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麗しさと魅力的な外観を持つダイハツ自慢の往年セダン車・シャルマンの歴史に迫る!

軽自動車ではないダイハツの普通乗用車・シャルマンは、自社のフラグシップモデルも果たしていた名車である。これだけの貫禄を出した理由は、やはりトヨタのカローラをベースとしていて高級感を醸し出している、プラットフォームやエンジンもカローラからそのまま受け継いでいることが当てはまる。

更新日: 2019年07月18日

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しかしこれだけ立派に整えても営業面で成功したとは、決して言えなかったのが残念だ。なお車名はフランス語で「素敵な、魅力的な」を意味している。

cobbyjpさん

丁寧に磨かれたような流麗さを持つシャルマンは、ダイハツの上級車を果たしていた

シャルマンはダイハツ初の「上級大衆車」として1974年にデビュー。ダイハツは1977年に登場した新大衆乗用車「シャレード」、軽自動車「クオーレ」と合わせ、乗用車3車体制を敷き、「大衆の生活に根ざしたクルマづくり」を行ってきた。

初代シャルマンのシャシは、トヨタ・2代目カローラをベースとしている。

ダイハツ シャルマン バン カスタム 1981年式 昨日の旧車イベントで一番心惹かれたヤツ pic.twitter.com/obqgr1ELy0

前身は同じく4ドアセダンを留めた乗用車・コンソルテだった

シャルマンの前身にあたる車は、同じくダイハツで手掛けたコンソルテだった。こちらも普通乗用車の形を留めているがセダンとクーペの2種類があり、トヨタとの提携で実現した名車である。ボディはトヨタ・パブリカと共通だが、エンジンはダイハツ特製の直列4気筒FE型1000ccが使われた。販売期間は1969年から1977年の間で、登場したのはたった1代のみだったが、シャルマンの礎を築いたことに変わりはない。

初めて買った車。 s48年式 ダイハツ コンソルテ1200GL KP47スターレット仕様。 pic.twitter.com/xpTXs137wK

本日は少し遅めのランチを、国立「月草」でカレー食べました。 ランチを食べながら、先日神保町で仕入れた古本を眺めていました。 1974年の”新車アルバム”という本ですが、ダイハツのコンソルテが載ってました。懐かしい! 当時のトヨタスターレットのOEM車ですね。 小鹿ミキが泣かせますねー。 pic.twitter.com/YYqVkVWBQq

初代A10/20/30/40型から高級感を醸し出し、ライトバンやステーションワゴンも揃えていた

1974年にダイハツ初の普通上級車・シャルマンの第一歩が始まった。形状はノッチバックセダンだけではなく、ライトバンや輸出仕様のステーションワゴンが揃い、ダイハツのデザインを生かしたと、COBBY。肝心のエンジン、トランスミッション、プラットフォームはトヨタ・カローラのものを流用しており、エンジンはしばらくすると排出ガス規制に適合できるものとなった。シャルマン自体を見てみると、エンジンを格納する前方のフロントノーズが若干長いことがわかるが、これは車そのものの個性をアピールしているようにも見える。

変にカッコいいマークといえば、初代シャルマンのステアリングホイールの中心についたダイハツマーク。 オーバークオリティだと言われればそこまでだけど、こういう無駄が購入意欲を掻き立て、所有した時の満足感を与えるのでは。 pic.twitter.com/5vzyzWJ3zD

“今日の草ヒロ” カローラのOEMでダイハツから販売された初代シャルマンの前期型です。長野県にあった、旧車が何台も固められていたヤードの中でも撮りやすい位置にいました。前期を見るのは初めてだったので、ヤードモノとはいえ嬉しかったです。 pic.twitter.com/aC2Yd0uhyq

初代シャルマンの後期って130クラウンの丸目っぽいって昔から思ってたけどどれだけの方が共感して頂けるだろうか pic.twitter.com/TJmrdPkfdF

