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物忘れの原因となる認知症 その原因疾患とは?

何らかの原因により記憶や認識、判断などの認知機能が低下し、生活に支障をきたしている状態を指すのが認知症です。この認知症の原因の6割はアルツハイマー症候群とされていますが、他にもこのアルツハイマーや脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉型認知症の四大認知症など原因疾患は多いようです。

更新日: 2019年08月02日

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egawomsieteさん

■認知症とは

「認知症」は、脳の働きの低下が原因となって引き起こされるさまざまな症状のことです。その症状には、主に脳の働きの低下によって起こる症状(中核症状)と、環境や体験、気質によってあらわれる症状(周辺症状)があります。

■環境や体験、気質による症状

徘徊、過食・拒食、幻覚・妄想、不潔行動などがあらわれることもあります。家の外をさまよい歩いたり、お金などを誰かに盗まれたのではないかという考えにとらわれたりして周囲を困らせます。
こうした症状は、環境の変化や治療への恐怖感などから引き起こされることが多く、環境を戻したり接し方を変えたりすることで本人の不安がやわらぎ、改善することがあります。

■認知症の原因疾患

アルツハイマー病、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉型認知症の「四大認知症」、脳炎やブリオン病といった感染症などです。

アルツハイマー病と血管性認知症など、複数の疾患が合併重複する複合型認知症も数多くみられます。正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症、ビタミンB12欠乏症など適切な診断と治療により症状が回復する認知症もありますが、その多くが進行を食い止めることはできません。

・アルツハイマー病

アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβやタウタンパクというたんぱく質が異常にたまり、それに伴い脳細胞が損傷したり神経伝達物質が減少したりして、脳の全体が萎縮して引き起こされると考えられています

しかし、なぜそうしたたんぱく質が蓄積してしまうのかははっきりわかっていません。

アルツハイマー型認知症では、このような脳の変性や萎縮がゆっくりと進行します。

発症(診断)時点で、既に長年にわたり原因たんぱく質が蓄積しているため、現在では効果的な予防や根本的治療が困難といわれています。

60代以上で年齢が高くなるほど多くみられるようになりますが、40~50代など若い世代で発症する若年性アルツハイマー病も存在します。

若い世代の発症の場合、近親者にアルツハイマー病がみられるなど、遺伝性が推測されますが、高齢発症の場合は遺伝との関連性は薄いとされています。

・脳血管性認知症

脳血管性認知症とは、脳の血管障害でおきる脳梗塞や脳出血によって起こる認知症です。脳梗塞とは脳の血管が詰まって、脳の一部に血が流れなくなってその部分の脳の働きが消えてしまう病気です。脳出血は脳の血管が破れて出血し、その部分の脳細胞が溜まった血液によって押されて様々な症状が現れます。

・前頭側頭葉型認知症

「神経変性」による認知症の一つで、脳の一部である「前頭葉」や「側頭葉前方」の委縮がみられ、他の認知症にはみられにくい、特徴的な症状を示します。神経変性による認知症は、脳の中身である神経細胞が徐々に減ってしまったり、一部に本来みられない細胞ができ、脳が委縮することで発症することがわかっています。

脳の中で、前頭葉は「人格・社会性・言語」を、側頭葉は「記憶・聴覚・言語」を主につかさどっています。

 そのため、前頭側頭葉型認知症を発症すると、これらが正常に機能しなくなることにより、下記のような特徴的な症状が表れます。

・ブリオン病

プリオンという蛋白質が脳内に増加することで起きる病気ではないかといわれています。初期には、脳の外見上の変化はあまり目立ちませんが、末期には著しく縮小します。進行は比較的ゆるやかですが、いったん症状がでると急速に悪化します。

初期症状としては、めまい、しびれ、起立・歩行障害、視覚異常、記憶障害、言語障害、頭重感、不随意運動などが現れます。痴呆は急速に進み、筋肉の収縮が勝手に起こり、記憶力はひどく衰え、しばしば人やものの認識もできなくなり、終末期には言葉もしゃべらず呼びかけても反応しなくなります。

有効なものはない

有効なものはありません。栄養補給や環境衛生に気を配り、けいれんなどの対症療法、かぜなど感染症の治療に加え、清潔を保ち、床ずれを作らぬよう注意するくらいです。患者の脳や血液、内臓には感染力があるので、血液や便の取り扱いには十分な注意が望まれます。空気感染や接触感染はないといわれています。

・レビー小体型認知症

原因は不明ですが、脳の広い範囲にレビー小体という異常な蛋白がたまり、脳の神経細胞が徐々に減っていく進行性の病気です。1990年代の後半になって広く知られるようになった比較的新しい病気です。

レビー小体病はアルツハイマー病、血管性認知症に次いで3番目に多い認知症です。認知症患者さんのなかでの割合としては、およそ20%くらいです。
100人中何人といった有病率は明確ではありません。

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