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人の命を奪い続ける「警報機や遮断機がない踏切」が存在するワケ

警報機や遮断機がない「第4種踏切」があります。命を奪う事故が起こり続けているにも関わらず、なぜ放置し続けるのでしょうか。

更新日: 2019年08月10日

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■踏切

踏切(ふみきり)とは鉄道と道路が平面交差する箇所に設けられる設備。法律上は踏切道という

鉄道が道路と平面交差する場所。その構造,設備により1~4種に分類される

現在、法令によって原則として踏切を新設することはできない。

■その中で、警報機や遮断機のない「第4種踏切」がある

警報機や遮断機がない踏切。遮断機と警報機があるのは第1種、人が遮断機を操作する第2種、遮断機はないが警報機と警標がある第3種がある

※第4種踏切とは

多くは「とまれみよ」と書かれた標識がある。都市部には一般的な第一種踏切の代わりに、信号機などで踏切の通過交通を制御している第四種踏切がある。

第4種は18年3月末時点で全国に2726カ所。死亡事故が後を絶たないため、運輸安全委は鉄道会社に廃止や第1種への変更を求めている

■第4種踏切で多くの人の命が奪われている

2015年度までの5年間で第4種踏切100カ所当たりの事故件数は、遮断機と警報機が整備された踏切の1・5倍。

「第4種」は設置数が全体の9%で事故数が全体の13.2%です。「第4種」は設置数の割に事故数が多くなっています。

国の運輸安全委員会は、第4種踏切の死亡事故について、平成26年度から調査を始め、ことし2月に調査結果をまとめました。この5年間に起きた事故で亡くなったのは35人

■多くの悲しいニュースが…

福崎美紀さん、29歳。夫の大智さんと生後10か月の娘と3人で暮らし、仕事に復帰したばかりでした。娘の成長を何よりも楽しみにしていたといいます。そんな幸せな日々が一変したのは、去年の6月16日

第4種の踏切を横断中に列車と衝突して死亡しました。

21日、神奈川県逗子市にある踏切で、92歳の男性が電車にはねられて死亡する事故が発生。

2019年3月のニュースです。

昨年9月、茨城県筑西市の関東鉄道常総線の踏切で、自転車に乗った小学4年の男児=当時(9)=が列車にはねられて死亡

2017年のニュースです。

広島県福山市のJR福塩線で2018年9月、小学4年の女児=当時(9)=が警報機や遮断機のない「第4種踏切」を通行中、列車にはねられ死亡

■事故が起きてしまう原因は

女児は「遮断機、警報機がない踏切が存在することを知らなかった可能性が考えられる。また、もし知っていたとしても、(女児の)年齢では危険予測が難しい場合がある」

警報機や遮断機のない踏切が「認知されていない」という現状があるようです。よって、注意することなく渡ってしまい事故に遭うというケースがあります。

渡る際の安全確認がドライバーに一任されるが、「列車の本数も少ないし、どうせ来ないだろう」という安易な考えで安全確認をせずに横断し、結果として事故に遭うケースが目立

線路のカーブや民家の塀、木々の影響で、列車の接近が分かりづらいケースがあるという。「踏切に入ろうとしたら、近くまで来ていた時もあった。とっさにバックしなかったら危なかった」

視野が悪い場所に設置されていることが多いということもありそうです。

■いったいなぜこのような危険な踏切が存在し続けるのか?

市は、生活道路として利用する住民がいる以上、住民の理解を得ずに踏切を廃止するのは難しいといいます。一方で、利用者は限られていて、数千万円の費用がかかるとされる遮断機などの設置には、鉄道会社も消極的

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