残念ながら市販には至らなかったが、変わり種のハイブリッドモデルも登場していた

毎日研鑽を惜しまなかったシャルマンは、エンジンとモーターで動かすハイブリッド仕様も登場した。こちらはこれまでの方式とは大きく異なるように設計され、駆動はモーターに任せることもあり、制御はコンピューターで行うというのが特徴である。アクセルペダルを踏んで加速すると、何の騒音も出さずに滑らかに速度を出していき、エンジン余力や減速&制動時などの回生ブレーキで自動的に充電をすることもできる。しかしこれはあくまで実験的要素が強いものだったので、残念ながら一般に向けた市販はされなかった。

ダイハツ シャルマン ハイブリッド試作車『ドライバー』(八重洲出版)1980年2月5日より/今から36年前、鉛電池をトランク一杯に積んだ元祖ハイブリッド車、当時ほとんど話題になりませんでしたが/じつはこの分野、ダイハツが先駆者でした pic.twitter.com/b2hvx2VmPB

2代目A35/A55型になっても、研鑽は怠らず、最後の時まで活躍できるよう設計した

あれだけの名を馳せたシャルマンは、1981年に2代目となった。今度は形状がノッチバックセダンのみとなり、エンジンとトランスミッション、シャシーは相変わらずカローラのものを流用したが、エンジンはトヨタ製のトヨタ製4K-U型OHV1.3L、同3A-U型SOHC1.5Lに進化した。ここから最上級グレードのアルティアも登場して、前後で異なるサスペンションも初代よりも高性能なものになった。それでも改良は惜しむことなく続けられ、ステアリングを変更してバンパーを大型化して新たに4速ATを加えた。1987年になるとトヨタはダイハツへのシャシー供給ができなくなったため、在庫の身での販売となり、翌年の1988年にはシャルマンの歴史は完全に終了した。

今日の獲物 遠目でこのフロントを見た一瞬、ダイハツシャルマン!?とかよぎったけど、近づいたら東洋工業のルーチェでありました。 2代目前期型1973年か74年ぐらい… ロータリーエンジン搭載の高性能車をシャルマンとは…失礼しました。。 pic.twitter.com/PgXlKLUgV0

ダイハツが、5年ぶりに新規開発した乗用車、シャルマンです。2代目パブリカのOEM車だったコンソルテ同様、地味ながら1970年代のダイハツ登録車を支え、次代に繋げたモデルでもあります。 ancar.jp/channel/articl… #Ancar pic.twitter.com/GfQNqnQDVH

さらに2代目はモータースポーツにも積極的に参加して、独自の高い馬力を見せつけた

2代目シャルマンで忘れてはならないのが、2012年から2014年の間で行ってきた、モータースポーツの参加である。D1GP・全日本プロドリフト選手権に1983年型のダイハツ・シャルマンが出場したのがきっかけとなり、その後車は車体へパイプフレームのロールケージを組み、最大出力400PSに達するSR20DETへ換装された。出場履歴はD1GPのみだが、独自の熱い走りを見せつけたことに変わりはない。

今日は富士カブ主総会行く予定だったけど雨が降るので諦めてお台場のモータースポーツJAPANのイベントに行くことに。普段日の目をみないレッドカーペットのシャルマン。 pic.twitter.com/TUAatp3aWf

モータースポーツジャパンに来ております。今のところシャルマンが今日一ビックリした pic.twitter.com/HNltA8Jyf1

シャルマンの歴史が終わってしまっても、アプローズやアルティスがその意思を受け継いだ

ダイハツ自慢の流麗な普通乗用車・シャルマンはたった2代のみで1988年に終わってしまったが、その姿と性能は同じセダンを留めたダイハツ・アプローズにすぐ受け継がれた。この頃はバブル景気の影響を受けて自動車販売も好調だったので、エンジンは直列4気筒DOHCに、サスペンションは前後共にストラット式に直した。途中で不具合が生じてリコール騒動も起こったが、それでもめげずに改良を続けてきたので、2000年まで販売を継続できた。そしてアプローズはアルティスに思いを託して販売を終了する。

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