が付きました。
びっくりしましたが周りの目を気にする性格の俺は声も出さず成り行きを見守ることにしました。

大都会のことですから、可笑しなことをする人はよくいるもんだと達観したつもりでいたのですが、
やがてその手はゆっくり移動し始めやがて体全体が、そして顔まで見えるようになりました。

多分二十代前くらいの女性です。

まるでレンジャー部隊のように車両の側面を移動しているのです。

その女性は俺の立っている方向に移動してきます。

そして嬉しそうな顔で乗客の顔を眺めているのです。

そのうちに俺と目が合いました。

こんな可笑しな状況になっているのに他の乗客は平然としているのです。

少しおかしなことに気が付きました。

その女性、両手が窓に張り付いていたのです。

てっきり今まで、ロッククライミングのように車両の出っ張りに手をかけて移動しているものだと思っていたのに、違うようです。

そしてその女性は俺の前まできました。

窓ごしに俺のことをずっと見ているのです。

まずいことに気が付きました。

俺は彼女と目が合ってたのです。

少し立つとまた移動を始めました。

今度はドアのところに張り付いてずっとこっちを見ています。

もうその時点で、彼女が何者なのか想像はついてました。

そしてドアが開くのを待っているのです。

次の駅に到着のアナウンスが流れ、おれは慌てて隣の車両に移り、駅に着くとダッシュで駅を降り逃げました。

後ろは振り返れませんでした。

6.会話

ある朝、仮に洋子とします。

洋子はラジカセの留守録昨日をセットした。

夕方FMで放送される番組を留守中に録っておこうと思ったのだ。

その夜、彼女はアパートに帰ってきてから
早速テープを聞こうと巻き戻して再生した。

ところが肝心の番組が録れてない。

原因はすぐ分かった。
ファンクションスイッチをFMチューナーでなく
外部録音にしたまま予約をしていたのだ。

人の居ないアパートをずっと録音し続けていたのだ。

がっかりしてスイッチを切ろうとしたとき洋子は
スピーカーから聞こえる妙な声に気付いて停止ボタンから指を離した。

それはか細い女の子の声のように聞こえた。

留守の部屋に声なんかするわけない。

不思議に思いながら聞いてみると、どうやら声はふたつ。

どちらも小声だがやっぱり幼い少女のような感じがする。

聞き取りにくいのだが、こんな会話だったそうだ。

……もっときれいにすればいいのにね。
……本当よね。きれいにすればいいのにね。

彼女は最初それがなんのことだか分からなかったそうだ。

じっと耳をそばだてて聞き入ってると会話は更に続いた。

……ずっとこのままなのかしらね。
……このままじゃ嫌よね。
……もっときれいにすればいいのにね。
……本当よね。

彼女は自分の顔から徐々に血の気が引いていくのを感じた。

ゆっくりと後ろを振り返る。

部屋の隅、かべにつけるように大きな洋服ダンスが置いてある。

その上に何年か前に友達から貰った2体の少女人形がある。

タンスの縁から両足を出すように座り、人形はお互いのカオを向き合っていた。

長い時間放置されていたせいかふたつとも埃まみれだった。

煤けたようなカオをしたままそれらは互いに見つめ合っていたそうだ。

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