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大人になって気づくことも多い?大人のアスペルガー症候群の特徴

発達障害のひとつで、コミュニケーション能力などに偏りが見られるという特性があるアスペルガー症候群。自閉症との違いは、言葉の発達の遅れや知的発達の遅れがないと一般的にされています。また、大人になってアスペルガーと気づく人も多く、家族がカサンドラ症候群を発症するなどのリスクも高くなるようです。

更新日: 2019年07月19日

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この記事は私がまとめました

egawomsieteさん

■アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群は、「対人関係の障害」「コミュニケーションの障害」「パターン化した興味や活動」の3つの特徴を持ち、言葉の発達の遅れや知的発達の遅れがない場合を指す、発達障害のひとつです。

発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさ・凸凹(でこぼこ)と、その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりのミスマッチから、社会生活に困難が発生する障害のことです。

厚生労働省はアスペルガー症候群を「広い意味での『自閉症』のひとつのタイプ」であると定義しています。自閉症の「対人関係の障害」「コミュニケーションの障害」「パターン化した興味や活動」の3つの特徴のうち、アスペルガー症候群では「対人関係の障害」と「パターン化した興味や活動」の2つの特徴がありますが、言葉の発達の遅れや知的発達の遅れはありません。

■大人の発達障害とは

発達障害は先天的な障害であり、成人になって発症することはありません。大人の発達障害とは、大人になるまで発達障害に気付かず、大人になってから診断を受けたり、自覚したりするケースを言います。

発達障害は多くは子どもの頃に気付かれます。しかし、発達障害は人により症状の程度に幅があります。症状が軽度である場合、子どもの頃に発達障害に気付かれないまま過ごすこととなります。

■アスペルガー症候群の特徴

社会性およびコミュニケーションの欠如です。相手の表情から感情や考えを読み取れず、また周りの空気を読めず、雰囲気にそぐわない発言などで困惑させたり、ストレートな意見で人を傷つけてしまったりします。

また、言葉の裏にある悪意や冗談、比喩や曖昧な表現などを理解できません。そのため、コミュニケーションを取ることが難しく、良好な人間関係を築けません。

多くの人は「他者は自分をどう見ているのか」を意識し、「他者を通して自分を知る」ことができます。他者目線に「鈍感」で、自分が他者にどう見えるかを気にせず、自己像がない。それがアスペルガー症候群の本質だと思います。

・言語コミュニケーションの障害

アスペルガー症候群では、知的能力の発達に遅れはありません。しかし、言葉の使いかたが独特であるため、他人との意思疎通がスムーズに行われにくい傾向があります。

たとえば、本などで覚えた難解な言い回しを日常会話でも使うことがあり、年齢や状況にそぐわないことから「変わった人」と思われることもあります。

また、文脈や、言外に含まれる意図を読み取ることが苦手で、相手の発言を文字通りに受け取ってしまいがちです。同様に、相手の声のトーンや表情、身振り・手振りから真意を読み取ったり、ユーモアやお世辞、皮肉や比喩を理解することも苦手な人が多いです。

さらに、耳から入ってくる情報処理が苦手なために、視覚的な情報のほうが理解しやすいという特性もあり、そのため、会話についていけなくなることもあります。

・大人のアスペルガー症候群に共通する特徴

•人の気持ちを考慮するのが苦手で傷つくことも言ってしまう

•自分のことしか考えられないことがよくある

•感情が絡む話し・雑談・日常会話・コミュニケーションが苦手

•興味のあることには没頭しやすくその間は周りの声が耳に入らない

•変化に弱くイレギュラー対応が苦手

•納得がいかないことは理解ができない・人の言うことが聞けない

•大きな音・明るい光・特定の食感・匂いなど何かしらの感覚が過敏に反応する

•空気を読まないような発言をする

•曖昧な表現がわかりにくい

•あまり謝罪とお礼を言わない

•言葉の意味の解釈が特有

■アスペルガー症候群の症状は大人と子どもで差はない

アスペルガー症候群の症状は、大人と子どもで共通していて差はありません。発達障害であることから、子どものころから症状が持続しています。ただ、幼いころに周囲のサポートなどが密で症状があまり問題とならない環境だと、アスペルガー症候群と気づかれないまま大人になってしまうことがあります。

■なぜ大人になるまで見過ごされるのか

周囲の環境や人間関係によってカバーされていた場合です。学校では、決められた日課に沿って生活し、与えられた課題をこなしていれば、人付き合いが苦手であってもあまり問題にはなりません。勉強ができれば、多少場違いな行動があっても、先生や親がフォローしてくれるでしょう。

家族や先生、仲のいい友達といった限られた人間関係の中では、発達障害の特性も「個性的」ということで認めてもらえていたかもしれません。

・大人での発見は二次障害を引き起こすリスクが高い

アスペルガー症候群は知的発達や言語発達の遅れがなく、また学業が得意な場合もみられることから、学生時代にはあまり問題視されることなく過ごせることがあります。

しかし、大人になって就職活動や仕事においてコミュニケーション能力が要求されると、アスペルガー症候群の症状による困難が顕在化して社会生活に影響が出てしまうのです。

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